「マンリョウ」(万両)は、関東以西の林内に自生する
ヤブコウジ科の常緑低木です。
名前がめでたいので正月の縁起物とされます。
町内の保育園の園児たちが、実生苗をペットボトルに植えて、
プレゼントしてくれたのが、この仲間を鉢で育てる契機でした。
現在は樹高80㎝を超えてきた、その苗木です。
7月下旬に、葉の下で咲いた花、
径1cm弱の斑点をもつ白花で、雄しべは黄色です。
花後の小さな果実が育ち、10月中旬の緑実です。
12月中旬の赤熟した果実、緑の葉とのコントラストが美しいです。
昨夏の異常気象で、実成りが少なく、かつ小さい感じです。
果実は鳥に食べられなければ、長く樹に付いていますが、
我が家では春までに、ヒヨドリが食べに来ます。
庭で、こぼれ種で芽生えた小苗を鉢に植えたら、
夏に先端部の葉が枯れ落ちましたが、
樹高20cm余りで実が生っています。