「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

8/2日本原子力学会『福島第一原子力発電所事故と原子力安全に関するシンポジウム 』

2011-08-19 17:53:54 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

 日本原子力学会のあり方がマスコミでも取り上げられています。

 こちらでも、見ておきます。

*****毎日新聞(2011/08/03)******
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20110803ddlk08040112000c.html

原子力シンポ:東海村で開催 村長、パネリスト批判も 原発事故から議論ずれ /茨城

 東京電力福島第1原子力発電所事故と原子力安全を考えるシンポジウム(日本原子力学会主催)が2日、東海村で開かれた。大学教授ら専門家によるパネルディスカッションが行われたが、議論は核テロ対策やリスク論など、原発事故と直接関係のない方向へ。村上達也村長が「住民や国民を守ることに視点を置くべきではないか」と声を荒らげる一幕があった。

 この日は、定員の倍に当たる約400人の一般村民らが出席。原子炉工学の専門家らによるパネルディスカッションで、発言を求められた村上村長は「原発事故から議論をスタートすべきなのに、自分の専門から議論をしている」とパネリストを批判。さらに「住民を守る視点がないと、原発なんて運転できない」と発言すると、会場からは大きな拍手が上がった。

 村上村長は冒頭のあいさつでも「地震多発列島に原発を抱えていたこと自体、正気のさたではない」と強調。「脱原発の思想、理念を国民全体で考えるべきだ」と述べた。【大久保陽一】

*****以上*****

 実際に行われたシンポジウムは以下。

******日本原子力学会ホームページより*****
http://www.aesj.or.jp/information/fnpp201103/chousacom/gb/tokaisymp20110802/tokaisympindex.html

福島第一原子力発電所事故と原子力安全に関するシンポジウム

日時: 2011年8月2日(火)13:30‐17:30(13:00開場)(終了)
場所: テクノ交流会リコッティ
     茨城県那珂郡東海村舟石川駅東3‐1‐1
主催: 一般社団法人日本原子力学会「原子力安全」調査専門委員会技術分析分科会
後援: 茨城県東海村

<当日発表資料>

地域からの問題提起・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 東海村 村上達也、前田 豊
 村上様資料  前田様資料
福島第一原子力発電所事故の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・東京工業大学 二ノ方 壽
事故収束への道、教訓と対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・東京大学 岡本孝司
リスクとは何か・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大阪大学 山口 彰
放射線影響・防護・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ JAEA/J-PARCセンター 柴田徳思
パネルディスカション「原子力安全をどう考えていくべきか」
      コーディネータ 岡本孝司、パネリスト 前田 豊、二ノ方 壽、山口 彰、柴田徳思、三瓶正三(原子力防災研究会)
 三瓶様資料

*****以上******

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本日開催。「中央区保健医療福祉計画推進委員会」第2回障害者専門部会8/19金18時半~

2011-08-19 12:33:43 | ブログ目次 / イベント情報・会議日程
 平成23年度「中央区保健医療福祉計画推進委員会」が開催され、中央区の保健医療福祉計画の方向性が審議されています。

 推進委員会及び障害者専門部会、高齢者専門部会が開催されているところです。

 第2回の障害者専門部会開催が近づいてまいりましたので、こちらでもお知らせをしておきます。
 ホームページ上では、お知らせを見つけておりません。

 保健医療福祉の充実を目指す場合、基本となるのが計画であり、この計画を充実させることが「必要条件」と考えます。
 絵に描いた餅で終わらせてはなりませんが、その絵がなければ、何も始まりません。

 まずは、充実した絵、計画をつくっていきましょう。
 皆様の思いを、計画に反映させていきましょう。
 

     記

 第2回障害者専門部会

 平成23年8月19日(金)

 午後6時半

 区役所8階 第一会議室

*第3回障害者専門部会 11月7日(月)予定
 第4回障害者専門部会 平成24年2月10日(金)予定
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赤ちゃんと一緒に気軽に図書館へ、赤ちゃん連れ優遇タイム!中央区立図書館にも。

2011-08-19 10:40:44 | マニフェスト2011

子どもができるとその子育てに追われてしまい、いわば社会と孤立してしまうことにもなってしまいます。

 赤ちゃん連れだと、訪れることができにくい施設も増えてしまいます。
 図書館や美術館など文化施設もそのひとつ。

 逆に赤ちゃん連れ優遇の時間を設定する取り組みは、孤立する子育てを解消することに貢献するのではないかと考えます。

 知と接することは、心が豊かになり、子育ての意欲も高まっていくものと思われます。

 地域で子育てを謳うのであれば、赤ちゃん連れを歓迎する地域でありたいものです。

 杉並区の中央図書館は、毎週火曜日午前10時から正午を赤ちゃん連れ優遇の時間としました。

 中央区の場合、三つの図書館があります。
 曜日を変えて一定時間例えば午前中の二時間などに設定するなら、週に三日、どこかしらの中央区の図書館へ、赤ちゃん連れの親御さんが訪れることができます。

