Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ヨルダン縦断7 マダバからアカバへ

2008-06-04 01:44:09 | 中近東/北アフリカ
5月6日 続き 

マダバのモザイクはまだ続く。
聖ジョージ教会を出た後は車で町の端にある12使徒教会へ。
簡素な外観の教会の中へ入れば 
 床一面のモザイク
  
ここも鳥を中心にした動物と植物のデザイン
 これはたぬき??

モザイク好きももうさすがにおなか一杯、マダバの町を出てキングス・ハイウェイを南下する。

ハイウェイと言ってもこの道は丘を登ったり降りたりする2級道路といったところ。道幅は狭いが周りの景色はいい。
特に途中のワディ・ムジーブ
 眼下にはダム湖も見えて絶景だ。砂漠の印象の強いヨルダン、こんなに渓谷が多いとは思わなかった。

お昼を大分過ぎてお腹も空ききったころ、町に入り丘の上に大きな城が見えてきた。
 12世紀に建てられた十字軍の要塞、カラク城だ。

この城の入り口にあるレストランで観光客向けのおいしくないビュッフェ・ランチを食べて、せっかくだからと城の中もちょっと見学する。
 堀を渡って小さな入り口から入ると
 なるほど戦略拠点の要塞だと納得する景色。
  
広々とした城内の上部構造は崩れているが、地下には廊下がいくつも走り、小さな部屋がたくさんある。
緑もほとんどなく、夏には酷暑になるだろうこんな所に、欲のためか、だまされて連れて来られたか、ヨーロッパの田舎者が何百、何千といたんだろうなあ、なんて想像するとちょっと気持ち悪い。心情的にイスラムびいきなので、十字軍は好きではないのだ。

というわけでカラク城は早めに切り上げて、キングス・ハイウェイを離れてデザート・ハイウェイに出る。
 アンマンとアカバを結ぶ現代の幹線道路は、名前の通り砂漠の中をひたすら走る。

アラビアのロレンスが命がけで越えた砂漠はこれなんだねえ、なんて言っているうちに岩山が増えてきて

これを突っ切ると
 アカバ!

一休みしたらそのままアンマンまで300キロ以上を戻ると言う運転手さんと別れて、我々は久しぶりの魚を食べにレストランへ。
 
 塩焼きに醤油をたらして、と言うわけにはいかなかったが、スズキのようなこの魚、新鮮でおいしかった。


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コメント (1)
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