いつか、どこかで

花、昆虫、そして鳥など身近で見られるものを撮っています

改めての初詣

2014-01-09 00:15:35 | お出かけ
元日の午後2時過ぎて初詣に出かけて、長蛇の参拝者の列に恐れをなしてスゴスゴ退散した私たち。

世間の皆様がお正月休みの間は、絶対に午前中に行くべきだったのに、うかうかして午後から行ったからねぇ~。

今日こそは~~と、4日の空いているはずの午前中の早い時間に出かけて来た。



参道の石段や坂道を半分以上登って、ここからがちょっキツイ石段が待って居る場所まで来た。

それでも、昔むかしは全部石段だった参道も今は両脇の民家の方達が車で通れるように、

何箇所かの石段部分は坂道に改修しているので、楽になっていると言えば楽になっている



勾配もキツくて66段の石段をゆっくりゆっくりと登る。手すりを持ったりしながら。

こんな石段を身体の不自由な方が、杖を突きながら一歩一歩登って居られたり・・・

その気力に思わず「ボツボツ足元を確認しながらね~~」と声を掛けたくなった。

そうしてでも初詣をしたい気持ちが強いんだろうな。。。と、その人の姿が印象的だった。




かと思えば、娘さんらしき人とお父さんらしき人が一段一段に置いてある容器にお賽銭を入れながら登っていた。

殆ど登り切る頃に「何で、お賽銭が足らんようになったん?ちゃんと数えて持たせてあげたのに~」と娘さんの声が、

「何でか分らんけど、足らんようになった~」とお父さんが、

どうしてなんよと言いたげな口調で「もう~同じ所によ~け入れたんじゃろ~」と、又、小銭を渡して上げる光景も。

まぁ~良いじゃないですか、お賽銭を沢山入れて上げたら、お父さんに沢山ご利益があるんじゃね!?

と、微笑ましく眺めながら私もやっとの思いでに登りきった。



備前焼の鳥居をくぐると、向かって左手には、「うん」と口を固く閉じた狛犬さんが、



右手には、「あ」と大きく口を開けた狛犬さんがお出迎えしてくれる。



「やっぱり午前中に来て正解じゃったな~」「よ~う、空いとるよねぇ~」とか言いつつ、

それでも、ちょっとだけ並んでお賽銭を入れて、2礼2拍手1礼して初詣は終了。

それにしても、いつも4列に行儀良く並んで順番待ちするようになっているんだよね~。




隣りの敷地に移動すると、お寺さんの権現堂奥の院が長~い石段を登った所に見える。

ここは中学生の頃、近所の女子友達とブラブラ散歩にやって来ては、

ウダウダとたわいも無いおしゃべりに、時間も忘れて話の花を咲かせたものだった。

この日は「登っていく~?」と言う妹に「パスだ~」と私。



その代わり、権現堂の真下にある鐘つき堂で久しぶりに鐘を突きたいと、

まずは、お賽銭をチャリーンと入れてから・・・



長い年月が経ったので鐘も新しい物に替えたようで、まだ新品みたいだった。




そ~れ~、後に思いっきり綱を引いて~~、鐘に向かって!



ゴ~~ンと、えもいわれぬ当たり一帯に鳴り響く荘厳な鐘の音色はたまらない。

下の方から上がって来る参拝客の人たちの耳にも届いていることだろう。

続いて鐘を打ちたい人が次々と並んで待っていた。




帰り道、石段脇にハナミズキの赤い実が1杯生っていた。

たわわに生っている赤い実を見たことで、何か良いことがありそうな。。。そんな気がした。

どんな木の実でもなんでか?気持ちが満たされるのは私だけか!?









コメント (2)
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