京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 「お彼岸」

2014年03月19日 | こんな本も読んでみた
 
道ばたを彩る。花盛りです。


東本願寺に参拝。

玄侑宋久氏の『釈迦に説法』を読み返してみると、『一人でもできる「お彼岸」』の中に、
「ふだん忙しく動く日々であればこそ、「静慮(じょうりょ)」、わだかまりをなくす、心身内外を空にするといった精神衛生上のバランスをとることが求められる。自らの心身の理想状態を実現する期間がお彼岸の第一義だと思う」という一節がありました。陰と陽の根本は静と動。禅僧としての立場から中国の「日想観」を据えてのお話です。

そういえば、東本願寺で掲示されていた言葉の中に、「嘆異抄」からのことばとして「わがはからざるを 自然と申すなり」がありました。
「則天去私」、この境地も「自然」に近いのでしょうか。人は自分の思いを通そうとする、ってどなたかが言ってましたが、ホントにそうだと反省ハンセイ? ちょっと反省するところも…。

図書館から借りてきた『光の山』(新潮社)を読んでいます。
「あなたの影をひきずりながら」から始まる6篇の短編小説が収まっています。
   

  
コメント
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