「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

政治に信頼を取り戻すために。

2007-06-19 11:24:49 | 政策・マニフェスト
注意:このブログは、書きかけです!!

昨日6/18の朝日新聞が、
とても大切な世論調査による記事を載せいていたので、
取り上げたい。

 政治や政党に関する意識調査である。
実施者:佐々木毅・前東大総長(学習院大教授)
    朝日新聞本社社会経済生産性本部の前田和敬・政治改革推進部長

調査目的:政党・政治家の評価や支持・投票の基準、世論調査の受け止め方など広く有権者の政治意識を探る。

調査時期:年金問題が国会で焦点となる前の4~5月
対象:3千人
調査方法:郵送によるアンケート
回答:2166人
回答率:72%


結果の傾向:政治をまじめにとらえる姿勢が目立つ一方で、政党の現状に対する不満は強い。支持する政党があっても入党や寄付までしようという人は少なく、その党の候補に「必ず投票」も半数だ。政党を支える意識の希薄さがうかがえる。

 
政党が「期待される役割を果たしている」:10%
政党が「役割果たしていない」:83%

政党という存在が「大切だ」:53%
    「そうは思わない」:40%

政治は「ふだんの生活や仕事と切り離せないもの」:62%
「ふだんの生活や仕事とはあまり関係がないもの」:34%


 
政治に「興味がある」:82%(大いに31%+少しは51%)
   「興味がない」:18%(あまり16%+まったく2%)

「政治はドラマである」:18%
「そうは思わない」:67%

「政治は面白くなければならない」:27%
「そうは思わない」:67%

「今の政治はワイドショー政治である」:54%
「そうは思わない」:39%

⇒有権者は政治に関心をもちつつ、政治は軽いものではないと意識しているようだ。

 

政治を「信頼していない」:58%(あまり49%+まったく9%)
政治を「信頼している」:41%(大いに2%+ある程度39%)

政治が「変わってほしい」:92%(大いに44%+ある程度48%)
   「変わってほしくない」:6%(あまり6%+まったく0%)  
              

⇒現実の政治への視線は厳しい。


いまの政治を「ワイドショー政治」とみる:54%

政治家に対しては言葉を「大切にしていない」:80%

「立ち居振る舞いやファッションなど言葉以外の要素でアピールすることに力を入れる傾向がある」:56%

 
有権者は「政党支持」をどうとらえているか。

支持する政党があれば
「党員になってもよい」:17%
「寄付してもよい」:13%
「政治活動や選挙にボランティアで参加してもよい」:30%

⇒支持の脆弱(ぜいじゃく)さがくっきりと出た。「寄付」や「参加」は自民、民主支持層で他の政党支持層より少なかった。


支持する政党があれば
その政党の候補者に
「必ず投票する」:51%
「そうは思わない」:45%
政党を支持する人でみると、
共産、公明支持層:7割台
民主支持層:61%
自民支持層:55%
⇒「二大政党」といわれる両党で支持の緩さが顕著だ。

 
いま支持する政党があるかどうかにかかわらず、
自分が「無党派層」と思うかどうか聞くと、
「思う」:47%
「思わない」:46%
「無党派層だ思う」と答えた人に
それはどうしてですか。
支持する政党を見つけたいが、見当たらないから:14%
支持する政党がたびたび変わるから:3%
特定の政党に縛られたくないから:9%
政党という存在を好きになれないから:10%
政治そのものに関心がないから:3%

*無党派層と思うと答えた人の政治意識
政治に「大いに興味」は全体より低く、
政治を「信頼している」も少なめ。
半面、政治が「大いに変わってほしい」は全体より多く、
政権交代がたびたび行われる方が「よい」も高い。
⇒いまの政治に冷めつつ、
 改革にはこだわりを見せる
 横顔が浮かぶ。




政治的な立場を説明する言葉として使われてきた
「保守―革新」については、物差しとして「適切ではない」:58%
「右―左」「ハト派―タカ派」「抵抗勢力―改革派」:「適切ではない」が6~7割

⇒有効な座標軸が失われている。
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オッサン少年

2007-06-19 09:08:48 | 子育て・子育ち
昨日6/18、NEWS23にての特集
『不登校児を救う駆け込み寺に密着』
付いていたテレビに、
何気なく気を取られたのであるが、
その取組に感動した。
途中からだったので、一部不明な点もあるが、
記しておく。

オッサン少年こと川野弘樹氏が塾長。
(なんで、オッサン少年なのかは、不明)
もともとは、看護師だったらしい。
不登校児の居場所として、
『夢翔塾』を開き、
数名の不登校児と、ともに生活していく中で、
暴走族への誘惑を断ち切らせたり、
家庭内暴力をやめさせ、
高校進学や、職業選択をできるように
立ち直らせていく。

思春期の子ども達と、
心を開いた対話の中で、
立ち直らせていっていた。
入塾した当初と、
子どもの目の輝きが、
変わっていくのである。
それは、驚きであった。

子ども達に、真正面から取り組んでいく
大人の姿。
これは、必ず、子ども達に伝わるはずである。
そのことを示してくれている。

川野氏自身も、
浄光寺住職、
寒香智軒氏との出会いで、
変わったという。

人はよい出会いで、
必ず変われる。
特に、子ども達は。
コメント (6)
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中央区青少年健全育成基本方針

2007-06-18 16:23:46 | 教育
6/18、中央区青少年問題協議会が開催され、
平成19年度中央区青少年健全育成基本方針が
決定されました。

私も、委員の一人であり、出席して参りました。

中央区の重点目標は、以下の1~4の4つです。
1、思いやりのある明るく温かい家庭づくりの推進
①家庭教育支援の充実
②親子のふれあい推進
2、学校での健全育成の推進
①人権教育と個性を生かす教育の充実
②生活・健康・進路指導の充実
③教育相談体制の充実
3、地域ぐるみの健全な社会環境づくりの推進
①非行と事故防止活動
②社会環境の浄化活動
③学校などの安全対策
4、青少年の社会参加活動の促進
①青少年指導者の養成
②文化・レクリエーション活動の促進
③公共施設の青少年利用の促進

この1~4の目標のもと、
①②③推進施策をおき、具体的な事業が行われています。
(1の目標のみ、推進施策は2つ)

実施機関・団体は、
中央区、中央区教育委員会、区内各警察署、補導連絡会、
青少年対策地区委員会、青少年関係諸団体、PTA
であります。

重点目標、推進施策の下、
かなりの事業が実施されています。

まず、大切なことは、
子どもを健全に育つことの基本は、
家庭ー学校ー地域のトライアングル、
もしくは、家庭を中心に、学校ー地域ー医療関係機関のトライアングル
が、機能することであると、考えられますが、
そのことをきちんと認識して、重点目標が作られていることです。
当たり前のことではあるものの、
この認識から全てが始まると思います。


