flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

静岡八幡神社

2022-05-30 00:00:00 | かみのやしろ

(有渡八幡神社 静岡市駿河区八幡山 2010年10月12日)
 南側の有東山と同じく独立丘陵の八幡山(やはたやま)の西側には、山名の由来ともなった推古天皇五年(597)あるいは神護景雲三年(769)創建と伝わる八幡神社があり、誉田別命(応神天皇)を祀る。永禄十一年(1568)武田信玄の駿河侵攻によって兵火に遭い記録を失ったが、文久元年(1861)の地誌「駿河志料」によれば、寛元元年(1243)駿河国惣社別当憲信によって大般若経がこの社に寄進され、更に明応三年(1494)今川氏臣福島助春が再寄進した旨が記されている。また、慶長十八年(1613)徳川家康が楼門を寄進したが、第二次世界大戦により焼失している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする