京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

ベストセラーよりロングセラー

2023年12月04日 | 日々の暮らしの中で
〈ベストセラーよりロングセラー〉が絵本を出版する際の目標だという。

親子で顔を寄せ合ってページをめくり、何度も何度も、ぼろぼろになるほど繰り返し読んだ作品があれこれ思い出される。
親から子へ、しっかり手渡した一冊、一冊が、その子が親となったときに我が子へと、再び読み継がれたものがある。
書店で絵本を手に取り、内容に触れ、思い出話とともに孫娘と2冊の絵本を選んでみた。


「読書の豊かさとは読んだ本の数よりも、心に住まう本をいかに持つかではないでしょうか」
長田弘さんの言葉を思い起こしながら、どなたかの手に渡った一冊が〈心の一冊〉となってくれることがあれば嬉しいと願い、ブックサンタに参加した。


日ごろ、ウォーキングは一人でと決めている。語る人がいないことを淋しいなどと思うことはないが、昼から私のコースの一つに孫娘を誘った。
山の紅葉に陽が射して「きれいだ」と口にした。




ダンプが猛スピードで行き交う、なんてことはない道だけれど、四季折々の風情に、孫娘と歩いたという思い出が添えられた。

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2 コメント

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散歩 (サッ チー)
2023-12-06 10:44:57
久しぶりにお孫さんとの散歩は一人での散歩とは
違う素敵な時間でしたね。
ブックサンタにも参加されて、ご自分も心豊かになることですね。素晴らしい
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二人での散歩 さっちーさん (kei)
2023-12-06 14:51:43
本を開いて、そこに現れるものは一人ひとりみんな違いますよね。
即効性がなくても、心の中で熟成し、
何かの折に何かの形で思い出されることもあると思えば、
送る側の楽しみも膨らみます。

賀茂川上流、水の流れは浅く干上がり気味でした。
「あの3本の木はね、梅がきれいに咲くのでわざわざ見に来るのよ」
「電子レンジが捨ててあるのは不法投棄!」
「あれは台風で根こそぎ倒された木。そのまんま朽ちていくのかな?」
…お喋りしながら、景色を楽しみながら。
これではウォーキングというよりも散歩ですね。
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