森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

胸がキリリと鳴く

2019-10-11 01:22:51 | 同じ時代の船に乗る
 
rest in peace
ねえねえ、あの時さ、 「私たち、ここで降りるんじゃない?」って言ったのは、たしかあなたよね。 私たち、結構似た者同士よね。 落ち着いているように見えるけれど、 しっかりしているよ......
 

 

上の囲みは昨年の10月10日に投稿したものなんです。

愛子さんがいなくなってあっという間に一年が経ってしまいました。先日、1周忌と言う事で愛子さんの家に行ったのですが、そのお話はまたの時に聞いて下さいね。

今日の私は、いいえ、それは私だけじゃないはず。今週末の台風の事は、とっても心配ですよね~。いろいろと考えたり行動したりしなくちゃいけませんよね。

本当はそれで頭の中がいっぱいと、私は言いたいです。

 

だけど今日、お友達から電話がかかって来て、闘病中の友人が亡くなった事を知らせてくれたのでした。

この人の事は、「最近の備忘録」と言う記事の中で書かせていただきました。

その記事の中で「脳梗塞」と言う言葉が出てきますが、彼女はある場所の癌だったのです。詳しく書かないのは、今闘病中で頑張っていらっしゃる方が、万が一いらっしゃるといけないからで、彼女への配慮というわけでは無いです。

ただ言える !

煙草は本当に本当にダメですよ~、やっぱり。

逃れられない運命がやって来ますよ。

 

上にリンクさせた記事の中で

>『その闘病中(その時は発病前)の友人とお電話をくれた友人とは、喫煙の事で不愉快な気持ちになり、ずっと疎遠でいたのでした。二人の事は結構好きな人たちでしたが、煙草の煙でせき込む私には、ヘビースモーカーだった友人とも、その立場を庇う人とも会えなくなるのは仕方がない事だと思ったからです。

世の中には人の断捨離と言う言葉もあって、私はあまり好きな言葉ではなかったのでしたが、生きていく道では、そう言う事があっても仕方がない事なのかも知れないと思ったりもしたのでした。(なんたって健康被害が現実的だったもので)』

と、書かせていただきました。

本当は、これ、私にとっては簡単な事ではなかったのですよ。だって寂しいじゃないですか。せっかく仲良くなって、徐々に楽しくなっていったのに、あれやこれやと我慢を重ね、とうとう意志を持って決意せざるを得なかったのですから。

あの時、姉に

「こんなことしていたら、私には友達が誰も居なくなる。最後はたった一人で死んでいくんだ。」と嘆いて言ったことがあるのです。でも姉は

「やっぱり自分の体だよ。その人は仕方がないと思うよ。」と言ってくれました。

 

もう会わないと決めたあの日。

だけどいつかは会えると、心のどこかで想っていたと思うのです。

そしてとうとう会えないままお別れしてしまいました。

病気の事を知った後、2月にメールを一回送っただけ。すぐにお返事が来て、ちょっとだけホッとした私。またメールすると書いたのに、ちょっと間が空いただけで、怖くて送ることが出来なくなってしまいました。

去っていった人にはいつだって悔いは残る事になっているのでしょうか。

 

だけど楽しい想い出もたくさんあったよねー。

例えば2009年の「10月を振り返って」の中に・・・・

> ある日、私は寂しくて・・・
用がある電話も、ない電話もみんな留守電で、世界中の人は皆忙しくて私だけがたった一人ぼっち・・・。それなら良いや。私は一人で生きて行くと決意したらかかってきた電話。
「ごめん。今日ね、和食バイキングに行っていて、たまたま席を立った所だったってわけさ。今帰ってきたから、来ない?」
と言われてほいほい出かけて行ったわけさ。暗くなるまで、語り合っちゃって、友人が帰る時外まで送ってくれました。
「今日は熱く語り合っちゃったよね・・・。あら、でも何を話したか忘れちゃった?!」
私、コケました。でもそういえば何を話したかしら。まあ、いいか。もう寂しくなんかないし。

一緒に食べたケーキ。

(なんだかこんなのを見ていたら涙が出ました・・・・・。)

 

だけど同じ記事内に

>自分の町を知る楽しさ」の中でも書きましたが、陶板浴の帰りにも友人達とランチはしました。煙草をたしなむ友人達は、ララポの中でお食事するより、喫煙席があるところを選んで、駅近くのところでボリュームたっぷりのスパゲティランチを頂きました。・・・・、ああ、私はいつか副流煙でバタリといってしまいそうです。みんな禁煙しましょうよ、と言ってみたりもしますが、そんな気はさらさらないみたいです。その帰り、超綺麗な友人宅にお邪魔して、自分の家に帰ってがっかりしたって話しはしていなかったと思いますが、皆様もそういうことって、ありませんか?

