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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

桜と月と

2020年04月08日 | 日々の暮らしの中で
3月中旬にいち早く2輪の開花を見つけた桜の木。川向う、向かって左の木は、今満開の盛りです。

つまりこの右の木。

それは水辺に咲いています。この木の根は長く伸びて賀茂川の伏流水に達しているのかもしれません。

今夜はスーパームーンが桜を照らしている。あたりは一面の闇。あるのは桜の妖しさか、それとも畏怖の景かしら。
ただ、満月が桜の満開を照らすのは古典の常識ではあってはならない。伝統美では、山桜の上にあるのは有明の月だと光田和伸氏に教えていただいた。蒔絵でも桜の上に細い月が美しい、と。

東京では息子が基本テレワークとなっていて、テレビ会議で在宅と知り、先ずは小さくほっとしている。のんきに花見かと申し訳ないような気もするが、心の内は決して穏やかではないのだ。
コメント (4)
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