目覚まし時計は5時にセットしたが、朝4時に目が覚めた。「降ってない!」布団に潜ったまましばらくじっと外の気配を窺っていたが静かだった。雨は上がっているらしかった。起き出してみるとなんとも温かだ。やったね~って感じだったなあ。
参加者26名。前回のゴール地点・高原霧の里休憩所で早目のおにぎり弁当をいただき11時45分出発。
大門王子への道。この辺り、高原集落は宿場町として栄えたという。宿の跡もあったが、一里塚の横に残る廃屋は語り部さんの友人が建てたものだそうだ。民家にあったらしい庭木が巨木に成長していた。片側斜面にはかつて田畑が広がっていたというが、その面影はなく人工林ばかりだ。間引かれた木々は苔蒸している。朱の社殿が見えてきた。定家はこの付近の山中で1泊したそうな。
木洩れ日の美しさをしばし感じながら、片側が崖になっている道をただひたすら、一歩一歩登って行くばかりの道が続く。このあたりでも以前には民家があったという。行き倒れになった人を供養したものだというお地蔵さんは、口に小判をくわえているように見える。
山並みを眺める時間もなく通り過ぎる。慌てて撮った写真はピンボケだが、実際目にした山は幾重にも重なる美しさであった。帽子が吹き飛ばされそうな強風は、うっすら汗をかいた身体の芯まで沁みる冷たさだった。
上多和茶屋跡付近に立つ道標に従って、左手から段差の大きな下り道が続く。一気に大坂本王子まで下る。どんどん下る。が、ここからは河原から集めた石で後世に作ったという石畳が敷かれていた。大きな段差をゆっくりと足を下ろすのだが、トレッキングシューズを履いていてもキュッと一瞬滑る。慎重に足の着地場所を求めていかなくてはならない。湧き出る水が石を濡らしている。小さな悲鳴が何度となく響いたが、人の事に関わってもいられず、自分の事だけで精いっぱいの感だ。脇は崖の道、やがて大きな川音を耳にしながら川沿いを下って行く。どんどん下る。写真などとる余裕もなく、大方下を向いて適度な間隔を取りながら前の人に付いて行った。
牛馬童子口、道の駅に出た。ゴールだ。13116歩。疲れた…。「どーもない」と言う人との違いはなんなんだろう…。
参加者26名。前回のゴール地点・高原霧の里休憩所で早目のおにぎり弁当をいただき11時45分出発。
大門王子への道。この辺り、高原集落は宿場町として栄えたという。宿の跡もあったが、一里塚の横に残る廃屋は語り部さんの友人が建てたものだそうだ。民家にあったらしい庭木が巨木に成長していた。片側斜面にはかつて田畑が広がっていたというが、その面影はなく人工林ばかりだ。間引かれた木々は苔蒸している。朱の社殿が見えてきた。定家はこの付近の山中で1泊したそうな。
木洩れ日の美しさをしばし感じながら、片側が崖になっている道をただひたすら、一歩一歩登って行くばかりの道が続く。このあたりでも以前には民家があったという。行き倒れになった人を供養したものだというお地蔵さんは、口に小判をくわえているように見える。
山並みを眺める時間もなく通り過ぎる。慌てて撮った写真はピンボケだが、実際目にした山は幾重にも重なる美しさであった。帽子が吹き飛ばされそうな強風は、うっすら汗をかいた身体の芯まで沁みる冷たさだった。
上多和茶屋跡付近に立つ道標に従って、左手から段差の大きな下り道が続く。一気に大坂本王子まで下る。どんどん下る。が、ここからは河原から集めた石で後世に作ったという石畳が敷かれていた。大きな段差をゆっくりと足を下ろすのだが、トレッキングシューズを履いていてもキュッと一瞬滑る。慎重に足の着地場所を求めていかなくてはならない。湧き出る水が石を濡らしている。小さな悲鳴が何度となく響いたが、人の事に関わってもいられず、自分の事だけで精いっぱいの感だ。脇は崖の道、やがて大きな川音を耳にしながら川沿いを下って行く。どんどん下る。写真などとる余裕もなく、大方下を向いて適度な間隔を取りながら前の人に付いて行った。
牛馬童子口、道の駅に出た。ゴールだ。13116歩。疲れた…。「どーもない」と言う人との違いはなんなんだろう…。
寒さと強風に煽られながらも、心配されたお天気には恵まれした。
不慣れな、険しい山道を黙々と踏破。また大きな一歩を記されましたね。
多くが下を向いて足もとに気を付けながらではあったのでしょうが、随分心に残る写真が撮れています。その余裕に感心しきりです。
『13116歩。疲れた…。』これが本音です。本当にお疲れ様。
「どーもない」と言う人、半分は強がりですよ。
いよいよ後2行程。気持ちが高揚します。お疲れを早く取って下さいね。
ほとんど山の中、木々は苔むし枯れ枝が散乱したこけやすく滑りやすい道でした。クリアーしました!
これだけ日々ウォーキングで鍛練していますのに!疲れます。でもアップアップではありません、まだすこ~し余裕が。
あと2回(3回?)頑張ります。
じっくり見せていただきました。
修行の道の趣です。
これが熊野なんですね…
こういう風に一列で一歩一歩登っていくんですね…
強風の中黙々と歩かれる方々の後ろ姿にも修行の雰囲気が漂っています。
まだすこ~し余裕とは!
私も鍛練見習わないとです(笑)
あと2回?3回?頑張って下さいね。
そこは上手に語り部さんが小休止をはさんでくれますから、水分補給をしては復活しています。
最高齢は83歳の女性です。20年以上も山岳連盟に属していたという70歳を超えた女性も二人!
圧倒されそうでしょう~。
ですが、気持ちだけは引けを取ることなくそれなりに楽しみながらは歩いています。
段差が大きかったせいか疲れを感じました。
先頭の方が語り部さんですね。
健脚の26名さんだったようで。
83歳の女性?やはり若い時からのキャリアでしょうか。
今回も無事クリアされておめでとうございました。
前回と同じ語り部さんでした。
最も険しいとされる大峰山修験道を、山伏と一緒に修行されるそうです。
この方の父親の代までは、こんな山の中にと思う斜面に田が広がっていたそうです。斜面は遊び場だったとか。
古くはもっと厳しい道だったろうと想像できます。
最高齢ですが、健脚です。昔はもっと歩けたけどあかんようになった…と。
だいたい私が後ろからついて歩いています。いい調子でペースも合うのです。
太い枯れ木が横たわっていたのを邪魔だからどかそうと手を出されたのですが、
足が枝に絡んだか前のめりにもろに倒れてしまいました。
再び歩きだされました。かなりの衝撃があったと思うので気になります。
足元を気にされながらもたくさんの写真興味深く拝見しています。
杉木立でしょうか、神秘的で厳かなものを感じます。
歩いておられる方々はそれ以上に「神域」に入られた厳粛な気持ちになられたことでしょう。
もうお疲れはとれましたか。
以前に同じタイトルがあったらしく「お疲れ様」と出てきましたので、つい、それをクリックしましたら途中まででした。
失礼致しました。
不慣れな山道です、何が起きるやら。
水量も増え川の流れは速いのが見てとれました。
無計画に伐採して生態系を壊し、資材になりやすい杉などばかり植えたのですよね。
花粉症にやられるのも巡りまわる結果のようです。
次回も8キロ少し、頑張って本宮に近づきたいものです。