 

その頃からキラキラ光るプラスとモクモクのマイナスが混在していたのですね。

 

たくさんランチしました。忘年会のリッチなランチも食べました。映画も一緒に見ました。他の友達は知らない事だけれど、二人だけで買い物にも行ったよね。

 

そして私はいつも思い出す彼女の言葉があるんです。

私「この前藤原竜也のお芝居に行ったんだ。」

彼女「じゃあ、それで一か月は楽しめるわね。」

私「・・・・・・・!!」

 

お仕事のピークの時代が過ぎて、次の時代をどう生きて行こうかと悩んでいた(今も悩んでいます)私に

彼女「そんなの簡単よ。毎日に楽しい事を見つけて生きて行けば良いのよ。そう言うのは得意なの。」

私(心の中で)「そんなので良いのだったら、私だって負けてないんだけれど。」

 

この二つの言葉は、時には反発、時には共鳴と思考の振り子を揺らしながら、今でも考えさせられる言葉です。

楽しい毎日楽しい人生でしたか ?

きっとあなたは美しい笑顔で、「はい」と答える事でしょう。

楽しい想い出や、大切な言葉をありがとう。

 

友達からの電話

「××さん、10月2日に亡くなって・・・・・・」

私「えっ!?  ちょっと待って! それ愛子さんの命日と一緒よ!」

 

えっ、どうしてって言われても、それに理由なんかあるわけがありませんよね。

だけど私の胸はキリリキリリと鳴いて、人生の秋とはこんなに寂しいものなのかと思い知らされたのでした。

 

 

 


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相棒18 第1話「アレスの進撃」

2019-10-10 08:49:24 | ドラマ(相棒)

いきなりですが、吃驚しました。

何がかと言うと、なんと「相棒」が「見逃し配信」をするのだそうですよ。

なるほど~と思いました。

これは何を感心しているのかと言うと、先日から「相棒」の過去のシリーズがあちらこちらで(GYAO!とかAmazonプライムでとか他でも)配信されていて、それも嬉しかったし驚いていたからです。こういう事を始めたと言う事は、「見逃し配信」もすると言う事だったのかと思ったのです。

期間限定の見逃し配信は、HPからも行けますよ。HPは→こちら

見逃し配信の記事は→こちらです

 

ところで「テレビ朝日開局60周年記念」と冠を付けるだけあって、力が入っているなと思いました。

北海道までロケに行ったと言うのもそうですが、

ラインに送られてきた、コレ ↑

まるで映画のポスターみたいじゃないですか。ちょっと昔の映画っぽいですけれどね。^^

 

冒頭からの演出にもそれを感じました。「サラメシ」ならぬ「ポリメシ」と言う所でしょうか。みんながそれぞれのランチを食べている所が面白かったですね。

もちろん記者の風間さんは「サラメシ」ですが、リッチなお弁当よりも、彼女のオサレなランチが一番心惹かれました。やっぱり何を食べるかも大事ですが、どこで誰と食べるかも大事な事ですよね。

皆さんは誰のランチが良かったですか。

 

さてさてそんな外枠の話ばかりしていてはいけませんね。

夫殿が、何かの孤島とか言うと(面白いかどうか)怪しいななどと言いました。

それは「相棒」の成宮君との映画「巨大密室 !特命係絶海の孤島へ」が彼にとってはど派手なだけの、「相棒」らしくないガッカリだったものでトラウマになっているのです。

だから島と聞くと「怪しいな~」となるのです。

私は美しい風景が見られそうだと思ったので、「島」は楽しみにしていましたが。

 

そう言えば、また話は外れますが、

「成宮」と言う名前を出したからには、あのことも書くべきなのかと思いました。あのことと言うのは、成宮君が復活すると言う「フェイクニュース」の事です。まことしやかに彼が俳優業復活で、それも「相棒」からで、その手助けをしたのが水谷豊さんだったと言う記事。それを私はツイッターで知ったのですが、その元はyahooニュース。

ネットニュースの評論やネット内職記者さんの「みんなの感想」らしく書くまとめなどは、もう引っ掛からないぞと思っていた私ですが、騙されてしまいました !!