 積極的に導入していきたいものです。

<杉並区で赤ちゃん連れ優遇時間設定を報じた日本経済新聞の記事(2011/08/18)>

 

*****日経新聞掲載翌日の朝日新聞による記事(2011/08/19)******

http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000001108190001

図書館 親子も気軽に

2011年08月19日

◆杉並区が「あかちゃんタイム」

 幼児連れの親子でも、気兼ねなく図書館が利用できる「あかちゃんタイム」を、杉並区立中央図書館(杉並区荻窪3丁目)が今月から始めた。育児中の母親たちの外出の機会を増やす狙いもある。

◇利用者に周知、相談相手も

 16日から始まったあかちゃんタイムは、毎週火曜の午前10時から正午まで。小学生未満の幼児連れの親子や保護者に限って、私語を慎み、静かに本や雑誌を読む図書館のルールの対象外にする。ポスターやチラシ、館内アナウンスであらかじめ利用者に周知し、幼児が館内を歩き回るなどしても「大目に見てもらう」など、他の利用者に協力してもらう。

 「子連れでもゆっくりと図書館を利用したい」「周囲の迷惑を考えると自分の本をゆっくりと選べない」。今年3月、図書館の利用者懇談会で寄せられた意見がきっかけ。児童向けの本の種類が多く、しかも無料で読める図書館は、親子連れにとっては絶好の遊び場。一方で、幼児はじっと静かにしているのが難しく、親は周囲に気をつかってしまう。

 「区内の他の図書館では、他の利用者に『静かにしろ!』と怒鳴られ、泣きながら帰った幼児連れのお母さんもいた」と中央図書館の堀川直美次長(52)。中央図書館には子ども向けの読み聞かせコーナーもあるが、別室ではないため、子どものはしゃぐ声は館内に響いてしまうという。

 16日は普段2、3組という親子連れが20組近く訪れた。「楽しみにしていた」「いつもは静かにしなければと気にしていたので、安心して利用できる」といった声が親たちから寄せられた。

 あかちゃんタイムの時間帯にはボランティアもいて、親たちの手助けをするほか、子育てに関する話し相手も務める。

 「子供が小さいうちは周囲の迷惑と考えて、家に閉じこもってしまうお母さんたちに、外に出て地域とのつながりをつくってほしい」と堀川次長。10月4日まで「強化月間」として取り組みを続け、利用者の反応を見て継続を検討、区内の他の図書館へも広げたいという。
(石原剛文) 

 

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「独立、不偏、学派なし」の中立的助言を科学者が行ってこそ、科学的根拠に則った政策決定ができる。

2011-08-19 08:45:50 | マニフェスト2011
 私の命題のひとつ、「政治は、科学の結論をゆがめてはならない。」

 科学的根拠に則って、政策決定をしていかねばならないと考えます。

 その時に乗り越えねばならない壁は、常識的な科学的結論であれば問題ないが、科学者の間で意見が割れる場合にどのように対応していくべきかということがあります。


 その壁を乗り越えるべき提言を、吉川弘之氏(東京大学元学長)がなされていました。(日経新聞2011/08/18)

 吉川氏は、科学者が行政に行う社会的助言は、「独立で、偏りがなく、どの学派も代表しない」という中立的助言でなければならないといいます。
 もし、一人ひとりの科学者が自己の考えをそのまま助言すれば、学会の中での学問上の対立が社会に持ち込まれて社会的紛争を拡大してしまうとしています。
 そして実際、「わが国でも、公害、薬害、食品衛生、干拓、ダム建設などにおける科学者間の解釈の違いが政策決定の差違を強化して社会的紛争を激化させ、被害や社会的損失を拡大してしまった例が多くあるが、残念ながらこれらから学ぶことがなかった。」と述べられています。
 今回の低容量放射線被ばくの人体への影響の問題でもあてはまると私は考えています。

 吉川氏は、中立的助言をつくるための場として、「科学アカデミー」を提唱されています。
 例えば、正解の科学アカデミーである国際科学会議(ICSU)が温暖化に取り組んだ例を挙げています。

 吉川氏が抱く日本の科学アカデミーのイメージは、以下。


 真の意味で、日本の「科学アカデミー」を築きあげねばならないと考えます。
 国の段階でも、地方自治体の段階でも。

 おそらく、科学的根拠ということの政策を進める上での重要性は理解されているからこそ、都合のよい科学的根拠を述べる御用学者が、行政で幅を利かせているのでしょう。
 科学の真理の追及を求める皆様は、日々のご自身の研究が忙しく、政策決定にまで手がける時間的物理的余裕がない状況に多々あられることでしょう。
 気をつけねば、中立的助言を述べるべく科学アカデミーも御用学者で占められてしまっては、元も子もなくなります。

 市民に開かれた、オープンな議論ができる環境をつくることが、真の科学者が集う科学アカデミーを築く第一歩であると私は考えます。

*吉川弘之(よしかわ ひろゆき)氏:33年生まれ。東京大工卒。工学博士。専門は、設計学、信頼性工学。
 
 
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