「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

乞うご期待!中央区長選挙 公開討論会 計画中

2007-03-02 18:33:39 | シチズンシップ教育
私の属する東京 青年会議所では、
この4月に行われる統一地方選挙における
中央区長選挙の公開討論会を計画している。
(確定すれば、あらためて日時、場所を
お知らせしたい。)

最近は、新聞報道でも、公開討論会は、
取り上げられるようになり、
ご存知の方も多いかと思うが、
たいていのものは、
この青年会議所が開催している。

開催する側として、頭を悩ますのが、動員。
せっかく立候補予定者が来て、
討論しても、聴衆がいなくては、もったいない。
先日、ある新聞社が、講演会に
お金を払って聴講参加者を、すなわち“さくら”を
集めたといった事件があったが、
どんな企画であれ、講演会であれ、
動員には苦労しているようだ。

公開討論会では、
立候補予定者の生の声を、本音を聴くことが出来る。
それも、対立候補と比較して聴くことが出来、
誰に投票するかを、明確に判断するのに役立つ。

公開討論会は、4月上旬に開催予定。
これは、選挙告示前である。
あるべき形として、
「告示後の“選挙運動期間中”に
“選挙管理委員会”が開催する」のが理想と考える。
しかし、これを実現するには、
いろいろハードルがあり、
いつの日になるか、わからない。

そして、地域の人も、
公開討論会を一大イベントとして、
楽しみにする日がくればよい。

ついこの前、小泉劇場があったようだが、
メディアに踊らされることなく、
公開討論会では、切り貼りのない、
本当に“生の素顔”を
見ることが出来るのである。

国政選挙だけでなく、
地方選挙でもマニフェスト(いわゆる選挙公約)
が配布できるようになった。
これは歓迎できる。

公開討論会、マニフェスト、
公職選挙法改正などにより
国民がもっともっと主体的になって、
政治参加する環境が整うことを願う。


以前にも(2007/02/27)書いたように、
政治は、すべてを統括する。
子育て環境がよくなるか、政治にかかっている。


■小坂和輝(こさか かずき)公式サイトはこちらです。
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3/2 とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる

2007-03-02 09:04:45 | 子育て・子育ち
第二回とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる

*敵意や憎しみは、子どもを不安定にします。
子どもが、敵意や憎しみの中で育つと、
精神が不安定になります。
不安から、逃れるために、
自分自身が強くなって、不安に打ち勝とうとして、
乱暴になる子がいます。
いつも不安な気持ちでいるので、
他人との対立や葛藤を極度に恐れ、
自分の殻に閉じこもり、
ひっこみじあんな子どもになる子もいます。


*感情のコントロール
人に対する怒りや敵意の感情は、
暗雲のように私達の心をおおったかと
思うと、またすっと消えてゆきます。

とはいうものの、感情は、天気みたいなもので、
自分ではどうしようもないと、
責任逃れはできません。

感情をうまくコントロールすべきですし、
その姿を子どもが見て、
感情のコントロールの仕方を学びます。

怒りの感情は、心の敵ではなく、
うまく処理すべきエネルギーなのだと考え対処しましょう。

*かっとならないための対処法
①イライラしたら体を動かしてみる
散歩や庭いじり、洗車など。
②深呼吸して十数える
③トイレに駆け込む
他にもあったら、
教えてください。。。。

子どもがイライラしていたら、
空想ゲームをして、心をほぐしてあげたら?
幼稚園で嫌なことがあって帰ってきた子に、
「今日、幼稚園で、なんの動物だったの?」


*こどもの感情表現
子どもが、感情を上手に表現する、
とくに言葉で気持ちを表現できるように導かなくてはなりません。
例えば、
「怒ってるんでしょう」と先回りして言ってしまわずに、
「どうしたの?」と尋ね
「どうしたらいいかな?」と子どもに考えさせます。
そうすることで、
子どもが自分が今どんな気持ちなのかわかり、そして、
どうすればいいのかも考えられるようになります。


*夫婦間の争い
夫婦間や家庭内の対立や葛藤があった場合、
暴力や口汚く罵りあったりしますか?
夫婦で話し合い、歩み寄って解決しますか?
親のやり方が、子どもに大きく影響し、
将来、子どもは親と同じ事をするようになります。