「わーい、やったーやったー」と、喜んでそのまま夜のバイトに行き、帰って来たら、今回のライターさんの輿水さんのツイッターからそれがフェイクであったことを知ったのです。

本当にがっかりしました。

その日の夜は喜んで、その2時間後あとくらいにチョーが付くほどがっかりした人は山のようにいたと思いました。

私はそれでも「嘘から出たまこと」を信じたい。

 

それは儚い願望でも、今シーズンにカイトの嫁くらいは出したら如何でしょうか。

私生活もそれなりに充足しているような笑顔の峯秋を見ていると、「息子さんのその後はどうなさっているのでしょうか。」「お孫さんは無事にお生まれになったのでしょうか。可愛い盛りですね。」などと聞いてみたくなりますよ。

「相棒ワールド」の欠損部分がそこにあると思うのに、ライターさんたちが皆スルーしている方が、なんて言うか不自然に感じている私です。

 

さてさていい加減に本題ですね。

「さっぱり分からなくて~、面白かった~!!!」というのが感想かしら。

これって何気に、最初に出てきた小学生たちのお喋りが概要を表していたのかも知れませんね。

浦島太郎の物語。

 

すると、海岸には防水された右京のスマホが流れ着いていたり・・・・

またロシアンルーレットと言うキノコの粉を盛られた右京は、竜宮城で乙姫やタイやヒラメの歓待を受けている夢でラリっていたり・・・・・

でも子供たちの話の論点は、竜宮城はテロリストのアジト、乙姫がテロリスト、鯛やヒラメもその仲間って事ですので、その図式に当てはめると、おのずと連続殺人の犯人が見えてくると言うものですね。いやいや、もちろんその図式が正しいとは言えず、今の時点では可能性と言う意味です。いや、しかしこれこそ撹乱のフェイクかも知れませんしね。

しかし「信頼と友好の館」のミナの仲間の女性が、嘘をついていることは、視聴者にも分かるようになっていましたね。右京は彼女の存在を、服の端で見つけたと言うのに(確か?)、彼女の話では辻褄が合いません。

 

それから、分からない時には、分かっている情報から考察し推理するー。

(あっ、それっていつも私が、中学生に数学のお手伝いをする時に言う言葉なんだけれど、意外とこういう時に実践しているのかもと思って笑ってしまいました。)

この場合はタイトルですね。

「アレス」-ギリシャ神話の闘いの神で、戦闘時の狂乱を神格化したもの。戦の神と言えばアテネがいますが、彼女は戦いのの計略や栄誉の神。アレスはもっと粗野で残忍な荒ぶる神なのですね。

戦いの神が二人と言う事で、ふと片山雛子の言葉を思い出してしまいますね。

「武器と言うと……何たらカンたら」と言うあそこです。

 

「負けず嫌いなの。」と彼女は皆が知っていることを言っていましたが、議員返り咲きを狙っているのですね。というか、もう出家ごっこは終わったのかしら。

 

フムフム・・・←脳内整理中

 

まあ忘れてはいけない重要事項は、アザラシですよね、きっと。

アザラシをあのような目に合わせただけでも、許せないような気がします。

 

だいたいの整理をしたりすると、外れても楽しさ倍増ですよ。

次回は解決編、楽しみです ♪

ああ、次回も延長ですね。という事は、約3時間ドラマだったのですね。やっぱり力が入ってますね。

 


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シュラトンホテル2連泊

2019-10-09 12:26:54 | トルコ旅行記

「トルコ旅行記」もようやく終盤になりました。と言っても、もう少し続きます。

そこに居た猫や花たちや、すれ違った人たちの事まで書いている旅行記なので歩む速度も遅くなって当然ですね。

だけどすぐに忘れてしまいそうなささやかな事ほど、(忘れてしまうので)書いておきたいと思う私です。

旅行中には「何なの、それって。」ということもあったけれど、それはあまり書かない方かもしれませんね。

 

ああ、そう言えば確かにありましたよね~。「書かない方」と書いたら逆に、ちょっと「何なの、それって。」を思い出しちゃったかも。

ごく稀にトイレでちゃんと並べないヨーロッパ人のお姉ちゃんの事とかをね。

並んでいる隙を狙ってドアが開くと、横入りして入っちゃう若い女性。若くてピチピチの女性だったけれど、育ちが悪いんだなって感じてしまいましたよ。ああ、そうよ。品性が無いってこういうことを言うんじゃないのかしら。

 

それはさておき16日17日はシュラトンアタキョイホテルに二連泊しました。

風景がとっても素敵なホテルでした。

下の二枚目の画像に映り込んでいる宇宙人の目の様なものは、スマホカメラのレンズ部分です。私は窓越しに写真を撮るのが下手なんですよね。ガラス越しにぴったり付けて撮ると言うのが、なぜか苦手。

高い所が苦手なので、無意識にちょっと離れてしまうのかも知れません。

 

 

 