私自身、特に、期待したい事業は、
(すべて大切な事業であると思うのだが、敢えて挙げるとすれば)
①地域家庭教育推進協議会
家庭教育に関する学習会を、民間団体が提案して、行政とともに企画運営が出来る。昨年度は、5回の協議会と59回の学習会が開催され、延べ3913名の参加があった。地域の様々な力、発想が、子ども達の教育に生かされる点で、更なる盛り上がりを期待したい。

②中央区児童虐待防止関係機関情報ネットワークが機能すること
虐待への対応は、地域のネットワークの力で行っていく必要がある。中央区にも、数の大小に関わらず、実際虐待が発生しており、個々のケースに対し、きめ細かな対応が望まれる。虐待は、世代間の連鎖(虐待された子が、親となって虐待をわが子にすること)が起こる場合もあり、重要。本日の会議で、私も、実務レベルの会議の開催のされ方を、質問させていただいた。行政は、三層構造の構えで対応していくという。運営委員会と実務者レベルの会議、そして、ケース一つ一つの関係者会議である。これら会議が機能し、地域の力で虐待に対応できるよう、行政としての環境整備を願う。

③学校図書館指導員
読書はとても大切であり、図書館司書をはじめ、読書環境の整備を期待したい。

④スクールカウンセラーとスクーリング・サポート・ネットワーク整備事業の整備
心のケアを十分に行える体制整備の充実を期待する。


基本方針の中で、今後充実させていくべきと考える点は、
①インターネットや携帯電話からの有害情報から子どもを守るということ。
このことをやっていかなくてはならないと、認識はあるのであるが、実際に、有効な事業展開を今後、考えていく必要がある。メディアリテラシーの教育をいかに入れていくか重要である。

②様々な社会参加を支援
重点目標4で、青少年の社会参加活動の促進と実際、うたわれてはいる。様々なボランティア活動の参加できる“きっかけ”が与えられるよう充実を図っていきたい。参加自体は、当然、強制ではなく、自然な流れの中での参加である。メニューだけを揃えて、自発的な行動を待つのである。ただし、現在、政府の方針として、学校教育の教科の中で、ボランティア活動を導入し、それを一種の成績として評価するやり方が考えられているが、それは私は反対である。ボランティアは、その名のごとく、自発的なものであるべきである。まさに、この青少年健全育成推進協議会の場で準備されるボランティアこそ、自然な流れの中で、子ども達が参加できると考える。

③三世代間交流
この考えも実際取り入れられ、児童館事業の中で、「敬老のつどい」として、児童館と敬老館の交流があり、昨年度(9/13-16)は、202名参加。「高齢者との交流」として児童館と敬老館や高齢者施設との交流が昨年度は、一施設3-4回開催され、合計275名が参加。この青少年健全育成推進協議会でいう活動自体、大人と子どもの交流が前提でなりたっているものの、それは、親と子の二世代が中心である。大事なのは、三世代の高齢者と子どもの交流である。高齢者から学ぶべき点は、子ども達はたくさんもっている。また、子ども達は、高齢者に計り知れない元気を与えてくれる。今度できる「子ども家庭支援センター(きらら中央)」もこの発想の事業展開を考えているが、三世代交流の場の充実を今後も考えていきたい。

④いろいろなネーミングへの配慮。
この協議会自体の名前が、「中央区青少年問題協議会」である。青少年に関わる問題を考えるということで、つけられた名前ではあると思うが、その一方で、青少年は何らかの問題を起こすという頭からの決め付けではいっているように受け止められないわけでもない。私は、「中央区青少年健全育成協議会」などのような名前の方が自然であると考える。細かいことかもしれないが、ネーミングも大事と考える。思春期は、何らかの問題を起こしそれを乗り越える時期である。それは“問題”でもあるが、“課題”でもあるのだ。それを社会が受け止め、エネルギーの爆発をよい方向に導く地域創りが必要である。温かく受け止める地域が必要である。

⑤障碍者の社会参加
以前、聴覚障碍児の件で、ブログを書いた時に、ご意見をいただいた(07/05/10 元手話ボラさんから)。その意見にもあったが、障碍児もいっしょになって社会参加していけるという視点が入っているか全ての事業において確認していきたい。


 私自身、詳細には理解していない事業もあります。
 中央区青少年問題協議会委員の一人として、
今後、全ての事業内容の理解を深め、更なる事業の充実に提案をしていきたいと考えます。

 多くの皆様が、PTAや民生委員や青少年委員などで関わってくださっています。様々な提案をお聞かせ下さい。

参考までに、全ての事業を以下に、書いておきます。(長文です。)

【重点目標1】思いやりのある明るく温かい家庭づくりの推進
《推進施策①》家庭教育支援の充実
*家庭教育学級
*家庭教育支援事業;地域家庭教育推進協議会
*教育委員会とPTAとの懇談会
*学校と保護者の話し合い
*中央区児童虐待防止関係機関情報ネットワークの運営
*子ども家庭支援センター(仮称)の開設⇒新規事業!!
*家庭対策研修会

《推進施策②》親子のふれあい推進
*親子討論会
*夏休み親子のつどい
*クリスマス会と親子対話
*子育て交流サロン「あかちゃん天国」
*児童館の事業
*親子観劇会
*保健所の事業
ア 子育て教室
イ 子育て支援講習会
ウ 親子フロア
エ 出張健康教育
オ 離乳食講習会
カ ママとベビーのはじめて教室⇒新規事業!!
*よい歯の表彰
*ジャブジャブ池
*親子観劇会
*中央区・東根市児童交歓会
*青少年対策地区委員会の事業
*親子料理教室
*文化のリレー
*イベントカレンダー
*トレッキング教室
*親子つり
*ファミリースキー教室
*ラジオ体操
*ファミリースポーツデー
*図書館の事業
ア お話会
イ お母さんのための絵本講座
ウ 絵本のリスト配布
エ 絵本講演会


【重点目標2】学校での健全育成の推進
《推進施策①》人権教育と個性を生かす教育の充実
*人権教育推進委員会
*人権教育研究協議会
*中学生海外体験学習
*海外中学生の受け入れ
*外国人英語指導講師の派遣
*学校図書館指導員
*土曜スクール
*セカンドスクール

