「キキョウ」(桔梗)は、キョウ科の多年草で東アジアに分布します。
山野の日当たり良い所に自生したが、日本では絶滅危惧種です。
庭の南西、サルスベリの樹下に植えました。
草丈100cm余りで、径5cm程の星形の花を咲かせ、
基本種は青紫色ですが、白・桃色・二重咲きなどの園芸種があります。
7月上旬の咲き始めです。
その3日後、
7月中旬の花、
その3~5日後、
7月下旬の花、
8月上旬の花、
咲き終えた花茎先を剪定したら、また蕾が出来てきています。
万葉集の中で、秋の七草として山上憶良が詠んだ歌の中で、
「朝貌の花」は、このキキョウだといわれいます。
「ゴーヤ」(ニガウリ)は、ウリ科のつる性1年草で、
熱帯アジアが原産地です。
未熟な緑の果実を野菜として利用します。
熟すと黄変軟化して、裂開します。下は採り遅れた黄熟果と緑果です。
各
苗の植え付けは5月初め、ウリ科の畝に4種各1本ずつです。
6月下旬の若い果実、
7月上旬の実成りと収穫例、
7月中旬、雌花は小さな果実の先に着き、右は雄花。
ヤマトシジミが吸蜜に来ました。
7月下旬、
ツルがリンゴの樹に伸びて、実を着けました。
収穫例、ピーマン、ステックブロッコリーの新芽と一緒に、
8月中旬、
8月下旬の最終果、隣はミニカボチャです。
「ハンゲショウ」(半夏生、半化粧)はドクダミ科の多年草で、
日本・中国・フィリピンなどに自生し、水辺に群生するようです。
名は、夏至から11日目を半夏生と呼び、その頃に花を着けるから、
又は、葉の半分ほどが白くなるから半化粧と名付けられました。
柴犬と散歩していた頃、道路脇の住宅軒下で、ハンゲショウと出合い、
1株頂いてきました。
少し離れた住宅跡地に果樹を植え、菜園利用を始めていたので、
柿の木の樹下に植えた1株が、殖えて群生しています。
6月下旬、茎先に紐状の花蕾を伸ばすと同時に、
その下の葉が緑色から白色に変わりました。
その7日後、
7月上旬、紐状の蕾を上に伸ばし、
下から順に白い花を咲かせてきました。
その翌日、葉先に緑を残した白い葉が、花より目立ち、
虫を誘う役割を果たしているのでしょう。
7月中旬、
その4日後、花よりも葉が目立ちます。
7月下旬、花が終えて、実が着いた頃、
白くなった葉が緑を帯びてきました。
8月中旬、白い葉が淡黄緑色に変わっています。
8月下旬、昨日の葉姿です。 ほぼ元の緑色に変わっていました。
「ヘメロカリス」はユリ科の多年草で、
ニッコウキスゲやカンゾウなど、日本や中国の原種をもとに、
ヨーロッパで品種改良された園芸種です。
花茎を2本上げて咲きました。
7月上旬の開花です。
7月10日、2輪目が開花、
7月中旬、
7月下旬に咲いた花、 花は長持ちしません。
「ヤブカンゾウ」(藪萱草)はツルボラン科の多年草で、
オレンジ色で大きな八重の花を咲かせます。
原産は中国の帰化植物で、3倍体のため結実はしませんが、
ランナー(匍匐茎)を出して殖えます。
若葉は食用に、根は漢方薬(萱草根)に使われます。
近所の知人が施設に入る時、
ヒマラヤユキノシタと一緒に2株頂いたものです。
庭の西側の2か所、雪柳とキンモクセイの樹下に植えました。
7月上旬の花、
7月中旬の花、
その5日後の花、