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今日から5/5まで、みやこめっせで「春の古書大即売会」が始まった。
行ってみようか? 思ったら、この勢いに乗ることが肝要なのだ。ちょっとのためらいが、(まあいいか)と機会を失わせがちなのを知っている。この頃とみに…。だから、ささっと支度をして出かけた。
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意気込んだわりには収穫なし。
くたびれて、腹も減るころ藤の花。
通りがかった店先に6、70センチほどになる藤の鉢植えが置かれていて、うすむらさきの一房が垂れていた。
なぜかふと子規の藤を見る目線が思い浮かんだ。
瓶に挿す藤の花ぶさみじかければたたみの上にとどかざりけり
母が活けてくれた藤の花を、横になったまま鑑賞している。
わずか6尺と3尺の病床の世界に縛り付けられ、痛みには声の限りを上げて叫び、日々衰弱していった子規。そして、
くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる
あざやかにも清らかに澄んだこの一首。
敷蒲団の長さ6尺、幅3尺。体はこの病床にあって動けないけれど、寝たままガラス窓越しに庭の草花を見、夜空を眺めていた。
この広さの中に自分を見いだした。決して縛られてなどいなかっただろう…。
さあ今日から5月。好きなことを楽しんで生きていきたいものだ。
五月はバラの月、出逢いと別れの月、
女が生まれかわる月。
新緑の月。
と聖子さん。
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京都での古書市とき聞いたら・・骨董品が並びそう。
赤い鳥居を潜って、トキメク心・⛩️・
その様な時に正岡子規を思い出すkeiさんは古書がお似合い。
帰り道の芍薬の蕾が嬉しい春ですね。
俳句に対する情熱は失わなかったようですね。
病床から藤を眺めた子規の心情を思うとき
胸痛みます。
古書市は先日名古屋でも開かれたと
報道されていました。
きっと京都ほどは多くはないと思います。
昔一度だけ見に行ったことあります。
今も同じ会場で開かれました。
コミック、パンフレット類、雑誌、和綴じの古書ありです。
やはり夏!かもしれません。下鴨神社糺の森が会場で、
種類も多く文芸書は豊富な気がします。
鉢植えの手ごろなサイズが、子規の目線につながったのかもしれません。
白にちょっと赤味が入って、楽しみな芍薬です。
子規の存在があって、明治期に多くの文学者が輩出されていると言えますよね。
亡くなる間際まで、すごい人ですね。
大阪の四天王寺で古書市があるのを教えられたのですが、
四天王寺ってどうやって行くのかを調べなくてはならない大阪オンチでして…。