《推進施策②》生活・健康・進路指導の充実
*定例校長会
*生活指導主任研修会
*瀬院路指導主任研修会
*道徳主任研修会
*保健主任研修会

《推進施策③》教育相談体制の充実
*スクールカウンセラーの派遣
*心の教室相談員
*適応教室「わくわく21」
*教育相談連絡会
*小学校全校への教育相談員の派遣
*スクーリング・サポート・ネットワーク整備事業
ア メンタルサポーター派遣
イ 不登校に関する研修会
ウ 不登校に関する保護者対象の講演会等
エ 適応教室「わくわく21」事例検討会
*教育相談研修会
*教育相談
 

【重点目標3】地域ぐるみの健全な社会環境づくりの推進
《推進施策①》非行と事故防止活動
*暴走族抑止対策
*少年を暴力談などから守る活動強化推進
*誘拐及び連れ出し防止キャンペーン
*街頭補導
*危険環境の実態調査
*福祉犯罪取締りの推進
*非行防止推進活動
*少年の健全育成を目指す全都大会
*母と子の警察展における講演会
*防災とボランティア展における少年の非行防止犯罪被害防止環境浄化キャンペーン
*青少年の薬物乱用防止対策の推進
*覚せい剤等乱用防止キャンペーン
*新富町会・銀座一丁目町会盆踊りにおける非行防止・薬物乱用防止キャンペーン
*「ウェルカム警視庁」における非行防止・薬物乱用防止講義
*非行防止・薬物乱用防止・環境浄化キャンペーン
*インターネット犯罪防止教室
*ハイテク犯罪防止教室
*不審者進入時の非常通報訓練・避難訓練
*薬物乱用防止教室
*七夕薬物乱用防止キャンペーン
*「地域安全の日」活動
*帰宅チャイム放送
*道路開放
*子どもの居場所「プレデイ」
*こども110番(子どもの避難場所の設置)
*こども110番協力者災害補償保険加入
*防犯ブザー配布
*安全パトロール
*こども安全安心メール
*問題行動の早期発見と非行防止対策
ア 補導連絡会
イ 児童委員・児童相談センター・学校などの関係機関による地区連絡協議会
ウ 校外生活指導連絡協議会
エ 子どもに万引きをさせない取組推進地域指定
*スクールサポーター
*児童・生徒の健全育成に関する警察と学校との相互連絡制度
*交通安全対策
*児童館における避難訓練

《推進施策②》社会環境の浄化活動
*防犯対策
*有害環境浄化活動
*社会を明るくする運動
*環境作品コンクール
*クリーンデー
*こどもエコクラブの活動支援
*水生生物調査
*国連環境計画発行の子供向け機関紙「TUNZA」発行
*清掃リサイクル施設親子見学会
*小学校低学年用清掃リサイクルハンドブックの作成・配布
*小学校高学年用清掃リサイクルハンドブックの作成・配布
*清掃リサイクルハンドブックの作成・配布
*子どものリサイクル教室
*自作マイバッグコンテスト
*エコまつり
*清掃車への環境作品コンクール入賞作品掲出

《推進施策③》学校などの安全対策
*学校・保育園等における安全対策
ア 非常通報装置
イ 入館者確認装置
ウ ナンバーロック
エ 入館者チェック
オ 玄関扉への電気錠設置
カ 防犯用具の設置
キ 緊急通報システム

【重点目標4】青少年の社会参加活動の促進
《推進施策①》青少年指導者の養成
*青少年対策地区委員会委員研修
*少年リーダー養成研修会
*中央ブロック青少年委員研修大会
*青少年委員宿泊研修会
*スポーツ指導者養成セミナー
*スポーツ指導者養成セミナーフォロー研修
*中央区スポーツ少年団リーダースクール

《推進施策②》文化・レクリエーション活動の促進
*少年の社会参加活動
*武道教室(少年柔剣道会)
*ウオーキングラリー・サイクリング
*保障
*新規就労者講座
*観光商業まつり観光めぐり
*産業文化展
*観光商業まつり 味わい広場
*雪まつり「あかつき公園」
*大江戸まつり盆おどり大会「浜町公園」
*児童館の事業
*7館合同スポーツ大会gogoドッジボール
*児童館における子ども参画事業
*心身障碍児レクリエーション
*夏休み福祉・ボランティア体験講座「イナっこ教室」
*若年母子宿泊研修
*保健所の事業
ア 夏休み子どもクッキング
イ 夏休み子ども健康教室
ウ 夏休み歯のチャレンジ教室
エ 春休み子ども健康教室
オ 春休み歯のチャレンジ教室
*青少年委員とPTAとの懇談会
*青少年対策地区委員会事業バス借り上げ費助成
*青少年対策地区委員会の事業
*新年こども羽根つき大会
*子どもフェスティバル
*文化財めぐり
*遺跡見学会
*郷土天文館の事業
*中央区民カレッジ
*中央区の街並み絵画展
*かえで学級
*4区青年学級連合レクリエーション大会
*区民文化祭
*団体講師派遣
*社会教育会館の事業
*スポーツ課の事業
*体育協会の事業
*スポーツ少年団の事業
*体育指導委員協議会の事業
*小学校科学教室
*中学校科学教室
*発明くふう展
*春休み子ども映画会

《推進施策③》公共施設の青少年利用の促進
*校庭開放
*校外学園の社会教育利用
*社会教育関係団体の団体登録
*学校体育施設のスポーツ開放
*運動場等少年野球等無料開放
*豊海運動公園内運動広場無料開放
*会議室等の利用
*一日子ども図書館員

以上、


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父の日に。

2007-06-17 23:59:20 | 子育て・子育ち
6/10中学生のかなこさんからのご質問でしたので、
取り急ぎ、お答えいたします。

問い1:
先生は災害時、お医者さんと消防団員、どちらをやるのですか??

⇒両方します。
消防団をすることで、地域の多くの人を知ることが出来ます。
地域の人を知っておくことにより、災害の時、
スムーズな連携、協力ができます。
自分の医療者としての力を存分に発揮するために、消防団に入りました。
災害の時に、どのように動こうかと、机上の空論をするよりは、
災害の時の動きのイメージがさらに強まったと思います。
消防団のネットワークを生かし、
災害に強い中央区をつくって行きたいと考えています。

問い2:
先生にも私みたいな子どもがいると思います。私より小さいのかな…。毎日、日曜日も運動会を見に行ったり、色んなことをしていますが、自分の子どもとはいつ会っているのですか?? 私のお父さんも毎日毎日仕事でほとんど家にいないので、私はお父さんのこと 良く思っていません。良く思わないのは 思いやりのない子どもなのでしょうか? 先生の子どもはどうですか?