一日目はアンカラからブルサ経由でイスタンブールと移動の強行スケジュールで、これで中華と言えるのかという夕食も午後8時と遅く、それからホテルにやってきたのも更に遅い時間だったのです。窓の外の風景が素敵だなと思いつつ、荷物などを片付けてお洗濯などをしていたら夜も更けてしまったので寝てしまいました。それでも結構寝たのは遅い時間になってしまいました。

翌日の朝食。(7時半スタートだったかな。)

 

黄色く見えるあれは、蜂蜜べったりのハチの巣。トルコではどこに行っても蜂蜜三昧をしてきたように思います。

(この後は14日のイスタンブール観光。)

 

ついでなんで、下のはその翌日の15日の朝食です。(時系列が分かり辛い書き方になってしまいました。)流石にラストの方になって来ると、ビュッフェスタイルでも取り過ぎはなく、意外と少量。それでもトルコのホテルでの朝食は最後だったので、前日よりは多めにとったかも知れません。

この朝食の時点で、午前7時。朝は早く忙しかったと思いましたが、それでもここでの朝食は優雅な時間であったような気がします。

その前日はブルーモスクの後にオリエント急行駅舎レストランで夕食を頂いて、その後にホテルに戻ってきました。

ホテルのすぐ近くにはショッピングモールがあって、その中にスーパーがあったのです。

前日には行けなかった私たちは、疲れていてもいそいそと出掛けました。

 

そこの駐車場に居た猫。角度によって見える模様が違います。三毛猫ちゃん。私は思わずあんずさん(我が家の猫)を思い出してしまいました。可愛い猫でした。

 

 

スーパーでの写真はありませんが、ゴディバのチョコレートが滅茶苦茶安くて、それとメイド・イン・トルコのチョコレート、はちみつにビールなどなどを買い求めてきました。

私たちが欲しいものが見つからず(今となっては何だったか忘れてしまいました。ザクロソースかしら。)ウロウロとしていると、ひとりの若者が近づいて来て、

「私は日本が大好きです。」と言ってくれました。

(それを良いことに)探し物の事を質問する私たち。若者には分からなくて、するとスマホで検索してくれたのです。結局はそのお店では見つからなかったと思います。

親切で優しい人たちはたくさんいました。

だけど彼が出会った大好きな日本人が、私たちでなんだか悪かったナぁと、私はほんのちょっぴり思ってしまったのでした。

日本人が好きと近づいて来てくれた人に、日本のどんなところが好きなのかとか聞いてみたり、もっと好きでいてくれることに感謝の気持ちを伝えれば良かったと、今でも思うのです。

もちろん「ありがとう。」と何度も言ったし、お辞儀もしました。だけどそれはスーパーでの親切な行動に対してだったように思うのです。もっと大元の所からの感謝をしたかったと思いましたが、その時は頭がボンヤリ、足はパンパン、なんだかいつもうっかりですが、いつも以上に余裕のない人だったと思います。

 

レジの女性は愛想もなくて感じも悪かったです。早口で言われた金額を外国人である私が聞き取れないのは仕方がない事だと思うのだけれど、金額が表示されている所が高くて、チビの私には結構厳しい。そして尚且つ光ってしまって読みにくくて、どんなに目を細めても見えなかったのです。もう買い物にもシニアグラスは絶対に必要ねと思った次第。(悲しいわ~)

ただでさえまごついたのに、このレジの人が最初から不愛想だったのが、私の不愉快な気持ちを倍増させたように思いました。

 あらゆる場面で、マゴマゴする人がいるとその人をバカにするような目線で見る人が若干いて、そう言う場面にたまたま出会ってしまった時、それは対応できないあなたのレベルに問題があるのよって私は思う事が多いのです。これは自分がまごついた時の事を言っていないのです。なぜなら日本では会話と言う緩和剤があるからです。その緩和剤が上手く使えなくなってしまった人と、対応レベルが低い人。それのみじゃなくて、その対応者に今まで育ってきた中での人間性の構築の低さが加わると、時々傍から見ていても気分の悪い場面に出くわすこともあるのではないかと思います。

ここではまさに私はその緩和剤を失った人。だけど、明らかに外国人でマックス目が無くなるほど目を細めている私に、次の手段もない不愛想なレジの人。

「何なの、それ。」って私は思ってしまったので、支払いが遅くなってもうしわけありませんね~みたいな謙虚な気持ちなど湧き上がっても来ません。

そしてこのレジは買った品物をベルトコンベアで下の台に落とすタイプの物でした。日本にもありますよね。袋入れをレジ間近で行うやつ。それこそマゴマゴしているわけにはいかない台です。だけど日本では次の人は棒を真ん中に置き、ちゃんと品物が分かれるように流されるのです。