夫婦喧嘩をしても、
その言い争いが子どもの耳に入っているようでしたら、
翌日にでも、
子どもの不安をとりのぞくようにします。
「お父さん、お母さんで、昨日考えが合わなかったんだけど、
こうしようと決めて、ちゃんと仲直りできたんだよ。」と。
人は時にはけんかをする。
けれどもそれで相手を嫌いになるわけではない。
それを子どもなりに理解し、安心します。
子どもは、共同生活での歩み寄りと話し合いの大切さを学ぶはずです。


夫婦喧嘩のない夫婦の方がおかしいと思います。
雨降って地固まるものです。
なにかあれば、その時、お互いの意見をいう。
そしてその場で解決し、翌日までひこずらない。

私の経験上、
解決を見つけるには、
未来志向型の発想が有用かもしれません。
「だれがわるいから、こうなった」と
原因、犯人探しをするのではなく、
「さて、どうしようか」と
解決策を考えていくようにします。
解決策をさぐるには、
実は、原因分析が必要とか考えないで、
科学研究じゃないのですから、
厳密にしないことです。


明日は、
3/3ひな祭り 不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる

文責:小坂和輝
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第6回 ラジオシティ あすなろの木 フォーラム  防災を楽しく学ぶ

2007-03-01 15:44:10 | 防災・減災
本日、中央FMと共に防災を考える企画
第6回 ラジオシティ あすなろの木 フォーラムを
開催した。

本日は、話し合いの模様が収録された。
放送は、3月3日(土)午前10時から 中央FM 84.0MHzの予定。

本日は、
朝日新聞 夕刊で連載された
「ニッポン 人・脈・記 震度7からの伝言」
が題材。

①災害医療
クラッシュ症候群などをふせぐには、
医師が、現場に駆けつけ、
がれきの下で動けなくなっている人に
点滴、注射、酸素吸入を行う
「がれきの下の医療」を行う必要がある。
兵庫県災害医療センター副センター長中山伸一氏の活動。

②ひとをつなぐ手作り新聞
阪神大震災の時、
焼け跡を歩いて、
人々が求める身近な情報
・どこに行けばお風呂に入れるか
・家族を捜す「たずね人」
・炊き出し
・求職
・住宅支援の告知
などを集め、
「デイリーニーズ」B4版1枚 無料で1万部配布
この手作り新聞づくりを支えた 故 梅田隆司氏の活動。


③防災を楽しく学ぶ
防災を楽しく学ぶために、
・防災を学ぶキャンプ、
・担架競争や防災クイズでポイントをため、
それを防災グッズと取り替えるイベント
・「援助物資の古着が余った。保管場所がない。いっそ焼いてしまう?」
「食料が被災者に行き渡らない。今届いた分だけ配る?」など
質問カードがあり、それを「イエス」「ノー」を選び、
話し合いをするカードゲーム。
などの取り組み


これらの三つの記事について、
話し合った。

①災害時の専門的な救急医療と
どこの町医者でもできる医療、
それを地域のひとと
協力し合いながら行うことの大切さ

②情報発信が、災害時も特に必要とされること
人と人が結びついていくことが大事。
結びつける役割として、
学生ボランティア、消防団、自治会・町会などがある。
顔の見える関係のあるコミュニティが、
防災に欠かせないものである。

③震災では、実際人がなくなっており、
“楽しく”という言葉は不謹慎かも知れないが、
楽しみながら、防災を学んでいきたい。
子どもは遊びの天才だから、
消火器を使う訓練も楽しくやってしまうのではないか。


これらが、話題となった。

このフォーラムを今後も“継続”していきたい。

文責:小坂和輝
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3/1 けなされて育つと、子どもは人をけなすようになる

2007-03-01 02:00:10 | 子育て・子育ち
いよいよ 3月。年度末。
4月から、
みんな一つお兄さん、お姉さんになる。
楽しみですね。

その一方で、
桜の季節にうかれはしても、
親は、単にひとつ年をとるだけ。
子ども達のような感覚で、一つ成長して迎えたいですね。

『こどもが育つ魔法の言葉』 PHP研究所 発行
今日から、毎日、一章ずつ読んでいきます。
子育てで大切なことが、いっぱいつまっている本です。

注;著者が述べたことを簡潔にまとめていきますが、
私の考えを述べるところでは、その旨断ってから、
記述するように致します。


*************************
第1回 けなされて育つと、子どもは人をけなすようになる

子どもは、スポンジのように親の言葉や行動のすべてを吸収し、学びます。
親が、他人や世の中に不満だらけ、文句ばかり言っていると、
いつの間にか、子どもも物事の、
いい面ではなく、悪い面を見て生きていけと、
教わってしまいます。