⇒私の宝は、息子(小学4年生)と娘(幼稚園年長)です。
 いつも私の頭の片隅に、ふたりの子どものことを思っています。毎週、許せば、自分の子どもと遊びたいと思っています。それは叶わないのですが、今日の父の日、息子、娘とおもっきし、遊びました。
 だだっぴろい公園にいき、息子とは、バスケットの勝負を1人対1人でしました。
15点先取で勝ちとしましたが、息子が15対12で勝ちました。
 娘は、ようやく自転車が乗れるようになったところ。公園でコロのついてない
自転車を借りて、のる練習。強烈に何度もころびながらも、上手に乗れるようになった一日でした。
 また、娘の父の日の幼稚園の参観日にいって来ました。見られているのが恥ずかしいような顔をしながら、歌を歌ってました。『お父さんのうた』いいですね。
 父の日に、子どもから、財布をプレゼントしてもらいました。くたびれた財布をいつも持っていたのを、よくチェックしていたものです。
 これからも、息子・娘の参観日は、できるだけいくようにして、がんばっている姿を、この目で確かめたいと思っています。
 私はそのとき、そのときで、出来る限りのことを子ども達にしているところです。
 
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福祉保健委員会 6月(初会合) 報告

2007-06-16 19:01:01 | 医療
6/6、福祉保健委員会の
初会合が開催されました。

行政側からの報告は、
①平成19年度福祉保険部事業概要について
②第二次中央区保健医療福祉計画の点検・評価について
③健康中央21の中間評価及び中央区食育推進計画の策定について
④勝どき保育園・かちどき西保育園の移転に伴う位置及び定員の変更について
⑤中央区立子ども家庭支援センター(仮称)の開設について
⑥精神障害者共同作業所の設置について
⑦年度末・年度初めの土曜日窓口開庁結果について
⑧日本橋保健センター等複合施設の改修工事について
⑨高齢者生きがいづくり推進検討会の設置について
⑩指定訪問介護事業所に対する東京都監査実施結果に基づく対応について
⑪「さわやか健康教室」の実施について
⑫麻しん(はしか)対策の実施について
以上。

私の答弁の結果のご報告を致します。
簡潔にまとめて書いています。
あくまで私の解釈によるまとめです。
実際のところは、委員会の議事録が
中央区のホームページで掲載されるのをご確認ください。


①小児医療の充実について問う
小坂問う:現在、小児医療における慢性の疾患、例えば、白血病を初めとする小児がん、神経難病、低出生体重児とくに1000g未満で生まれた超未熟児の場合などに伴う障害、など慢性疾患を抱えた子ども達やその家族が安心して暮らせる中央区にするため方策は何かございますでしょうか?
 特に、中央区の特色として、聖路加国際病院、国立がんセンターという全国的に有名な病院があり、高度な治療をうけるために全国から小児の患者さんが、長期間の治療を受けるために中央区に住んでいるもしくは、周辺の区に住み治療を受けるために中央区に通ってくる状況でもあります。

回答:
小児特定慢性疾患として医療費に対し、公費による援助が行われている。
例えば、がんの子ども達の患者会が聖路加病院で開催され患者同士の情報交換がなされている。そういう場に、保健師が出向いている。

小坂:私は、慢性の疾患を抱えた子ども達が安心して地域で暮らすことができるためには、
 医療の観点で言いますと、一つには、“病診連携”すなわち病院と診療所との連携でありますが、その連携をきちんとつくることが大切であると考えます。専門性の高い治療は大病院で行いながら、風邪などの場合は、わざわざ大病院にかかるのではなく地域の診療所で診るそして必要があれば、病診連携をとり大病院に紹介する体制です。
 地域環境の観点で言いますと、ハード面では、“ノーマライゼーション”、これは『中央区障害福祉計画』でうたわれておりますが、さらなる環境整備が必要と考えます。例えば、駅の階段、道の段差や狭い部分の解消などを早急に行っていく必要があります。ソフト面では、慢性の病気を抱えながら、住み慣れた家で暮らすためには“在宅医療”が必要でありますが、その在宅医療をささえるための、人的スタッフ、この場合、ボランティアやNPOの場合が多いのですが、ボランティアやNPOが活動しやすい環境整備が必要と考えます。制度面では、この福祉保健委員会だけでは解決できないことですが、長期治療を受ける子ども達の“学校の問題”があります。
 ここ中央区には、医療資源が充実しています。この環境を活かし、全国に小児医療の範となる自治体となるべき、がんばっていただけましたら幸いです。



②第三次中央区保健医療福祉計画について
小坂問う:現在、『第二次中央区保健医療福祉計画』にのっとり、保健・医療・福祉様々な分野の充実が図られております。これは、平成21年までであり、これから先の計画であります第三次保健医療福祉計画を、平成20年度に策定するということで、そのための調査・検討が「中央区保健医療福祉計画推進委員会」でなされていきます。
 この保健医療福祉計画について数点お伺いさせていただきます。

小坂問う:1)情報公開について
この「中央区保健医療福祉計画推進委員会」の会議は公開で行われるのか、確認をさせてください。

回答:公開。ただし、傍聴席は10名まで。

小坂問う:2)『第二次中央区保健医療福祉計画』の重点的取り組み5 地域福祉のしくみづくり について
 重点的取り組み5を一部、読ませていただきます。「地域福祉を推進していくためには、福祉を社会的弱者に対する限られたサービスとしてではなく、「多様な人々の幅広い生活課題に地域全体で取り組むしくみ」と捉えなおし、さまざまな行政施策をより効果的に推進できるように、あるいは行政ではフォローできない分野を補完する上で、地域住民や社会福祉を目的とする事業者、社会福祉活動を行う団体等(NPO,ボランティア等)が相互に協力しあって取り組んでいくことが大切です。」とあります。
 高齢化が進み、在宅医療・在宅介護の充実、患者の社会復帰には、行政だけでは手に追い得ないことは明らかであり、地域福祉の充実のためには、“NPO,ボランティアとの協働”との協働が欠かせません。
 この第二次計画では、“NPO,ボランティアとの協働”が具体的にどこまで達成できましたか。

回答:
保健所では、介護予防事業のために40名のボランティアがいる。
高齢者への配食サービスで、地域ボランティアが協力している。
NPOとの協働でいうと、地域の見守りネットワークというNPOがある。

小坂思う:回答を聞いていて、なかなか重点的取り組み5でうたわれているものの、“NPO,ボランティアとの協働”が、まだまだであると感じた。ただ、行政も、行政の手の届かないところへのサービスとして、NPO,ボランティアが重要な存在であるという認識は持っていると私は感じた。

③病後児保育 の 安全管理・リスクマネジメンとについて
小坂問う:病後児保育を行ううえで、一番気をつけねばならないことは、安全管理・リスクマネジメントです。
 安全管理・リスクマネジメントをいかに行っているか、お聞かせ下さい。

