ひとつ前の記事「ニノの『坊ちゃん』の記事で」の中で、8月5日の「プレミアムシネマ」で「父と暮せば」を放送すると書きましたが、忘れることなく見る事が出来ました。
「父と暮せば」は前から見たいと思っていた舞台でした。
ストーリーは知らないものの設定などは知っていました。
それの映画版。
主演は宮沢りえ、原田芳雄、それから浅野忠信。
ああ、これは舞台をそのまま映画にしたような作品なんだなと思いました。
そして舞台ではたぶん、登場人物は二人なのだとも思いました。
それらの比較もしたいので、映画のサイトなどではなく、ここでもwikiで確認させていただきました。
「父と暮せば」wikipedia ←リンクしていますので、あらすじや比較などなど興味のある方はどうぞ。
上記にも書きましたが、原爆投下のシーンや広島の街並み、木下と言う青年との交流のシーンが描かれているものの、それでも舞台劇を映画で撮ったと言う印象は否めません。
それがかえって静かで胸に突き刺さって心に残りました。
ただ演劇と言うジャンルは苦手な映画好きさんには、たぶん「何かが違う」と言う印象が残ったかもしれません。
でもふと気が付けば日付が変わって、今日は8月6日ではありませんか。
今日この映画を語るのに、映画評など不要であると思いました。
映画での登場人物は3人。舞台では二人。でもこの物語をリアルと言う世界に持ってくるならば、きっと登場人物は一人なのだと思います。
過去の苦しみと悲しみと向き合うのは自分の中に存在するものとの対話でしかないのかもしれないと思いました。
それは自分自身でもあり、時にはそれは死者であったり・・・・。
劇中で、なぜそこまで生きている事に娘は罪悪感を抱いているのかと言うことが、父との対話で明らかになっていくのですが、もしも自分だったらと、思わず考えて涙が溢れました。
70年前に広島と言う街で起きた悲劇は、人類が未来のために忘れてはいけない悲劇だと思っています。
原爆ドームの画像を再掲しようと、自分のブログ記事を検索しましたが、その記事を読んで、今日読んでほしい記事だと思ったので、リンクしておきます。
良かったら読んでくださいね。
父と暮せば(予告)
やはり、テレビでした。
父と暮らせば。
原田芳男さん、
もう、おられないのですね。
↓
8月の結婚式。
ほんとに、昔々のお式とは様変わり
しましたよね。
いまの若いこは堅実でドライです。
かくいう我が家の長男夫婦は
なし婚
なんですよ。
・・はなこころ
>原田芳男さん、
もう、おられないのですね。
本当に寂しい限りです。原田さんはデビューした頃、ギラギラとした感じが魅力的な俳優さんでしたが、年を重ねてまた深みが出たのが魅力的でしたね。
※ ※
今回出席した結婚式は、親がほとんどノータッチみたいだったのに、友達が多くて100人越えの盛大なものでした。若くてもそんな結婚式が出来るんだなと感心しましたが、うちの子にはあり得ないと思いました。
「なし婚」って良いと思います。
家族同士で静かなお食事会程度の結婚式が良いなあと思ったりもするのですが、その前に「お相手」がいない事が問題みたいです(笑)
舞台は実は、この夏(先月)やっと観ることができました。とても井上さんらしいセリフの数々。素晴らしかったです、主演のお二人(栗田さん・辻さん)ともに。こまつ座の舞台は、どちらかと言うと年配の方が多いように思うのですが、私の席の少し後ろに大学生らしい男女数人連れが観てらして、ほのかに嬉しくなりました。
>「なし婚」
え~っと、実は、○十年前の私たち自身、お互いの近い親戚同士が集まっての食事会―途中で両方の親と、親戚代表の方々にご挨拶をお願いするというーで入籍を報告する、という形で済ませました(笑)。
って、何が「やっぱり」なのかって上手くは言えないのですが、ちょっと簡単に言ってしまうと、好みとか考え方がやっぱり似ているんじゃないかなって・・・(笑)
例えば「なし婚」についても。
私は勇気がなくてそれを言い出せなかったけれど、自分にとって理想の結婚式は、本当はそういうモノだったんじゃないかなと思うのですよ。
>大学生らしい男女数人連れが観てらして、ほのかに嬉しくなりました。
これ、分かります。
それとはちょっと違うのかもしれないのですが、広島の原爆資料館にたくさんの外国の人が訪れているのを見た時、その人たちに、思わず心の中で「ありがとう」と言いたくなってしまった私です。