(岐阜県関市小瀬/池尻 2003年4月28日の日記から)
美濃太田駅から長良川線に初めて乗り、関駅に降り立つ。
辺りに点在する刃物地場産業を見てみると、こんなご時世でも意外にもしっかりしている印象を受けた。
近年、関終点となった軌道線の美濃町線に乗り、小屋名駅へ。
今回は十三年前に訪れた百年公園側ではなく、長良川方面へ足を運ぶ。歩くと、結構な距離に感じられるが、途中で長良川を目にすることによって、距離感を感じさせなくなってくる。
鮎之瀬という小瀬鵜飼が行なわれる長良川の淵のようなところを越え、関市池尻地区へ。ここには長良川の風光明媚な立地を利用して建てられた有名だった料理旅館関の孫六苑があったが、バブル末期に廃業してしまった。ここに残されている建物には、大正時代、織物業後藤恕作の別荘として中国、秦の始皇帝の宮殿を模してつくられたという阿房宮がある。その後も、皇族、戦後は進駐軍の宿舎として利用されたこの建物、個人所有とはいえ、文化財指定レベルの建造物といえよう。残念ながら、今は廃屋同然の有様となってしまっている。
静かになってしまったこの地だが、横には雪融けにより水量の多い長良の清流だけが、生き生きと音をたてていた。
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風流な鵜飼オフ会もオツですね。
そのときは、よろしくお願いします_(._.)_
私もいつか、こんなことを経験できるかなぁなんて思います。
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緩やかに流れる長良川を観ながら鮎料理をいただく、幸福な時間をいただきました。
プライベートな時間にゆっくりと、また満喫したいところです。