が、ここの人と言うか、この人は人の買った商品の上に次の人のを平気で流すので、本当に舌打ちしたいような気分になりました。本音を言えば「no!!」と叫んで、レジ指導をしたい衝動に駆られたくらいです。もちろんやりませんが・・・・。

よその国ですからね。

でもやっぱり、本当に教えてあげたかったです。棒を1本置いて、私の買った商品と次の人の商品を分けるなんでもない動作を。

 

長々書いていますが、確かに不愉快ではあったのですがそれは数分の出来事。

それよりも私、この数日間でガイドさんが言っていたトルコの女性の就業率とか、スカーフを街中で被っているのは、みんながやっているからという理由だけで自分の考えなどないなどと言う自国の女性を貶めるような発言とか、何かがフッと理解できたような気持ちになったのです。

ホテルでも、トルコ語で挨拶などすると、とろける様な笑顔を見せてくれた女性従業員たちも、だいたいはブスーッした顔で仕事をしていました。国際ホテルの真横にあって、様々な外国人が買い物に来るスーパーならば、それなりの対応力がある人が雇われてしかるべきなのに(日本人的発想では)、まったくそんな事もなく、言うなればいろんな意味で「これから」なんだと思ったのでした。

そう言えば、レジの私の前の前の人はインドの方々で、何やら集団で大変そうで手間取っていました。それもあって、レジの女性は最初から不機嫌だったかもしれませんね(日本だったら言い訳にはならないけれどね。お客様カードに書かれて叱られて終わりだ・・・・って、今人手不足なので叱られないかも。で、日本も接客が後退して、海外のお客様に『日本のサービス、思っていたのと違う。がっかりだ』なんてブログに書かれたりする日も近い…なんて事の無いように祈りたいですね。)

 

その数分間の出来事を除けば、はっきり言ってトルコスーパー体験は、親切な人との出会いありすれ違った人との微笑み交換あり、そして何よりもいろいろな面白いものに出会えてとっても楽しい時間だったのです。

レジでのことにしたって、私にとってはある意味学びの時間であったように思います。

 

カッパドキアの記事で、お酒を飲んだのはそこでのバーで一回だけと書いたのですが、それは過ちだったと思い出しました。トルコのビールは美味しかったかなと、買ってホテルで飲みました。

美味しかったです♡

 

 

 

 

 

 


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土の中の孤独な妖精たちは

2019-10-08 00:54:21 | 梢は歌う(日記)

夕方の5時半くらいにちょっと作ってあったカレーを食べたので、今日はもう夜は食べないようにしようと思っていました。

だけど夜の短いバイトのストレスが半端なくて、夜遅くに食べてしまいました。なんだかそれをちょっと後悔したりするならまだしも、そんな事はどうでも良くて、過食に走ってもそれでも心の重さが取れません。

お布団の上に転がってゴロゴロしていましたら、夫殿が

「お風呂に入っちゃうね。」と言いました。

なぜ許しを請うかのように言う ?

と、そんなくだらない事を考えながら、更にくだらない事を考えてしまいました。つまりそれは、なんだか横たわる体の上にバサッと土などを掛けて頂きたいような、そんなイメージの衝動にかられたのです。

もちろん本当になったら困ることです。それは恐ろしい事で、マジにサスペンスです。

だからイメージです。

身体はどんどん土の中・・・・・・・。

 

ああ、そう言えばさ、ちっとも涼しくならなかった今日この頃。この前子供がセミの鳴き声を聞いたってね。

 

「今でもセミは居るのですか。」と聞かれたけれど、

「いつまでたっても暑いですからね。勘違いしていたセミもいるかもしれませんよね。」と私は言いました。

そしてまた、きっと死ぬタイミングを逃したのかもなと、私は密かに思いました。もちろん子供には言いませんけれど。

 

それでまた思い出したのですが、以前中学生とセミの幸せについて話したことがありました。

「蝉は地上に出て1週間の命って言われてますが、1か月くらい生きるのもいるらしいですよ。」と中学生が言いました。さらに「3年から長いものは17年も土の中にいるらしいですよ。それなのに長くて1か月だなんて割に合わないとおもいません?」

「あらッ、だって、幼虫の時だって、セミはしっかりセミなのよ。成虫になった時がセミの本当の人生で、幼虫の時は仮の人生と認識することが間違いで、長さから言ったら、セミの本来の姿と言うのは幼虫の姿なんじゃないかしら。何の義務もなくただ成長して行けば良いのだからむしろそっちの方が幸せじゃないかな。それにしっかりと3年から17年生きるわけだから、短い人生の儚さみたいなのを感じる事もないのよね。」と何気にセミを擬人化させ、なかなか面白い時間だったのでした。

 

