京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

城田優の「エリザベート」

2016年09月13日 | 映画・観劇

見てください、このパンフレットにチラシにDVD、東宝ライブ盤のCD…。ミュージカル「エリザベート」関連のものです。チケットまで残してあります。

「“昨年演劇賞の主演男優賞受賞した城田優のエリザベート”、行きませんか?」という友人からの誘いに乗せてもらって、ミュージカル「エリザベート」を楽しんできました。本場のウィーン版から始まって宝塚版もありましたし、今日で4回目です。声をかけてくれた友人の娘さん、その娘さんの友達のお母さんも一緒という4人連れです。
演劇評論などはできませんが、当然のことだろうけど歌い方や演出の違い?など微妙に感じながらも、今回はストーリーに気持ちが入って夢中でした。なんか何度観ても楽曲に酔います。


父親のように自由に生きたいと願うシシイ(エリザベート)は、若き皇帝フランツ・ヨーゼフの妻となって宮廷に入ります。 が、彼女にとって宮廷での暮らしは苦痛以外の何ものでもなく、この結婚はハプスブルク王朝の破滅への序章となっていくわけです。
夫の支えも得られず、子供の養育もかなわずに長女を亡くし、やがて息子も失い、孤独を深めていくエリザベート。「私の人生は私のもの」だと言い放つのです。

コートダジュール、マルタン岬のテラスで。後を追った夫はエリザベートに放浪の旅をやめさせようと試みるのですが、最終的に二人は自分たちの結婚が不幸なものであったことを確認しただけで終わります。二人で歌い上げるこの場面、なぜか好きで、情感あふれる楽曲の中で最も好きだと感じるところです。
 「あなたと私は夜を漂う2隻のボート」「それぞれ行き先が違う 積んでいる物も違う」
 「私はあなたの影では嫌なの」

8月に観劇を予定していた「ピーターパン」は主演の唯月ふうかさんが舞台稽古中に大けがをし、公演中止となってしまいました。惜しい機会を逃し、こうした生の歌と踊りをぜひぜひJessieに見せてやりたいものだと強く思ったりしておりました。
コメント (4)
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