京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 「一善一年」誓いのことば

2013年01月27日 | 催しごと

      『 一善一年 「善哉善哉(よきかなよきかな)」』

京田辺市にある一休寺で「善哉奉納」があった今日、初めて訪れてみました。
酬恩庵一休寺。沿革によると、鎌倉時代に建てられた禅の道場が始まりのようです。後に戦火に会い、復興ままならなかったのを1455-6年にかけて一休禅師が堂宇を再興したとあります。禅師は、81歳で大徳寺住職となった時もこの寺から通われ、ここで晩年を過ごされました。88歳で示寂、師の遺骨が葬られています。
大型の観光バスが2台止まっていました。一般の参拝者はこの団体の後回しとなり、小一時間ほど待たされて、方丈の堂内へ導かれました。拝観料・絵馬・祈祷料・善哉込みで千円とあります。

 
【「一休善哉(ぜんざい)の日」は、今年一年の善き行いを一休禅師に誓い、行動を約束する日。誓いを絵馬に書いて奉納し、善哉をいただいて成就を願います。この1年の行動宣言 身体に善きこと、家族に善きこと、世間に善きこと、地球に善きこと、毎日の誓いの言葉をメッセージとして一つ奉納】するのです。
  
誓いを書いた絵馬は盆に載せて禅師の像の前に。ご住職が紙に書いて出した一人一人の氏名を読みあげてくれます。お話の後に般若心経を唱え、座禅体験タイム。下げた絵馬を掛けて、善哉をいただきに。

「生活に追われ忙しい忙しいと日々を暮らすが、忙と言う字は、心が亡(ほろ)ぶと書くのです」「心して、用心ご用心」「心遣いを怠るな」「明日につながる今日であること、精進して生きることが大切です」「今日書いた誓いや願いが成就するかどうかは、努力と精進で守ることだけにかかってきます」こうした言葉が心に残りました。

ふたっつ、新しい体験をしてみたくて燃やしている意欲があります。周囲に知恵を借りながらも、努力の成果は自分自身の内に貯まると信じて、一つ誓いのことばを奉納しました。ライバルは、すぐ安易な方向を求めるわが心です。
コメント (4)
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