Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ヨルダン縦断13 死海でエステ

2008-06-20 02:43:39 | 中近東/北アフリカ
5月10日

ヨルダン滞在最終日、今日は一日死海リゾートでのんびりする。
 まずはアラブ風の朝食をしっかりいただく。左奥のラブネという濃いヨーグルトがおいしくて、ヨルダン滞在中は毎日食べた。アメリカでも流行中というこれ、日本でもはやらんかな。

そして昨日のケーブルカーに乗って死海の湖岸へ。
 今日もピーカン、対岸が良く見える。

ぷかぷか浮いている皆さんを観察しつつ、さあ、自分も浮いてみよう。ひざまで水の中に入ったあたりで腰を落とすと
 おお、浮いたよ。

塩分30%の水の中では確かに海で浮くのとは感覚が違う。大きな浮き輪に乗っているような感じ?とにかくこのぷかぷか浮いているのが気持ちよくて、これは死海まで来た甲斐があると言うもの。
 調子に乗ってこんな写真を撮っていたら、バランスを崩しそうになってあわててカメラを水没させてしまった。しばらくは動いていたがやがて活動停止。オリンパス、死海に死す。溺れさせてごめんよ。

バランスを崩してあわてたのにはわけがある。塩分30%の水がのどや鼻、目に入ると大変なことになると聞いていたから。試しににちょっと水をなめてみると、塩辛いを通り越して苦い。これは塩分の他にもいろいろなミネラルが溶け込んでいるかららしい。

湖岸には温泉のように死海の効果効能書きがある。
 
死海は水だけではなく、湖底の泥もお肌に良いということで
 みんな体に塗りたくる。

その他にも海抜マイナス300メートルなので酸素が濃いとか、紫外線が届きにくいので日焼けしにくいとか、死海はいいことづくめなんだそうな。ただし15分以上水に入っていると脱水症状を起こすらしい。

そんなわけで適当にアヒルのまねは切り上げて、予約を入れてあったホテルのスパへ移動する。
 
中にはスパ利用者だけが使える塩分濃度が違うプールだの

見晴らしのいいジャグジーだの
 
ゆったり使える施設がたくさんあるが、我々はエステのコースを予約してある。
その名も「クイーン・オブ・シーバ・コース」。

バスローブに着替えてラウンジで待っていると、現れたのはなんとアラブ人の若い男。えっ、と一瞬思ったが、向こうはプロだし、こっちはおばさんだ、と開き直って付いていく。

まずはミストサウナで体をふやかして、ソルトスクラブ、つまり粗塩で体中を塩もみ。きゅうりになったような気がするが、これでまたサウナに入るとお肌がつるつるする。

次はマッド・ラップ。死海の泥を体中に塗りたくって、ビニールでパッキングされる。しばらくすると体がぽかぽかしてきて、意識は遠のき、これは気持ちいい。「外の泥は不純物が一杯だけど、ここのはきれいで他にもいい成分が一杯入っている。全然違う」とは兄ちゃんの弁だが、そりゃあそうでしょう、一緒じゃ困る。

ラップの後はオイル・マッサージ。オリエンタル・マッサージと称しているが、まあ普通のマッサージ。マッサージはタイかインドに限る。

そして最後はヒーリング・マッド・フェイシャル。これはロシア人のお姉さんが丁寧にやってくれて、また意識が遠のく。ただし効果の程はよくわからず。

以上、全コース3時間、お値段28000円。安くはないし、設備やサービスはアジアに敵わないが、旅の最後にゆっくりするにはちょうどよかった。

ところでこの死海のリゾート、ヨーロッパ人、特にイギリス人がたくさん来ているが、スパにはなぜかロシア人が多い。しかも彼ら、値段の張る死海コスメをかごにてんこ盛りで買っていく。景気がいいとは聞いていたが、ここでそれを実感するとは。

最後は夕日のさす死海にもう一度浮きに行って、ヨルダン旅行のしめにした。


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コメント (8)
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