*失敗から学ぶ

子どもは、失敗をするものです。
決して、親をこまらせようとして、してはいません。

花瓶を落とした子に
「なにやってるの、不器用ね!」と怒鳴りますか?
子どもを責める言い方はよくありません。
本人が、不器用でダメな子と劣等感をもってしまいます。

ついかっとなる気持ちをコントロールして、
「どうして花瓶を落としちゃったの?」と
行動について問いかけましょう。
おとしてしまった状況を話させ、じっくり聞きます。

どうしたら、うまくいったのか、それを一緒に考えます。

失敗の経験から学ぶように手助けをするのです。

親が子どもと衝突することは多々あります。
大切なのは、そのとき、どう接するか。
できるだけ、事情が許す限り子どもに歩み寄る。
そのひとつひとつの積み重ねが、
親への信頼を育てて生きます。

これがあると、思春期に入った時に、
ものをいいます。
自分の親は気持ちを受け止めてくれる親だ、
信頼できる親だと思っていれば、
将来、何か問題がもちあがっても、
親に相談し、一緒に解決していこうと思うようになります。

小児科をやっていて思います。
思春期の危機というのがあり、
それに、対処しようと、思春期になって、
いよいよ親が準備しだします。
それでは、実はおそい。
幼児期、小学生のころの積み重ねが大事なのです。


*子どもを叱るときに

子どもをしかるのは、
子どものためを思ってのこと。
しかし、きつくしかると、
子どもは、頑張ろうとするより、がっくりします。
自分が嫌われていると思ってしまいます。

しかる前に言葉を選ぶ。
否定的な言い方でなく、肯定的言い方で分かりやすく。

×「また、おもちゃをだしっぱなしなんだから」
⇒○「おもちゃ、入れておいてね。」

×「また、ソックス、脱ぎっぱなしなんだから」
⇒○「ソックス、洗濯機に入れておいてね」

そして、できたら、必ずほめる。
「プロックが上手にしまえて、お父さんうれしいな。」

こどもの行動をみるとき、
大事なのは、
どれだけ出来たかをみること。
どれだけ出来なかったかをみてしまいがちだから。

出来たことを、是非、ほめてあげましょう。


*決して、配偶者の悪口はいわない

こどもの前では、配偶者の悪口、親族の悪口は、絶対言わない。
例え、いざこざがあったとしても、
親族が礼儀正しく節度を持って付き合っていく努力をする。
こどもは、大人たちのあり方から、人間関係のあり方を学んでいく。


明日は、第二回
3/2 とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる

文責:小坂和輝
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あすなろ通信(3月前半のご案内)

2007-03-01 01:33:21 | Weblog
当院と子育て広場あすなろの木のご案内をする
あすなろ通信を転載します。

お母さん向けの文章になっています。
藤城看護師 執筆です。
子育て広場を企画するのに、お母さんの声が
欠かすことが出来ません。
藤城看護師には、お母さんの立場から、
いつも貴重な意見をもらってます。

**********あすなろ通信************
皆さん、こんにちは。ふっとカレンダーを見ると、2月ももう終わりです。周りの景色もだんだん春に近づいてきました。私も個人ブログの壁画を“桜”に変えてみました。春まであと少し。待ち遠しいです。

 先日、伊丹先生(東洋大学教育学研究所在中)の心理学の初講座が開催されました。参加者は、当院スタッフも含め、16人!!テーマが“心理学と子どもの癖”であったので、関心をもたれた方が多かったのでしょう。先生が用意されたレジュメは、たくさんの図が盛り込まれ、私達の身近な例(おもちゃ売り場で泣いてぐずる場
合・・・など)がいくつか書かれており、とても分かりやすかったです。 (詳しい内容はあすなろの木blogをどうぞ・・・☆)
 次回は、3月14日に開催予定です。今回参加できなかった方も、ぜひ参加してみてください!!ちなみに・・・3月14日は私の誕生日♪ 誕生日というものは何歳になってもワクワクします^^といっても予定はまだ何もないのですがね。。。クスン。