回答:リスクマネジメントをし、職員の研修を十分つんでいる。安全面での工夫もこらしている。

小坂:認証保育所でおこなう場合や、連携する医療機関であってもその医療機関が休診である場合などもあり、地域の小児科医がネットワークを組み、安全管理・リスクマネジメンとに関わる必要があると思います。

④麻疹の流行について
来年度も流行を繰り返さぬための対策について聞きたかったが、時間切れで聞けず。

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区民文教委員会 6月(初会合) 報告

2007-06-15 20:20:00 | 教育
6/8、区民文教委員会の初会合が開催されたので、
報告いたします。

行政からの報告は、
1.平成19年度区民部事業概要について
2.国勢調査による本区昼間人口について
3.年度末・年度始めの土曜日窓口開庁結果について
4.伊豆高原荘への指定管理者制度導入について
5.浜町集会施設(仮称)の整備について
6.区制施行60周年記念 第20回東京湾大華火祭の実施概要について
7.「中央区社会貢献活動情報サイト」の開設について
8.「東京マラソン2008」に係る説明会の開催について
9.中央区内共通買物券の販売について
10.災害に際し応急措置の業務等に従事した者に係る損害補償の補償基礎額の改定について
11.平成19年度中央区総合防災訓練の実施について
12.日本橋保健センター等複合施設の改修工事について
13.平成19年度中央区教育行政概要について
14.中央区立学校設備使用料条例の規定の整備について
15.平成19年度在籍児童・生徒・園児数及び学級数について
16.区立学校における麻しん対策の実施について
17.区立学校における事故発生状況について
18.区立宇佐美学園の周年行事について
19.平成18年度区立小中学校における不登校・いじめの状況について
20.平成19年度中学生海外体験学習について
21.平成19年度全国学力・学習状況調査について
22.平成19年度館山における臨海学校の実施について

以上の報告がありました。

ここ中央区にも、
実際、いじめ、不登校、
暴力によるけがが起こっています。
数の多い少ないは、
問題ではなく、
実際にその問題にあっている子に
いかにサポートできるかが大切です。

不登校やいじめなどの対策に、
*スクールカウンセラーを2校に1人配置
*大学の心理学科の院生らによる
メンタルサポーターの訪問相談の実施
*教育相談での来所相談
*不登校児のわくわく21の利用
などの対策が行われています。
今後とも、ひとりひとりに十分な対応が
計れるよう、環境整備をしていきたいと
考えます。

特別支援教育が開始されましたが、
各校コーディネーターを養成、
配置する必要があるが、
その現状が、まだまだでした。
また、学校には、学校医がいます。
学校医もまた、特別支援教育の
個々の子ども達への対応に関する
アドバイスなりをする関わりが
もてないか、考えていきます。



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コムスン(6) 介護事業者選び

2007-06-15 16:04:57 | 医療
昨日6/14、日経新聞夕刊で、介護事業者選びの記事が載っていた。

介護事業の構造改革には、時間がかかる。
それまで、利用者ができることは、
きちんとサービスをしてくれる事業者を、
選ぶことで自分の身を守るしかない。

“介護保険制度の司令塔”とされる
ケアマネージャーと相談し、
よい事業者選びをしていただけることを願います。

記事で、介護事業者選びのポイントが掲載されていましたので、
こちらにも載せて置きます。

<よいケアマネージャーを見分ける主なチェックポイント>
□一緒に問題解決をしようとする
 まじめな態度が感じられるか

□ケアプランや各サービスの目的、
 ケアマネージャーとしての考え方を
 きちんと説明してくれるか

□サービスに問題があったり、
 状況が変化したりした時、
 ケアプランを柔軟に変えてくれるか

□サービスのスタッフや役所の間に立ち、
 こちらの生活全体に責任を持とうとする
 頼りがいのある印象があるか


<事業者を見分ける主なチャックポイント>
□運営理念やサービスの特徴に納得できるか

□サービスや担当者の変更の手続きがスムーズか

□トラブル相談や苦情を受け付けてくれるか

(東京都の資料から一部抜粋)


行政が利用者に向けた詳細な事業者情報の開示を
すべきと記事を書いた編集員 浅川澄一氏はいう。



一部のボランティアグループは、
介護事業者の情報誌を発行しているらしい。
例えば、
*川崎市内の介護事業者のガイドブック「タッチ」
(在宅介護支援を手がけるボランティグループ「すずの会」)
*神奈川県の介護事業者の採点をネット上で公開
(社団法人かながわ福祉サービス振興会)


しかし、実際、第三者が評価するのは、
大変だと思う。

医療保険で言う、
病院選びがとてもたいへんなように、
介護保険の事業者選びもとても大変なことだと思う。






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地域活性化対策特別委員会 6月(初会合) 報告

2007-06-15 01:14:44 | NPO・地域力
6/13、地域活性化対策特別委員会の
初会合が開催されました。

私は、この委員会に大いに期待しています。
ぜひ、中央区の地域力が高まるよう、
区政行政がサポートしていければと思います。

行政側からの報告は、
①伊豆高原荘への指定管理者制度導入について
②浜町集会施設(仮称)の整備について
③区政施行60周年記念 第20回東京湾大華火祭の実施概要について
④「中央区社会貢献活動情報サイト」の開設について
⑤「東京マラソン2008」に係わる説明会の開催について
⑥中央区内共通買物券の販売について
以上。

審議内容で大切と思われるところを、
小坂の解釈の範囲で書きます。
よって内容の全ては、網羅していません。
実際のところは、委員会の議事録が
中央区のホームページで掲載されるのをご確認ください。

①地域との協働指針
2006年3月に策定された。
それにそって、今回、
「中央区社会貢献活動情報サイト」が開設された。
現在36団体が登録して、活用しようとしている。
今後、
ボランティア交流サロン登録44団体、
社会教育協議会40団体
そして区内の約480の各種団体・NPOに
声をかけて、参加を勧めていく。
このサイトの、管理は、中央区が行っていく。
中央区が行うがゆえに、
サイト情報は、「中央区の信用が担保されたもの」として、
区民は見ることになるので、
掲載内容をいかにチェックをしていくかが大事な課題となってくる。

②平成19年度「地域の底力再生事業助成」
東京都(東京都生活文化スポーツ局)が、
自治会や町会の活動を支援するために、
助成事業を募集する。今回はじめての試み。
中央区が直接関与はしない。
都に計画提案書を出して、
選出される。
町会連合会が行う場合は、一事業あたり、
100万円までを限度として助成あり。
(単一町会・自治会が行う場合は、20万円まで。)
募集締め切りは、6月29日。
時間がないが、思いのある方は、
トライしてみる価値があると私は思う。
私もアイデアは出せと言われれば、山ほどあるのだが。。。

