原子力安全・保安院 深野弘行院長、組織風土をあらため、どうか、安全規制していただけますように期待をいたしております。
*******産経新聞(2011/08/18)******
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「保安院の風土に問題」 新院長が就任後初の会見
2011.8.18 17:31
経済産業省原子力安全・保安院の深野弘行院長は18日、就任後初の記者会見で、各地の原発シンポジウムでの保安院のやらせ問題について「こういうことが起きないような組織の風土づくりをしなければならない」と述べ、保安院の風土に問題があったとの認識を示した。
深野院長は会見の冒頭、「安全規制機関の事務方の責任者として、福島第1原発事故を防ぐことができず心からおわび申し上げる」と謝罪。
原子力安全庁への改組については「新しい組織が立ち上がるまで全力を尽くし、円滑に引き継げるように努力する」と述べた。
深野院長は、前任の寺坂信昭院長が事故対応をめぐり、経産省事務次官らとともに更迭されたのを受け、12日付で就任した。
******以上******
*****東京新聞(2011/08/19)*****
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011081902000039.html
原発「絶対安全はない」 保安院新院長
2011年8月19日 朝刊
原発の安全を守る規制機関としてのあり方に批判が集まる経済産業省原子力安全・保安院。十八日、深野弘行院長は就任後初の会見で、「想定外が起こりうるのは今回の大きな教訓。(今後)原発は絶対安全と言うつもりはない」と、これまでの「安全です」一辺倒の姿勢を改めようとの考えを示した。
原発作業員の安全を守るはずなのに、被ばく線量上限の引き上げを主導し、原発シンポジウムでは電力会社に動員依頼した「やらせ」の疑惑-。
「疑惑を持たれるに至ったことは申し訳なく思う。こういうことが起きない組織の風土づくりをしないといけない」。自分の言葉で伝えようとする深野氏からは、信頼回復に向けた意気込みもうかがえた。
昨年、新潟県で行われた原発関連の避難訓練では、震度5弱の地震で原子力災害が起きたとの想定で訓練を実施しようとした県などに対し、「住民に誤解と不安を与える」と助言する一方、想定震度を上げるようにはアドバイスしなかった。
この点についても、「今回の事故から教訓をくみ取ってよく考えなくてはならないと思う」と、問題点があれば率直に変えていく姿勢を見せた。
ただ、その後で「同じ役所(経産省)の中に規制側と推進側があることで、安全規制をゆがめることはなかったと思う」と、省内での保安院の体制自体には問題はなかったとの考えを強調した。
記者から「話が矛盾していないか」と詰められると、深野氏は「規制をねじ曲げたことはなかった」と淡々と答えた。
*******産経新聞(2011/08/18)******
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「保安院の風土に問題」 新院長が就任後初の会見
2011.8.18 17:31
経済産業省原子力安全・保安院の深野弘行院長は18日、就任後初の記者会見で、各地の原発シンポジウムでの保安院のやらせ問題について「こういうことが起きないような組織の風土づくりをしなければならない」と述べ、保安院の風土に問題があったとの認識を示した。
深野院長は会見の冒頭、「安全規制機関の事務方の責任者として、福島第1原発事故を防ぐことができず心からおわび申し上げる」と謝罪。
原子力安全庁への改組については「新しい組織が立ち上がるまで全力を尽くし、円滑に引き継げるように努力する」と述べた。
深野院長は、前任の寺坂信昭院長が事故対応をめぐり、経産省事務次官らとともに更迭されたのを受け、12日付で就任した。
******以上******
*****東京新聞(2011/08/19)*****
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011081902000039.html
原発「絶対安全はない」 保安院新院長
2011年8月19日 朝刊
原発の安全を守る規制機関としてのあり方に批判が集まる経済産業省原子力安全・保安院。十八日、深野弘行院長は就任後初の会見で、「想定外が起こりうるのは今回の大きな教訓。(今後)原発は絶対安全と言うつもりはない」と、これまでの「安全です」一辺倒の姿勢を改めようとの考えを示した。
原発作業員の安全を守るはずなのに、被ばく線量上限の引き上げを主導し、原発シンポジウムでは電力会社に動員依頼した「やらせ」の疑惑-。
「疑惑を持たれるに至ったことは申し訳なく思う。こういうことが起きない組織の風土づくりをしないといけない」。自分の言葉で伝えようとする深野氏からは、信頼回復に向けた意気込みもうかがえた。
昨年、新潟県で行われた原発関連の避難訓練では、震度5弱の地震で原子力災害が起きたとの想定で訓練を実施しようとした県などに対し、「住民に誤解と不安を与える」と助言する一方、想定震度を上げるようにはアドバイスしなかった。
この点についても、「今回の事故から教訓をくみ取ってよく考えなくてはならないと思う」と、問題点があれば率直に変えていく姿勢を見せた。
ただ、その後で「同じ役所(経産省)の中に規制側と推進側があることで、安全規制をゆがめることはなかったと思う」と、省内での保安院の体制自体には問題はなかったとの考えを強調した。
記者から「話が矛盾していないか」と詰められると、深野氏は「規制をねじ曲げたことはなかった」と淡々と答えた。