京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

だんまりの花

2021年10月11日 | 日々の暮らしの中で
ツワブキの花が開き始めると、他を知らないこともあるが必ずと言って思い浮かぶのが三橋鷹女のこの一句。

         つはぶきはだんまりの花嫌ひな花

きっぱりとした感情の表現でストレートに思いが伝わってくるではないか。一度の出会いで忘れられない句となった。


花芽を付けた柄が、根元近くからあがってくるのは案外に早く、早すぎで、もう少し秋の深まりとともに咲いて欲しいものだ。思うようにいきませぬなあ。

川本三郎さんのコラムから網野菊を知り、その延長で『石蕗の花  網野菊さんと私』(広津桃子)と出会うことになった。
図書館で借りて読んだが、はて、タイトルにどうして「石蕗の花」とあるのだったか。
内容の記憶がなくなっただけに気にかかる。


コメント (2)
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