③ケーブルテレビの現状
電波障害対策として、ケーブルテレビ回線を
敷設中。
今後、コミュニティーの情報を発信する
道具としての可能性を秘めていると
私も思う。

④第20回東京湾大華火祭
せっかく中央区が多額の経費を出して、
毎年開催されているが、多くの人は、
中央区が主催しているとはしらない。

⑤中央区内共通買物券
一人何冊まで購入できるか、
適応できる店はどこまでにするか、
細かくつきつめていくと、結構難しい。
私は、是非、地元の商店街で、
買物券が使われる形になることを
願いたい。


以上。


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少子高齢化対策特別委員会 6月(初会合) 報告

2007-06-14 19:06:23 | 政策・マニフェスト
本日6/14、少子高齢化対策特別委員会の
初会合が開催されました。

行政側からの報告は、
①第二次中央区保健医療福祉計画の点検・評価について
②健康中央21の中間評価及び中央区食育推進計画の策定について
③勝どき保育園・かちどき西保育園の移転に伴う位置及び定員の変更について
④中央区立子ども家庭支援センター(仮称)の開設について
⑤日本橋保健センター等複合施設の改修工事について
⑥高齢者生きがいづくり推進検討会の設置について
⑦指定訪問介護事業所に対する東京都監査実施結果に基づく対応について
⑧「さわやか健康教室」の実施について
⑨麻しん(はしか)対策の実施について
⑩平成19年度在籍児童・生徒・園児数及び学級数について
以上。

審議内容で大切と思われるところを、
小坂の解釈の範囲で書きます。
審議の全ては網羅していません。
実際のところは、委員会の議事録が
中央区のホームページで掲載されるのをご確認ください。
{ }で囲んだところが委員会で出た内容。

①食育を推進する
{食育基本法第18条に定められたことより、市町村食育推進計画(中央区食育推進計画)を策定する必要がある。健康中央21推進委員会にそのための『専門部会』を設置する。食育推進計画をつくるにあたり、学校給食との兼ね合いから栄養士、養護教諭も参加をするとよいという意見が合った。}小坂も、是非、『専門部会』には、築地の魚河岸関連の専門家など中央区の特色を生かした多様な人材の起用をしていただきたいと考える。

②子ども家庭支援センター開設
{勝どきの地に、いよいよ完成する。このセンターでは、子育て相談事業、一時預かり保育、トワイライトステイ、子育て交流サロン、子育て情報発信(子どもの事故防止の啓発の場も設置)、子育て講座開催、児童相談所との連携、子どもの虐待防止などの事業が行われる。子育て交流サロンには、シルバー人材センターからも人材養成していく予定で、子どもー親ー定年退職した高齢者の三世代交流の場になる。}三世代交流の場(多世代交流の場)が実現できるのである。これは、非常に魅力的な話である。各々がよい刺激になることであろう。

③子どもの24時間対応ショートステイ
{ショートステイとは、親が急に病気になって入院するなどの場合、その親に代わり養育する施設である。中央区には、0歳から中学生まで対応できるショートステイをこの度の子ども家庭センター開設にあわせ準備する。ただし、当面このショートステイ自体は、他区にある施設に委託して運営する計画である。}今後状況に合わせて、中央区内に開設することも考える必要があるかもしれない。行政がというのではなく、NPOができるのであれば、協働の形もとってもよいかもしれない。

④子どもを生みたい人が、子どもを生める環境づくり
{中央区の合計特殊出生率は、0.85~0.86。生みたい人が生める環境づくりを中央区もつくっていく。そのための行政の支援としては、経済的負担の軽減、仕事と子育ての両立できる環境整備、子ども家庭支援センター事業での相談事業も含めた充実などがある。}今後、もう一歩進めた具体策が必要であると考える。

⑤中学校での学校自由選択制に制度利用者は満足の回答
{中学校では、平成16年より、学校自由選択制が実施された。その制度を利用した保護者は満足しているとの評価を回答している。}

⑥中学校で区外に出る子が、高率である
{今年は、区内の区立中学校進学が60%。区外へは、私立中学で31%。残りが区外で国立や都立の中学校へ進学している。}

以上、
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コムスン(5) 第2、第3のコムスン出現を防ぐには

2007-06-14 11:55:05 | 医療
本日6/14、朝日新聞
伊藤周平氏 鹿児島大学法科大学院教授(社会保障法)の
寄稿『コムスン問題 介護保険の構造改革急げ』が掲載されていた。

伊藤氏も言う。
コムスンの虚偽申請の繰り返しと、
厚生労働省の処分と言う事件を、
ただ単に、コムスンという一企業の
モラルの問題に矮小化すべきではなく、
介護保険の構造的問題として議論されるべきだと。
まさに、同感である。

伊藤氏は、現状を分析する。
①介護報酬が引き下げが続く

②介護保険の居宅サービス事業では、
コムスンのような株式会社の参入が認められた
(株式会社とは、利益の株主への配当を存立基盤とする)

③居宅サービス事業者と居宅介護支援事業者との併設が可能
(実際に9割以上が併設)
⇒コムスンも行っていたようなサービスの架空・水増し請求、
虚偽のケアプラン作成などの温床!!


その現状から、現われる問題は、
①人件費削減や過重労働という過酷な現場
介護労働者の人件費削減という経営努力、しかしもう限界
十分な職員配置できず、介護労働者は、過重労働
②結局、サービスの質の低下
介護労働者は、
悪い労働条件(低賃金・不安定雇用)のもとで、過重労働し、
サービスの低下や、介護事故の増加につながる
③介護の現場の人材不足
離職者が多く人材不足が深刻化。
介護報酬は、公定価格のため、労働不足による
賃金上昇という市場原理は作用しない。


目指すべき形:
『介護労働者の労働条件の改善』
『介護サービスの質や安全の確保』

そのためには、

<人員配置基準や介護報酬の引き上げ>

そのためには、

<介護保険料の引き上げ>




<<伊藤氏の提案する構造改革の提案>>

a)第1号保険者(65歳以上の高齢者)の
保険料を所得に応じた定率負担
(ドイツも定率保険料)

b)介護保険のサービス事業者は非営利を原則

c)介護保険のサービス事業者への行政の監査体制の強化

d)保険者が各事業所・施設と協議して
介護報酬を決める参加型の報酬決定制度の導入
(ドイツでは実施)

e)介護報酬を人件費分と管理費分などに区分して
使途を限定して支給する
(介護報酬の引き上げが介護労働者の待遇改善につながるように)

f)人材確保も含め安定した介護サービス提供体制を国・自治体は確保する

g)市町村は、保険者の責任で積極的に自ら指定事業者となり、
介護サービスを提供



伊藤氏の構造改革案はまさに、的をついている。
私も、介護事業を構造改革するには、

①もっとNPOの参入を!!
伊藤氏がb)で言うように、
「利益」優先よりも
「人を支えたいという思い・志」を優先する
非営利の事業者(NPOなど)の出現が大事であると考える。
そのためには、
行政とNPOの協働指針の遂行など、環境整備が必要である。
NPOとの良好な協働により、伊藤氏がg)でいうわざわざ
市町村が自らサービス提供しなくても済むのである。
NPOが、介護労働者の人材バンクを運営すれば、
f)も解決される。