だけど今日、イメージの土の中に埋もれながら、ふと思いました。

 

もしも土の中の奥底に、セミの幼虫が通る道があり、そしてそのまた奥に、セミたちの交差する空間があるのなら、長い幼虫の時代もそれなりに楽しい時間に違いないと思えるけれど・・・・・・

例えばモニョモニョと土の中のセミの道を歩いて行くと、向こうから同じようなセミの幼虫がやって来て

「はーい、君はそろそろ地上に行く頃ですか。」

「いやいや僕は、あと2年ばかりはダメだと思うよ。それよりもあちらの方の木の樹液は最高らしいよ。一緒に行かないかい?」

「うん、それ良いね。行く行く。」

 

だけど実際は、卵から孵化したセミの幼虫は、その木の上から土の中にもぐって行くのです。きっとその木の樹液を吸って、何年も土の中で暮らすのでしょう。

セミには寂しさや喜びを感じる「心」と言うものはあるのでしようか。

もしもサミシイと言う感情があったならば、それこそ残酷な長い時間と言えるでしょう。

 

虫だからそんなものはないのでしょうー。

いや、だけどあの地上に出たセミたちのマックスの鳴き声を聞いていると

「僕はここにいるよ。僕はここにいるよ。」と待ちに待ったその時を謳歌しているように感じます。もちろんそれは雌たちに向けてのアピール。

だけどそれだけかしら。

「僕はここにいるよ。君はそこに居たんだね。みんなそこに居たんだね。」

孤独と言う鎧を脱ぎ捨てた、種族の雄たけびかも知れないじゃない。

ここまで読んで下さっている方に馬鹿らしいって、すでに思われていそうー。

だけど本当の事は分からない事なのよね。

だってそれ、セミに聞いたことないでしょう ?

 

そして再び私はイメージの土の中。

なんでかセミっていつも擬人化しちゃう。

「君、寂しくないの ?」と私は聞きます。

まだ地上に出ない人間の幼虫。それだとちょっと気持ちが悪いから、妖精さんにしておきましょう。彼らは人型だから「心」があるのよね。

「僕は分からない。自分の声を聞いたことが無いから。」と彼らは言う。

「僕も分からない。どこに向かったら地上に出る道はあるのだろう。」

「どうしていいのか分からない。」

「だから僕たち、すべて分かっているふりをしているんだ !!」

 

ああ、分かった。

今日の私の失敗がー。

すべて分かっているふりを一生懸命にしている、どうしていいのか分からない寂しい子供たち。彼らを前に同じように、どうして良いのかさっぱり分からなかった私ー。

大人はやっぱり、時々見栄をはってでも、子供たちの前では大人でいようねって事だよね。

 

 

というわけでバサーッと土を払いのけて、地上に出てきました。

日付が変わってしまったので、もう今日ですが、今日も一日頑張ろうっと♪

 

 

コメント (2)
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バザールでございます。その1

2019-10-06 02:00:56 | トルコ旅行記

 

「バザール」と言うと、「バザールでござーる」って言いたくなりませんか。でもそれは、ダメだろって事で、タイトルはささやかな抵抗でござーる。

「バザール&街歩き」のその1です。

6月14日には「エジプシャンバザール」に行きました。

と言ってもほとんど写真が無いのですよね。

 

星子さんの写真はどうだったかしら・・・・・

中はこんな感じです。

H 

私が映っている部分を切ったり星子さんが映っている部分を切ったりで、かろうじて中の雰囲気を載せてみました。

 

お土産の半分以上をここで私は買ったんです。

これを買うと決めていたものもあって、ラストの日にそれをやると、かなりの量を空港でカバンを開けて入れなくてはいけなくなるのが分かっていたので、まさか空港で整理整頓までは出来ないし、前日に出来るだけ買っておこうと決めていたのです。

そして相変わらず、こういう本当に主婦が買い物をしたい場所では、メチャクチャ時間が無いのです。写真が無いのも、それが理由なんです。

 

その日の午前中、

このような所で最初に写真タイムを取ってもらって、その後歩いて移動し、路面電車に乗ってエジプシャンバザールまで行ったのでした。

 

先にお買い物をして、それからランチ。

トップのエジプシャンバザールの写真を、11時16分に撮って、下のお食事の写真が12時38分。

男の人は首を傾げるかもしれないけれど、女の人は分かると思う !

