8月7日
朝一番、イスタラフシャン郊外の小さな村に立ち寄る。
丘の斜面には草ぼうぼうの墓地があり、その中を歩いていくと崩れた遺跡がある。
ここはチェルフジラ遺跡と言ってブンジカットの見張り塔だったところ。3,4階建だったものの下部2層だけが残っているが、日干し煉瓦の構造はよくわかる。しゃれこうべがわざとらしく置かれているが本物だろうか。
しかしこんな地味な遺跡に立ち寄るツアーは我々だけだろう。
さらに郊外に出ると道路脇にタジキスタン国旗に囲まれた狼の銅像がある。
ブンジカット遺跡からロムルスとレムスの壁画が出土したからとのことだが、これはもちろんローマにある銅像の複製。肝心の壁画のオリジナルはエルミタージュに持って行かれたというのだが、こちらの複製はどこにもないのが不思議だ。
行く手にはだんだんトルケスタン山脈の高い山が見えてきた。
山越えのシャフリスタンの手前には通行料を徴収する料金所。
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タジキスタン国内のあちらこちらにこのような料金所があるのだが、道路工事を請け負っている中国が料金所の設備も丸ごと持ってきているようで、料金表示機が中国語のままだ。
シャフリスタンの山越えは従来標高3378メートルの峠を越えなければならなかったが、2012年の10月に中国製のトンネルができ、おかげで所要時間が1時間短縮できるようになったのだそうだ。
標高2660メートルにある全長5キロのトンネルで中は真っ暗。
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トンネルの手前にはまだ少し見えた緑がトンネルの向こう側では全く見えなくなり、荒涼とした山肌を道路が通る。
山を少し下るとドライフルーツを売る屋台があった。
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アンズもナッツもバケツ売り。
昼過ぎ、アイニという町でドゥシャンベへの道から外れ、ザラフシャン川を右に左に渡りながら進路を西へとる。
灰色に濁った水は雪解け水なので冷たい。
道も今までのようなきれいな舗装道路ではなくなった。
分岐から3時間でペンジケントに到着。
この辺りにはブドウ畑が多く、町の手前にはワイナリーがあったのでちょっと立ち寄り。
工場は閉まっていたのだが、ワインを買いたいと言うと事務所を開けてくれた。
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ワインやシードルなど、作っている品数は多く、ラベルもなかなかしゃれている。
ただしお味の方は・・・(と飲めない自分が言うのも何だが、大昔の赤玉ハニーワインみたい)。
到着が早かったので街中のルダーキー博物館へ。
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ルダーキーとは9世紀から10世紀のペルシャの大詩人で、ペンジケント生まれのためタジキスタンの偉人の一人となっている。
博物館の中に見るべきものはないが、ガイドさんがルダーキーの詩の一節を暗唱してくれた。言葉はわからないが響きが美しく、たまたまルダーキーの墓参りに来たと言うイラン人のおじさんもうっとり。
ペンジケントにホテルはないので、今夜の宿は初めて「民家風ゲストハウス」というやつに泊まる。
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ソ連式アパートの奥に門があるが、ここはロンプラにも紹介されている有名宿。
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布で覆われた通路から中庭に入ると両側に8つほどの部屋が並ぶ。
部屋の中にはベッドとやたら大きな空の棚しかないが、共同のトイレ、シャワーも清潔で快適。
暖かい夜には庭での食事も気持ちいい。
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朝一番、イスタラフシャン郊外の小さな村に立ち寄る。
丘の斜面には草ぼうぼうの墓地があり、その中を歩いていくと崩れた遺跡がある。
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ここはチェルフジラ遺跡と言ってブンジカットの見張り塔だったところ。3,4階建だったものの下部2層だけが残っているが、日干し煉瓦の構造はよくわかる。しゃれこうべがわざとらしく置かれているが本物だろうか。
しかしこんな地味な遺跡に立ち寄るツアーは我々だけだろう。
さらに郊外に出ると道路脇にタジキスタン国旗に囲まれた狼の銅像がある。
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山越えのシャフリスタンの手前には通行料を徴収する料金所。
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タジキスタン国内のあちらこちらにこのような料金所があるのだが、道路工事を請け負っている中国が料金所の設備も丸ごと持ってきているようで、料金表示機が中国語のままだ。
シャフリスタンの山越えは従来標高3378メートルの峠を越えなければならなかったが、2012年の10月に中国製のトンネルができ、おかげで所要時間が1時間短縮できるようになったのだそうだ。
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トンネルの手前にはまだ少し見えた緑がトンネルの向こう側では全く見えなくなり、荒涼とした山肌を道路が通る。
山を少し下るとドライフルーツを売る屋台があった。
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アンズもナッツもバケツ売り。
昼過ぎ、アイニという町でドゥシャンベへの道から外れ、ザラフシャン川を右に左に渡りながら進路を西へとる。
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分岐から3時間でペンジケントに到着。
この辺りにはブドウ畑が多く、町の手前にはワイナリーがあったのでちょっと立ち寄り。
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ワインやシードルなど、作っている品数は多く、ラベルもなかなかしゃれている。
ただしお味の方は・・・(と飲めない自分が言うのも何だが、大昔の赤玉ハニーワインみたい)。
到着が早かったので街中のルダーキー博物館へ。
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ルダーキーとは9世紀から10世紀のペルシャの大詩人で、ペンジケント生まれのためタジキスタンの偉人の一人となっている。
博物館の中に見るべきものはないが、ガイドさんがルダーキーの詩の一節を暗唱してくれた。言葉はわからないが響きが美しく、たまたまルダーキーの墓参りに来たと言うイラン人のおじさんもうっとり。
ペンジケントにホテルはないので、今夜の宿は初めて「民家風ゲストハウス」というやつに泊まる。
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ソ連式アパートの奥に門があるが、ここはロンプラにも紹介されている有名宿。
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布で覆われた通路から中庭に入ると両側に8つほどの部屋が並ぶ。
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