Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

白金台 松岡美術館

2008-06-28 18:12:48 | 機内食・映画・美術展
ルーヴルのイスラム陶器が物足りなかったので、パンフレットをもらった松岡美術館へ行ってみた。
Matsuoka Museum of Art 松岡美術館公式サイト


白金台の駅から6分、名前は知っていたし、家の近所なのに入るのは初めて。
入り口で「イスラム陶器のコレクションはどこですか」と聞いたら、美術館の方は申し訳なさそうに「ほんのちょっとなんですよ」とおっしゃる。
 
明るいホールを通って2階に上がると、展示室前のスペースにイスラム陶器が並んでいた。
 唐三彩に影響を受けたと思しきペルシャ三彩
 
 
 瑠璃色がとてもきれいな器
 
  
ラスター彩はもう2点あって、どちらも人物紋がおもしろい。

6点とは言えどれも質が高くて、ルーヴルの展示品よりこちらの方が断然いい。

ほくほくしながら、せっかくなので他の展示も見てまわる。

この美術館のメインコレクションはパンフレットによると中国陶器らしい。収蔵品が多いので展示換えがあるらしく、現在は唐三彩を展示中。
  
  
中国陶器の中でもぼってりした肌の唐三彩はあまり好みではないのだが、このコレクションは騎馬像や人形が中心で趣味がいい。
  
こっちのもっと土っぽい肌の方が好きだけど。

隣の展示室ではフランス近代絵画の特別展。印象派からピカソまでのコレクションはありがちで、こちらではどうも収集家の趣味が感じられない。

階下へ降りてガンダーラ・インド彫刻の部屋。
  
 男前が一杯で嬉しい♪

隣の部屋はエジプトを中心にした古代オリエント美術


さらに隣はヘンリー・ムーアを中心にした現代彫刻。
収集の方向をいささか広げすぎた感じがしないでもないが、松岡さんの好みは見えるようで、個人コレクションはこれがおもしろい。
そういえば同じ個人コレクションの、リスボンのグルベンキアン美術館にちょっと内容が似ているかもしれない。

9月からは古伊万里を出すようだし、ここはまた来よう。


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コメント (4)
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