②行政による監査体制強化にかわる『介護事業者勉強会』でもしませんか。
性善説に基づき、介護保険事業も運営されている。
c)のいう監査体制の強化は大切だが、
私も人を疑っての監査体制強化は好きでない。
自然な形の監査は、どうしたらできるのか。
介護事業利用者の声を行政が聞きに行くことや、
また、介護事業者と行政の顔合わせを多くすることが大切。
ひとつ具体的にあげるのであれば、地域の勉強会の場の提供。
『介護事業者勉強会』なるものの開催であろうか。
そこでは、介護サービスに関わる事業者、ケアマネージャー、
行政関係者、区政関係者が集い、勉強会をするとともに、
情報交換するのである。
参加を強制するでもなくやるのである。
勉強したいテーマをあげて、少数からでもはじめる。
やる気のある人の輪は、広がるはずである。
ここ中央区には、計り知れない地域力、可能性が
あると私は思っている。

③介護保険徴収や介護報酬支給の制度の検討
上の②でいう『介護事業者勉強会』で、
いろいろ意見が出たら、中央区独自の、
介護保険徴収や介護報酬支給の制度構築を
全国に先駆け、やってもいいのでは?
なんなら特区を利用してでも。。。


さて、本日6/14は、少子高齢化対策特別委員会が開催されます。
私は、特別委員会は、築地市場に関わる委員会に属したため、
この委員会には属していませんが、
是非、子育て支援の施策の充実とともに、
コムスンの問題も掘り下げていただければと思います。
私は、自分が属す常任委員会「福祉保健委員会」で、
この問題を調査研究していきます。









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コムスン(4) 介護事業への「志」

2007-06-13 10:45:30 | 医療
本日、朝日新聞『天声人語』で、
19年前にコムスンを創設した
榎本憲一さんのことが取り上げられていた。

以下、少し変えつつ引用します。
*************

榎本氏は、福祉がまだ「施し」だった時代に、
お年寄り本位の介護を先取りした。

03年になくなる前に、
親交のあった人に
次のような「惜別の言葉」を残している。

「保険料という拠出で、
連帯と共生によって(介護を)行うことは、
日本国民の優しい英知であろう。」

「介護という仕事が、
人を支え励まし、
誇りある人生の結実に
役立つことを信じています。」

短いが、
介護事業への「志」がこもる内容である。

コムスンを継いだ折口雅博氏は、
どこで舵を切ったのか。

**************



以上引用おわり。

「志」が生まれる環境を、
「志」ある事業所を支えていく環境を、
行政は、サポートしていく必要があると、
小坂は考えます。

“日本国民の優しい英知”であるところの、
介護事業を、
育てていかなければなりません。




コラムは、
ヘルパーの力も借りて
認知症の母を自宅で看取った
千葉県の池下和彦さんの詩を
引用している。

*************
「母の詩集」(童話屋)より

たまに
ほんの数秒
母に正気の時間が与えられることがある
母は顔色を変え
訴える
迷惑を掛けてすまないと・・・・
与えられた正気の時間を
母は感謝の言葉に充ててしまう

****************


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コムスン(3) 卵焼き職人の老老介護

2007-06-13 01:31:45 | 医療
福祉保健委員会でがんの子ども達の在宅医療を質問したことや、
話題のコムスンの件もあり、最近手にした本。
『聖路加病院訪問看護科 11人のナースたち』上原善広著 新潮社。

それを読んで、ひと段落して、なんとなく月島温泉に行った。
そこで、今日偶然知り合った人が、
私が医者だと知って、ご自身の介護の話をしだした。
そして、なんとその本の話題になり、148ページに取り上げられている
その本人だと知り、驚きと感動。

その本の中では、武内健次氏として登場。
1933(昭和8)年、築地の仲買人の次男として生まれた。
家で卵を焼いていれば、
後々年老いた父母の面倒をみることができると考え、
卵焼き職人になった。
1964(昭和39)年、昭和9年生まれの美智と結婚。
二人の女の子に恵まれ、幸せだった。
結婚33年目の1997年4月10日。
妻が脳梗塞で突然倒れた。
聖路加病院に入院。
左腕の軽度麻痺、右腕と右足の麻痺、失語が残ったまま、
1999年3月に退院。

意識は明瞭だったが、日常生活は全てにおいて介護の手が必要。
自宅療養とともに聖路加病院の訪問看護が始まる。

仕事をすぐに廃業し、介護に専念。
そして7年が経った。

押川看護師は、武内さんの世代でこれほど献身的に介護をしている人はなかなかいないという。

筆者も武内さんにあうが、江戸っ子の苦労人らしく、礼儀正しい挨拶をされたという。

そして、銭湯の帰り道、武内さんは、7年の介護の話を淡々と私に語ってくれた。
今、奥さんは、寝たきりかつ、経管チューブから栄養をとる「介護5」で、訪問看護は、週に二回。訪問介護も当然受けている。本人は、在宅介護がいいのだという。施設に入ったらいつも一緒に入れるわけでもなく、急変などおこることが心配だから。


本書の、武内さんの語りを書いておく。
「へえ、おっかあ(妻)の介護がいやになったことはないです。今日もおっかあが無事でよかったなと、毎日そう思っております。初めはどうしていいか、わからなかったこともありましたけど、慣れてきたらどうってことないですよ。自然のならいとでもいうのでしょうか。入院だ、退院だといろいろあるしんどいなかでも、話題づくりをしてみたりして、楽しんで生活するようにしています。まあ、気をつけることといえば、睡眠をよくとることと、歩いたり自転車に乗ったりして運動して、ストレスをためないことくらいでしょうか。介護というものも、手前どもの好きな野球と同じで、ダメになるかなあと思い始めたらダメになるのと同じじゃないですかね。介護にしても、野球と同じで、そうじゃないですかね。」

築地から自転車で、月島の銭湯に来られていた。私の連れに聞いたところ、お酒が大変お好きらしい。介護の苦労なんか微塵も見せずに、さっそうと自転車に乗っていった後姿が印象に残っている。

この出会いを記したく、読んでいた本の中の登場人物との出会いなんて、なかなかあるもんじゃない。どうしても書かずして寝れないため書いた次第。


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築地市場等街づくり対策特別委員会 初会合 報告

2007-06-12 18:28:59 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
私の問題視する築地市場の課題への区の見解を載せます。
議事録は、今後、区のホームページで掲載されますので、
それを最終報告としてください。

これは、小坂なりの解釈で書いている点を
了解の上、お読み下さい。
あくまでも、小坂の解釈です!!
正式なものは、
委員会報告を区のホームページでアップされるのを
待ってください。
それと、つき合わせてください!!

