京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

「気を取り直す、という才能」

2020年04月30日 | 日々の暮らしの中で

新聞紙上で紹介された立体マスクですが、ほんの少し顎下へとカーブを補正してから作ってみました。中央部の立体感はガーゼ生地でもきれいに出ますし、枚数を重ねるうちに手際もよくなりました。
今日、頼まれものを送るついでにマスクを3枚一緒に入れ込みました。自分の分も3枚残して。孫の、小学生用と幼児用サイズはこのあとにでも。写真はまだゴム(紐)を通してありません。

さあ、マスクをしてお出かけ~。
というのもヘンですね。

明日から5月。〈気を取り直す、という才能。肉体、精神の不調で再生が難しい人は、自己暗示をかけてください。自分で鏡を見て(なんて美しい)とか(かッわゆい!)と思ってください。〉
と田辺聖子さん。

この言葉に触れて、花柄や、ピンクの布地でのマスクも誂えてみようと思ったのです。娘に「こんなのはで!」と言われては作った甲斐もなく、おとなし目で作ったのでした。意外と「かわゆい~」などと評判になるかもです。マスクが。
「気を取り直す、という才能」。清少納言は『枕草子』の中で「心ときめきするもの」をあげていますが、聖子さんはその中から、舶来の上等品だけれど、少し曇りがきている鏡を取り上げています。
都合よく自分の顔がぼやけて映ることの効果…。「あら、あたしって…」、心ときめきする朝です。

何か楽しいことを考えなくっちゃ…。
コメント (8)
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