flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

相模国分寺

2012-01-16 00:00:17 | ほとけのいおり

(神奈川県海老名市国分 国指定史跡)
 天平十三年(741)聖武天皇の詔によって、日本各地に建てられた国分寺の一つである。相模国分寺は、今は流れの変わった逆川沿いの丘陵上(相模野台地)に造られ、東側に金堂、西側に塔、北側中心部に講堂を配して周囲を中門及び回廊で囲む「法隆寺式」と呼ばれる方式をとっている。然し、回廊の築堤は残っていない。調査によって、国分寺北側に僧坊跡及び建物跡が検出され、瓦は三浦半島や町田市の瓦尾根瓦窯、神奈川県西部の松田町からさわ瓦窯等で焼成されたものと推定されている。
(塔跡復元基壇)


(金堂跡礎石)

(僧坊跡)
(講堂跡)
(南北朝時代再興の現国分寺)

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