 さて、あすなろでの私の楽しみの1つにお母さんとのおしゃべりがあります。今回の講座終了後にも数人のお母さん達とのおしゃべりを楽しませていただきました。その中で、すごく素敵だな~って感じた言葉があったので、皆さんにもお伝えしたいと思います。
 あるお母さんと、前回の通信にも書いてあった“強み”についてお話しました。話していく中で、「子どもの悪い部分を見つけるのは簡単。だから、私は子どもの良い部分を毎日1個見つけるようにしているんです。」と。。。私が受け取ったままに書いているので、ニュアンスが少し違っているかもしれませんが、このお母さんの
心構え、すごく素敵だと思いませんか??日本人の特性なのかもしれませんが、自分の子どものことを話すとき、マイナス的な言葉で話してしまいがちのように感じます。たとえば、“うちの子は活発で・・・”と言わずに“うちの子はおてんば(乱暴)で・・・”とか。人は、プラスのメッセージよりもマイナスのメッセージの方が
心に残ってしまうのに、マイナスのメッセージ(謙遜も含みます)のほうが出やすいのが現実・・・。せっかく褒められても、「そんなことないですよ~」って返してしまった経験・・・。私もずいぶん謙遜してきました。(今は素直に受け取っています!)
 “強い人間”と“弱い人間”の違い。一番は、自分を好きか嫌いかだと、私は思います。毎日、お母さんにプラスメッセージを伝えられ、良いところを伝えられて育った子どもはきっと自分のことが大好きになると思います。1日1個良いところを見つけるのは難しいかもしれないですが、少しずつ少しずつわが子の良いところを増
やしていってあげれたら・・・。素敵なことですね。私もこの会話をきっかけに改めて、自分の子どもの良い部分は何か考え、新たな良い部分を見つけていってあげたいな・・・と再認識することができました。わが娘の良いところ。ノートに書いていこうかなって考えています。私に“気づき”を提供してくださったこのお母さんに
感謝します。ありがとうございました。

 それでは、3月前半のご案内です。(あすなろ倶楽部・あすなろ落書き塾以外:1講座:300円)
① 中央FM防災番組☆ラジオシティ☆「あすなろの木」フォーラム 
   主催:中央FM・ラジオシティ(84.0KHz)
   日時:3月1日(木) 13:00~14:00
 
② やさしくわかる東洋医学と食 第1回「テレビで言わない健康法の問題点」  
   講師:鈴木 佐智子(当院保育スタッフ)
   日時:3月7日(水)12:30~13:30

③ さおり先生の編み物教室
   講師:中村 更織(当院保育士)
   日時:3月8日(木)14:00~15:30 ※別途、材料費あり。

④ あすなろ倶楽部(0~3歳対象) 見学歓迎!! ※5000円/月 
   講師:増田    (あそび子育て研究協会)
   日時:3月13日(火) 「手作りおもちゃで遊ぼう」
       11:00~12:00(0歳コース) 15:00~16:00(1~3歳コース)
  
⑤ あすなろ落書き塾 見学歓迎!! ※6000円/月
   講師:増田 摂映
   日時:3月13日(火)12:45~13:30 
 
⑥ 教育につなげる為の心理学 
   講師:伊丹 龍義(東洋大学教育学研究所在中)
   日時:3月14日(水)13:00~14:00

⑦ ママTIMES
   講師:鈴木 佐智子(当院保育スタッフ)
   日時:3月2日(金)/9日(金)/16日(金)13:30~14:30

⑧ 子どもの健康を考える講座
   講師:小坂 和輝(こども元気!!クリニック院長)
   日時:3月2日(金)/9日(金)/16日(金)12:30~13:00
   第1講:3月2日(金) 「地震が起きたときに子どもを守るには?」
   第2講:3月9日(金) 「地域社会を支える病児保育」
   第3講:3月16日(金) 「地域医療の新しい形とは?」

今月は特に企画がたくさんです。しかもどの講座も300円です!!お友達も誘って、ぜひいろんな講座に参加してみてくださいね☆ 


子育て広場あすなろの木blog→ http://ameblo.jp/asunaro-kids/
*質問などの連絡は・・・ 03-5547-1191(担当:事務長 齋藤まで)もしくは、genkids@lime.ocn.ne.jp までお問い合わせください。

藤城 絵美 (fine-coaching認定講師)

文責:小坂和輝
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