①行政の立場の明確化
 築地市場移転断固反対の立場なのか?
⇒区長のマニフェストは、築地市場の現在地の再整備であり、移転には断固反対である。これは、行政側すべての出席者も、同一の認識である。
 また、審議過程で明らかになったことだが、築地市場内の各種団体の声を区長は聞いていく姿勢である。そして、必要があれば、豊洲移転候補地の現状視察もする姿勢である。

②都が開催する「豊洲新市場予定地における土壌汚染対策等に関する専門家会議」
 について
⇒専門家会議の審議の過程を、区は見ていく方針。ただし、審議過程で、言うべき点が出てきた場合、9月を待たずして、中央区は、都に意見していくことを言明。
 また、傍聴については、中央区から都に、専門家会議の傍聴席を増やすことを交渉したり、当委員会の委員も傍聴できるように交渉していただくようお願いした。

③豊洲移転候補地の土壌汚染の現状を、区としていかに把握しているか
⇒私は、食も安全に関わる問題で、お膝元の中央区が先頭を切って言わずして、どの区が言うのかと投げかけたが、専門家会議の審議過程を中央区は見守る。

④移転にともない経済効果(損失)は?
⇒平成12年の段階の試算で、2兆円の損失。現段階の試算も必要ではないかと私は投げかけた。

⑤移転に伴う失業、廃業のリスクは?
⇒場外の事情を聞きつつ現在まで、検討してきた。私自身、移転にともない店を閉めるという場内の仲卸の例をあげつつ、そういうことにならないように、移転を阻止して欲しいと述べた。

⑥今後の進め方として、各種会議の実施計画は?
「NPO築地食のまちづくり協議会」
⇒NPOであり、区とは直接の関与なし。
「新しい築地をつくる会」
⇒「断固反対する会」を発展的に改称して出来た会。
会議日程を今後知らせていく。
「築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり委員会」
⇒5月に一度会合あり。年に3-4回開催していく予定。
各々、公開していく方針だが、傍聴に関しては不明。


以上。

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コムスン(2) 介護保険破綻の前兆:悪貨は、良貨を駆逐する

2007-06-12 11:36:21 | 政策・マニフェスト
介護保険制度が破綻しかかっている。
制度や事業所の課題をあげてみる。

<制度面の課題>
1)訪問介護の報酬の妥当性
介護報酬の引き下げが行われ、
以下のような変更が2006年の改正介護保険法でなされた。
*要支援1と2に月単位の定額制導入
*要介護1~5で、買い物などの生活援助について
1時間以上の長時間利用に認められていた30分後との加算(830円)が廃止。
訪問介護の事業収入の99%は、介護保険に依存しており、
この改正により、訪問介護事業が圧迫を受けていた可能性がある。

2)「連座制」の抜け穴
事業所が一つでも指定取り消し処分を受けると、母体の介護事業法人は「連座制」の適応で、全国すべての事業所で指定を受けられなくなる。しかし、抜け穴として、今回のように、グッドウイルグループがとろうとした、別会社であれば、同グループ内でも事業譲渡が可能。

3)行政によるチェック体制の欠如
事業所の指定更新は6年ごとであり、
これでは、事業内容を把握できず、
倫理観の欠如した事業所をチェックできない。
また、事業所からの請求の妥当性のチェックも出来ていない。


<事業所の課題>
1)事業所の倫理観の欠如
不必要なサービスまで介護保険の利用を勧める業者がいる。
また、利用者にいりもしない介護用品のレンタルや
家の改造を勧める業者がいる。

2)人材不足
事業所では、能力や貢献度に応じた人事制度でない、
そのような待遇改善の進まない介護人材では、
結局離職率が高くなる。



上記のように、
制度面でも不備があるし、
現場でも、課題があるため、
現在、介護保険の制度自体が破綻を来たそうとしている。
その前兆が今回のコムスンの問題であるのかもしれない。


訪問介護というマンパワーを使う現場

訪問介護事業収益が少ない=経営難

コムスン(悪貨)のような事業所の出現(介護保険不正)や、
不要なサービスの提供

介護報酬の不当な請求増

介護保険財政の圧迫

介護報酬引き下げ

訪問介護事業収益が少ない=ますます経営難

人件費削減

スタッフの離職

ますます厳しい経営環境(良貨の駆逐)

訪問介護事業の破綻



訪問介護事業もまた、
「悪貨は良貨を駆逐する」このことが、
あてはまる現場のひとつである。


「優秀な人材の確保」と、
「適切な報酬を、事業所が請求し、
それに応えて、介護保険から支給する」
この二つが可能になる制度設計が必要である。
言うは、易しであるが。。。


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築地市場等街づくり特別委員会 初会合

2007-06-12 08:23:14 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
本日6/12、中央区議会の特別委員会の一つ
『築地市場等街づくり特別委員会』の
新委員にての初会合として開催されます。
区役所10階、13:30~(傍聴可)
傍聴の方法は、一度区議会議会局に確認をとって下さい。
(電話03-3543-0211)

私も委員の一人ですので、
「築地市場現在地再整備」及び「豊洲移転候補地の土壌汚染」
二つの観点から、行政の取り組みを
評価させていただきたいと考えてます。

以下にポイントを置きながら、
意見・要望をして行こうと考えています。

①行政の立場の明確化
 築地市場移転断固反対の立場なのか?
②都が開催する「豊洲新市場予定地における土壌汚染対策等に関する専門家会議」
 について
③豊洲移転候補地の土壌汚染の現状を、区としていかに把握しているか
④移転にともない経済効果(損失)は?
⑤移転に伴う失業、廃業のリスクは?
⑥今後の進め方として、各種会議の実施計画は?
「新しい築地をつくる会」
「築地まちづくり対策本部」
「NPO築地食のまちづくり協議会」
「築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり委員会」

以上。

限られた持ち時間ですので、
このあたりまでかと思います。

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