このガイドさん、男だから、こういう所(お買い物の時間配分)が、はっきり言ってダメダメだと思うの、私。

時間が無いものだから、彼が勧めたマロングラッセ屋さんはワイノワイノと大混雑。皆さん、ここではあまり楽しいお買い物が出来たと言えるかどうかってところだと思います。

文句を言ったけれど、私たちは彼が安心と勧めてくれたお店で脱兎のごとく買い物をし、まあまあ予定通りという感じになったのは良かったです。

 

で、お食事の写真です。

 

このお料理の事は、よく覚えています。変わった形のハンバーグ。「キョフテ」と言うらしい・・・・。

しかし、これを食べたお店がどんなところだったのか、まったく思い出せないと言うのはどうしたことかしら。

 

うーんうーんうーん

あっ!!

ああ、あそこだわ、確か。

少し狭い同じ部屋に関西系の日本のツアーの人たちとご一緒になったのです。そのツアーの若い添乗員さんは、次の予定をテキパキと語ると、ツアーの人たちのテーブルにどうぞお使いくださいと、日本から持参した調味料などを置いて行ったのです。

席が近かったので(狭いから)そのお仕事ぶりが目に入り思わず感心してしまいました。

すると星子さんが言いました。

「関西では、あのレベルでやらないと苦情が来るらしいよ。」

ふーん、なるほど~と思ったりもしました。そう言う事って確かにありますよね。

 

君の事は覚えているよー。ニャンコはいつだって天下御免だよね。

 

 下の画像は食事する前の移動時間に撮ったものなんです。

この写真、単なる町の風景を写したものかと思っていました。

 

二人のイケメン少年を写していたのかしら  ?

そして私は、これらの写真を見て、ようやく思い出したのでした。

これは近づいて来る救急車を待ち構えて撮っていたのですね。

イスタンブールは人のざわめきと喧騒の街でした。

あの空と大地と岩と草原ばかりの日々は、すでに遠い過去になりつつあったのでした。

 

この日はここを後にして、トプカプ宮殿→ブルーモスク→オリエント急行の順に進みました。

 


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オリエント急行☆イスタンブール

2019-10-04 01:34:57 | トルコ旅行記

濃密なトプカプ宮殿の後、ブルーモスクではもう私はクタクタ。でもその後、私は復活しました。

夕飯の時間になったからです。

いやいやいや、「夕飯」だからの復活ではありませんよ!

お食事のために訪れる場所に反応して、シャキーンとなったのです。

 

だってだって「オリエント急行」ですよ。

キャー、キャー、キャーてなもんじゃないですか。

でもこの「オリエント急行」の旧駅舎のレストランって、トルコツアーの団体さんが良く定番の場所みたいな感じなんですね。言うなれば

「横川に行くなら『峠の釜めし』よね。」という場所なんじゃないかと思います (^_^;)

でも良いのですよ。例え、イスタンブールの『峠の釜めし』でも、私にとっては「オリエント急行」なんですから♡

 

それにね、私が「トルコ旅行記」を書いていると知っていて、

「あー、はいはい。旅行記ね。長く書いてるね。」と思われている方もいらっしゃるのではないかと思います。だけど、これはそのような方の中にも、ほんのちょっぴり「いいな~」と思ってくれる方もいるのではないかしらと思います。

 

 

そして中は、私のような人のためなのか写真がいっぱいです。

 

雰囲気もイイ感じです。車掌さんの帽子をかぶっての接客です。

他のお部屋。

 

そして元ホームかしら。

 

ここの端まで行ってぐるっと回ると、本当の駅があります。そこがなんという駅かは、ちょっと自由行動が過ぎるかと思って行かなかったのですが、金網にへばりついて電車は撮りました。トルコではごくごく稀にしか電車は見る事が出来ません。これは何処に行く電車なのかしら。

 

そしてそこに居た黒猫。オリエント急行のホームには、こんな黒猫が似合うと思いませんか。

(そうなんです。「ツキヨの黒猫」に載せた猫はイスタンブールの猫だったのです。)

待合室。

 

トイレの前もこんな感じで見えなくしています。

 

ホーム側にあった看板。もちろんこの横には、ニコニコの私が映っているのですが、撮ってくれた人が、

「手前の花にピントが合っちゃうわ。」と言っていたのです。下の画像の手前には、切り落としてしまいましたが花が飾ってあったのです。

そんな事ないでしょうと思って「大丈夫よ。」とか言っていましたが、撮ってくれたものを見てみたら、確かに花にピントが合っていました。この時、わずかな時間でしたが星子さんとはぐれていたのです。

今の時代、写真なんか誰が撮ってもある程度同じだと思っていましたが、そうとは言えないのだなとしみじみと思いました。

 

帰る時に、またお名残り惜しくてパチリと撮りました。

 

ええと。

なんか忘れているような・・・・・。

ああ、お食事でしたね。

 

           

 

ギュベッジと言う名前の煮込み料理らしいです。

 

