「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

NPOサロン in  銀座

2007-08-08 17:40:25 | NPO・地域力
昨日8/7、NPOサロンなる企画があり、
私も、顔を出した。

仕掛け人は、
NPOサポートセンター理事長 山岸秀雄氏。

NPOらしく、
“自立、独立、自腹、非公式、ネットワーク型サロン”
をうたい文句に、
山岸氏が第一回目を企画。

今後
“持ち回りサロン”の実現が計画中。

面白い仲間が、集まるものだ。
夜遅くまで、銀座のオフィスビルの一室で、
飲んでしゃべって、
ネットワークが広がる。
缶ビールの空き缶が積まれ、
空いたワインボトルが並ぶごとに、
夢が広がる。


昨日集まった仲間は、
ベトナムの小児がんに医療援助を考えるNPO代表、
芸を身につけ、公演を企画するNPOの人たち、
観光のNPO立ち上げを考える人、
NPOサポートセンターのスタッフ、
このスタッフは、山岸氏を理事長としているだけに、
スタッフも筋金入りだ。
人生二毛作といい企業をやめNPOに身を置く方や、
海外で環境NPOをやってきた方。

そして、
NPOインターンシッププログラムに
参加している大学生3人も加わった。
経営学部や法学部や心理学部であった。
こどもをとりまく家族の問題を解決するNPOを
立ち上げたいと考える学生がいたので、是非、
実現してほしいと思う。
インターンシップなんぞ、
私の大学時代にはなかった。
いまの大学生がうらやましい。
学部外のことを体験して、
社会に出ることや、
その体験を大学での研究へフィードバック
することは、
非常に有意義である。



昨日も、多くの夢が誕生した。

山岸氏の場合、夢を
話せば話すほど、回りがその話を信じ、
実現するのだという。
夢の大学が、本当に実現できるかもしれない。

山岸氏の話では、
「活動は、おもしろく」が、言葉の次に、
出てくる。


一方、小坂のテーマは、NPOと言えば、次のひとことは、
資金難。だから、お金の流れを、
如何に、NPOの方に向けるシステムをつくれるか。

中央区銀座に
日本のNPOのメッカがある。

おもしろく、
やって行きたい。


手土産の一冊は、
『安全・安心な大都市圏の形成に資する
ソフトインフラ形成に関する調査 報告書
平成19年3月 
国土交通省国土計画局大都市圏計画課
NPOサポートセンター』
貴重な資料であった。
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夏の甲子園 智辯対智辯

2007-08-08 17:08:45 | Weblog
本日8/8、第89回全国高校野球選手権大会が、はじまった。

母校智辯学園和歌山高校が、和歌山県代表で出場。
姉妹校 智辯学園高校が、奈良県代表で出場。

明日、両校とも一回戦。
両者勝ち上がると、
二回戦は、
智辯学園和歌山高校 対 智辯学園高校
が実現。

以前、まさに、
智辯学園和歌山高校 対 智辯学園高校が
実現したことがあった。


表も裏も、甲子園で“ちべんの応援”が飛び交うのは、
一生に一度しか、見れない光景と思い
私も、甲子園に乗り込んだ。

そこでは、久々に同級生とあえた。
結果よりも、旧友とともに、
スタンドで応援したことを覚えている。

卒業してなかなか集まる機会がないが、
甲子園で同窓会ができて、
ありがたいことだ。

今年も、後輩達のがんばりに期待したい。



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夏かぜ 対策

2007-08-08 10:01:33 | 小児医療
夏に流行するウイルス性の病気を、一般的に「夏かぜ」といいます。子どもにかかりやすい代表的な夏かぜとして、手足口病・ヘルパンギーナ・プール熱の3つがあります。夏かぜの対処法などについて、書きます。プール熱は、「咽頭結膜熱」の俗称です。

Q:夏かぜの原因は何ですか?

A:夏かぜは、ウイルスの感染で起こります。主に原因となるウイルスが言われています。参考までに、あげてみますと、
手足口病:コクサッキーウイルスA16型とエンテロウイルス71型
ヘルパンギーナ:コクサッキーA群ウイルス
プール熱:アデノウイルス3型と7型

Q:夏かぜになるとどんな症状が出ますか?

A:まず、手足口病からご説明します。手足口病は、その名の如く、手のひらや足のうら、口の中に小さな水ぶくれができます。ひざやおしりにも出ることがあります。熱は大抵でませんが、高熱がでることもあります。口の中が痛くて摂食ができなかったり、つばが飲み込めず、ヨダレをたらす子どももいます。ごくまれに髄膜炎を起こすこともあります。

つぎに、ヘルパンギーナですが、38~39℃の熱が2~3日間続きます。のどに赤い小さな発疹ができます。それが水疱となり、破れて潰瘍になります。手足口病と同様に、潰瘍による口の中の痛みから、摂食ができなかったり、ヨダレをたらす子どももいます。

最後に、プール熱ですが、これも高熱を出す夏かぜで、39~40℃の高熱が4~5日間続きます。のどの痛みが強く、目やにが出て眼球結膜が充血します。プールに入らないからといって、かからないわけではありません。

3疾患とも、頭痛や腹痛、嘔吐、下痢などのお腹の症状を伴うこともあります。


Q:どのような治療がされますか?

A:原因がウイルスであり、細菌の場合と異なり、抗生剤は効きません。抗ウイルス薬などの特効薬もありません。熱やのどの痛みをおさえる薬、口内炎の薬を処方します。

Q:対症療法しかないということですね。
家庭で気をつけることは何かありますか?

A:まず、大切なことは、水分補給です。水分は十分に取らせてください。すっぱいものはさけ、しみない飲料として牛乳、麦茶、冷めたポタージュスープなどが適します。
 食事については、のどや口が痛く、高熱もあり、食欲がわかないのが普通です。酸味や塩味が強いもの・熱いもの・かたいものはさけ、喉ごしのよいもの、かまずに飲み込めるものがよいです。冷ましたおじや、とうふ、冷めたグラタン、そうめんなどでしょうか。
 高熱に対しては、脱水が進みますので、まずは、十分水分を取らせ、水枕・氷のうで冷やしてください。熱でぐったりする、寝つけないなどの場合は、かかりつけ医の指導のもと、解熱剤をご使用ください。
 お風呂については、高熱などでぐったりしていなければ、入浴しても構いません。
 感染予防の点では、手洗いとうがいが、ウイルスの飛沫感染や接触感染を防ぐために大切です。プールのあとのシャワーや洗眼もきっちり行ってください。

Q:医師にかかっていて一度診断をうけてから、再診した方がよい場合は、どんな時ですか?

A:基本的に、対症療法をしながら、休養をとり、自分の免疫で、治していきますが、
次のような場合は、再度受診し、かかりつけの先生の指導に従ってください。
① 口やのどの痛みが強く水分をあまり飲まないとき
② 3日以上高熱が続く時
③ ぐったりして、元気がないとき
④ 嘔吐や頭痛が激しい時

Q:登園・登校の目安はありますか?

A:特にプール熱になった場合、学校に連絡を入れてください。この病気は、感染力が強いため、通常、主な症状が消えてから、2日間は学校を休ませます。医師に治癒証明をもらい登校してください。
 手足口病とヘルパンギーナの目安は、施設により異なります。基本は、熱が下がり、症状がなくなることですが、かかりつけの先生のご指導に従ってください。


 今、外来患者さんの多くが、夏かぜで受診されています。かかった時は、十分休養をとってください。
 では、暑い日がつづきますが、家族旅行、花火大会、盆踊り、イベントが目白押しです。思い出いっぱいの夏休みでありますように。
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