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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 めったとないおゆるし

2011年10月20日 | HALL家滞在記
「小銭持ってる?」 
夕飯後の洗いものしているとJessieが聞いてきた。何か弾む心のうちがみえみえの表情している。そして、冷蔵庫のドアに止めてある黄色の紙一枚を探し取り、母親の教える棚からサンドイッチ用の薄い茶の紙袋・マジックと必要なものを自分で揃え、タイラーを抱っこした母親の傍に座った。


黄色い紙のメニューを読み上げる母親、明日のランチには、学校の売店でホットドッグとチョコレートミルクを買って食べたいという希望に許可がおりた。そこで小銭だった。

「ホットドッグ・ソース,チーズ…$2.70 / チョコレートミルク…$1.80」
こうして袋に必要事項を書きお金を添えて準備完了。

登校後、クラスにおいてある箱にこの袋を入れておくとその日のお当番さんが買いにいってくれると教えてくれるJessie。金曜日にはそうして注文する子供の数も多いらしいが、今日(19日)は自分ひとりだったという。
クラスで一人であっても別段何の意識もなく、ホットドッグは大きかったけど足らなかったと楽しげだった。当番は当番の責任を果たし、我はただランチを楽しむ、それだけのこと。だが、それもそれぞれに学びの場ではありそうだ。

 

「Jessieはひと月に一度あるかないかやね。だってもったいないやろう?」と母親は私につぶやくが、Jessieにすればめったとないお楽しみなのだな…。
コメント (4)
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