明日は「イスタンブール」街歩きの予定です。

あっ、そうそう。今時は「イスタンブル」の表記が正しいらしいです。

でも私、「イスタンブール」の方が好きなので、このままいくとにしました。

コメント (8)
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ツキヨの黒猫

2019-10-03 02:23:46 | 梢は歌う(日記)

10月1日、バイトが終わってから近所のスーパーに行きました。

 

増税後の初日から買い物なんて嫌だなと思いましたが、パンと牛乳が無いので仕方がありません。

だから絶対に8%の物しか買わないぞと決めていました。行ってみたら、カードで買えば1日限定で7%引きだとか。

このスーパーではいつもカードでお買い物なので、何の抵抗もありません。だからと言ってわいのわいのとは買ってはきませんでしたが、ちょっとしたお得感はありました。

お店側だって、この増税から買い控えが起きる事は分かっている事なので、いろいろと策を講じているのでしょうね。

 

さてさて、うちの方は東京よりの千葉と言っても、けっこう田舎で、路地に入れば家のお向かいは家庭菜園の畑などと言う所も結構あって、そんな所は夜は本当に暗いのです。

危機管理能力が高いナイトウォーカー(吸血鬼ではない)など、決して歩かない道です。

だけど私はこちらの方が近道で、危ない人も待ち伏せている甲斐がないほど人が通らない事を知っているので、フネフネとその道を行くのです。(別の言い方をすれば、危機管理能力欠如)

暗い視界に暗い道、そこに1匹の黒猫が歩いてきました。

自由に歩き回る猫を見たのは久しぶりだったので、嬉しくなって

「はーい !」などと声を掛けましたが、無視されました。

 

えーっ!?

「はーい」って何  ?

ってなものですが、猫好きさん、歩いている猫をスルーなんて出来ないと、むしろ私は思います。

そして私は大人げない人なので、その猫に

「ニャイニャイ」と言ってやりました。

「無視してるんじゃにゃいよ。」という意味です。

すると黒猫は驚いたような顔をして、しっかりと横を向き私を見たのです。

 

ジィーーーーっと、見ながら歩いて行く猫。

誰だったかしらと言う顔だったと思います。

すれ違ってしばらくして、また私は気になって振り向くと、その黒猫も同じように振り向いていたのです。

目を合わせる私たち。

ちょっと嬉しい私。

 

そしてまた歩いて、そしてまたも振り向くと、黒猫はツンツン歩いて去って行く所でした。

 

未練タラタラで恋人と別れた人のように、私はしょんぼりして月夜の・・・・あっ、嘘ついちゃった !?

月なんか出ていたかしら。見た記憶が無いな。しょんぼりもしていなかったかも。

世の中にはさ、大ウソつきでありながら、「正直すぎる」と言われているとまた嘘をついている人もいるらしいですから、この程度なら良いんじゃないかしら。

持って帰りますと言いながら、ふと気が変わってパン屋の外のベンチで腰かけて座っても、良いんじゃないかしら。

映画館内で食べようと思って買い求めたポテトを、ロビーでつまみ食いしたってこっそりやればいいんじゃないかしら。

ああ、そうやってどんどんと姑息になり、貧しくてもちっぽけな人生でも、公明正大で堂々と真っすぐに生きて行こうと思っていたささやかな願いまで、この国の税制は、その根元をチマチマと食いちぎって行くのではないかしら。

 

だけどその日の空は確かに藍色で、なんだか二度も振り向いた私がちょっと可笑しくで、暗い夜道を明るい顔をして歩いて行きました。

暗い視界の暗い道、向こうからやってきた黒猫。

ただすれ違っただけですが、ほんの微かな明るさを感じた夜の道だったのでした。

 

トップ画像はその猫にあらず。

じゃあ、何処に居た猫かと言うと、明日からはその猫がいた場所の話から始めて、その後もずっと同じテーマで書いて行く予定です。

 

 ※ 朝、ちょっと追記しました。


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歩いていた

2019-10-01 22:35:02 | 詩、小説

 

過去の時間に会いたくて

過去の街に行ってみた

過去の街は記憶の中にしかなくて

僕は迷って彷徨うばかり

 

 

過去の街の中で

君も僕も笑ってて

楽しい事ばかりではなかったのに

やっぱり二人は笑ってて

思い出しては

今を生きる僕も笑う

 

 

過去の時間に会いたくて

過去の街に行ってみた

過去の街は記憶の中にしかなくて

僕は見知らぬ街を

ずっとずっと 歩いてた

見知らぬ街の今を

歩いていた

 

たったひとりで

歩いていた

 

 

 

 

※ 10月になりましたので、コメント欄を開けました。

またよろしくお願いいたします。

 


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