flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

水神平 馬頭観音

2016-02-06 00:00:00 | 石のまもり

(愛知県宝飯郡一宮町上長山字東水神平 1999年12月26日)
 豊川(とよがわ)を見下ろす水神平の高台の信濃往還(伊那街道)沿いにひっそりと佇む石造舟型(光背の形)の馬頭観音である。安政二卯(1855)十二月の記銘がある。
 馬頭観音は、観音の頭の上に馬の頭を乗せた像のことをいい、一般的には、家畜の苦を救う観音または、馬の守護神、供養、その他道中安全、村中安全、病気平癒等、広い意味で信仰されている。元々馬頭観世音菩薩は、ヒンズー教の最高神の一つである「ビジュヌ神」が、馬頭に化身して敵を倒したという神話から伝わっているものである。
ほの山のふもと 石のまもり-より

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