正月の縁起物「センリョウ」(千両)はセンリョウ科の常緑小低木で、
関東以西の常緑樹林化に自生します。
正月の切り花として床の間に飾った後、
その種子を実生して芽生えたものを鉢で育てました。
鉢植えで株立ち状になりましたが、樹高は50cm程です。
陽に当てると葉焼けしたり葉が黄変し、美しい緑色が維持されないし、
日陰過ぎると実付きが悪くなります。
7月上旬のセンリョウの花です。黄緑色の変わった花には、花弁が無く、
花軸に緑色の雌しべが付き、側面に淡黄緑の雄しべが直接出ています。
7月末、花から小さな緑実へ、
10月下旬、果実が色付き始めました。
11月上旬の朱赤色に変わった実です。
11月下旬、果実の大きさは径5~6mmで、
実が葉の上に生るので目立ちます。
正月を飾った、果実の今日の姿です。
次は、変種の「キミノセンリョウ」(黄実の千両)です。
ポット植をHCで購入しました。
7月の花はセンリョウと同じです。
8月初めの緑実です。
10月下旬、まだ緑色です。
11月上旬、緑から黄色に変わって来ました。
11月末の実成り姿ですが、実付きが少ないです。
この後は、実付きのまま雪囲いの中で、春までに野鳥が食べます。