Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ヨルダン縦断8 アカバ

2008-06-05 01:18:34 | 中近東/北アフリカ
5月7日

朝、ホテルの窓からアカバの町を眺める。
 今回、海辺のリゾートホテルが取れなくて街中の3ツ星ホテルに泊まったのだが、ここもヨーロッパ人旅行者でいっぱい。どうもロシア人がたくさん来ているようだ。

朝食を食べて、海辺の遊歩道をぶらぶら。
  
透明度が高いことで名高い紅海、タンカーがたくさん浮かぶ湾の中でも思いのほか水がきれいだ。気温も空気の冷たかった高原のアンマンに比べて明らかに高い。

しばらく歩いてお目当てのアカバ要塞に到着。
 入り口でお兄さん達が数人だべっていたが、「日本人?」と聞くのでうなずくとただで入れてくれた。

アラビアのロレンスが苦労してベドウィン達と攻略した第一次大戦の戦略拠点、と思って行くとまったく拍子抜けしてしまうほど小さな要塞。
  
ここに本当に英国軍を脅かす大砲があったの?と言うぐらい何もない。日陰にのんびり座った現代のロレンスは案内もせずに「バクシーシ」と手を出す。平和はいいね。

要塞の前はグラスボトム・ボートのたまり場になっているので、その一艘に乗り込む。
  
ビーチのそばにはさんご礁が少し、熱帯魚も少しいるが、たいしたことはない。ダイビングやシュノーケリングには海岸線をもっと南に行かなければいけないようだ。
というわけで、このボートで楽しむのは水の中よりももっぱら周りの景色。アカバ湾の中に浮かぶと3ヶ国が間近に見える。
 ヨルダンのアカバ
 イスラエルのエイラート
 エジプトのタバ

同じ湾に面した、お互い目と鼻の先にあるこの3つの町がそれぞれの国の何かを象徴しているようで、実に面白い。

ボートを降りてまた遊歩道を歩くと、公共ビーチは地元民でにぎわっている。
  
こちらの女性は海の中に入るのも服を着たまま、スカーフをかぶったままだから大変。でもみんな楽しそうだ。

気持ちよく海風に吹かれたら小腹が空いたので、日本では5年に一度も行かないマクドナルドへ。というのもこれ↓が食べてみたかったから。
 
周りを包むアラビア風のパンはゴマも入って香ばしく、なかなかおいしい。で中のチキン・パティは「う~ん、アメリカの味だね~。」
地元のシュワルマ屋なら1ディナールではるかにおいしい物が食べられる。何でこんなもんに2.5ディナールも払わにゃならんのだ。

 セブン・イレブンまである(なぜかNEWが付いている)アカバの町は外人観光客御用達のリゾートなのであった。


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コメント (9)
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