8月10日
いよいよドゥシャンベを出発してアフガニスタンとの国境へ向かう。
証文の出し遅れのようだが、ここでタジキスタンの地図と今回のルートをご紹介。
本日の目的地は国境沿いにあるカライクムと言う町。
通常であればドゥシャンベからは点線で示した3232メートルのハブロボト峠越えルートを行くのだが、途中の橋が洪水で壊れたままなので、今日は大きく南下してからアフガニスタン国境沿いを北上する遠回りになるという。
南へ下る道はきれいに舗装されて快適だが、標高1000メートル以下では乾燥して暑い。
出発して1時間ちょっとでノラクと言う町に到着。ここにはヴァクシー川をせき止めたタジキスタン最大のダムがある。
ダムから流れ出る川は思いのほかきれい。
牛も歩く橋を渡れば
川でとれた魚のフライを売っているおばちゃんもいる。この魚、野菜のスープをかけて食べるのだろうか。
ダムを見下ろす場所には休憩所もあって人気のようだが、ここをせき止めるとヴァクシー川が合流するアムダリアの水量が減るということで、ウズベキスタンともめる原因になっているのだそうだ。
ダムから降りると周りの景色はますますカラカラになって、遠くに羊の群れが見えるだけ。
やがてクロブの手前、ブリストンと言う町まで来るとやけにきれいな要塞が見えた。
この城壁はもちろんごく最近再現されたものだが、これは9~11世紀のフタロン王国のホルボック要塞。
閉じた門から中を覗き込んでいると、「今日はお休みだけれど君たちは日本人だから」と管理人のおじさんが開けて中を案内してくれた。
現在発掘中のこちら、日本の東京文化財研究所が援助しているのだそうで、だから我々も中を見せてもらえたわけ。
クロブの町でゆっくり昼食をとって、1950メートルの峠を越えると
いよいよ川の合流先がパンジ川、その向こうに見える山はアフガニスタン!
さらにちょっと山を下ると国境の橋がよく見えるが、これが渡れないのだね。
川のこちら側、タジキスタンには緑の畑が多いのに比べて、あちら側アフガニスタンは荒涼として見える。
道はパンジ川沿いに上がったり下がったりしているが、向こうの山が迫って川幅はいくらもなく、場所によっては本当に手が届きそう。
よく見ればあちら側も川沿いに細い道が延々と続いていて、たまに歩いている人やバイクの人が見える。
こんな荒涼として何もないところをどこまで行くんだろうと思っていると
山からの細流があるらしいところにだけ緑が見え、その間に家が見える。
家は茶色い箱で、小さな窓にはガラスもはまっていない家が多いようだが、よく見ればパラボラアンテナを立てている家が結構ある。電柱は見当たらないので、おそらくソーラーを使っているのだろう。
アフガニスタン・サイドもきっと我々の想像以上に情報は入っているに違いない。
タジキスタン・サイドの道は国境沿いはさすがに未舗装が多くなったがところどころは舗装されている。
「ここはトルコの援助」、「こちらはイランの援助」と解説がつくのが面白い
やがて日もだいぶ傾いた18時半、途中2時間の休憩を含めて11時間で無事にカライクムに到着。
ドゥシャンベからの距離は360キロ。
今夜の宿はスルタン・ショーさんのホームステイ。
階段を下りていくとリンゴの木が何本も植わった中庭があり、川沿いに昔ながらのトイレやシャワールームがある。
家は2つに分かれていて、1階にキッチンや家族の部屋、2階にゲストルーム。
キッチンを覗かせてもらうと冷蔵庫もあり、料理にはIH調理器を使っている。
思いのほか多くの部屋に区切られた2階は清潔で、床に敷く布団も薄いながら問題なかったが、1300メートル近い標高でも夜で29℃あって暑かった。
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いよいよドゥシャンベを出発してアフガニスタンとの国境へ向かう。
証文の出し遅れのようだが、ここでタジキスタンの地図と今回のルートをご紹介。
本日の目的地は国境沿いにあるカライクムと言う町。
通常であればドゥシャンベからは点線で示した3232メートルのハブロボト峠越えルートを行くのだが、途中の橋が洪水で壊れたままなので、今日は大きく南下してからアフガニスタン国境沿いを北上する遠回りになるという。
南へ下る道はきれいに舗装されて快適だが、標高1000メートル以下では乾燥して暑い。
出発して1時間ちょっとでノラクと言う町に到着。ここにはヴァクシー川をせき止めたタジキスタン最大のダムがある。
ダムから流れ出る川は思いのほかきれい。
牛も歩く橋を渡れば
川でとれた魚のフライを売っているおばちゃんもいる。この魚、野菜のスープをかけて食べるのだろうか。
ダムを見下ろす場所には休憩所もあって人気のようだが、ここをせき止めるとヴァクシー川が合流するアムダリアの水量が減るということで、ウズベキスタンともめる原因になっているのだそうだ。
ダムから降りると周りの景色はますますカラカラになって、遠くに羊の群れが見えるだけ。
やがてクロブの手前、ブリストンと言う町まで来るとやけにきれいな要塞が見えた。
この城壁はもちろんごく最近再現されたものだが、これは9~11世紀のフタロン王国のホルボック要塞。
閉じた門から中を覗き込んでいると、「今日はお休みだけれど君たちは日本人だから」と管理人のおじさんが開けて中を案内してくれた。
現在発掘中のこちら、日本の東京文化財研究所が援助しているのだそうで、だから我々も中を見せてもらえたわけ。
クロブの町でゆっくり昼食をとって、1950メートルの峠を越えると
いよいよ川の合流先がパンジ川、その向こうに見える山はアフガニスタン!
さらにちょっと山を下ると国境の橋がよく見えるが、これが渡れないのだね。
川のこちら側、タジキスタンには緑の畑が多いのに比べて、あちら側アフガニスタンは荒涼として見える。
道はパンジ川沿いに上がったり下がったりしているが、向こうの山が迫って川幅はいくらもなく、場所によっては本当に手が届きそう。
よく見ればあちら側も川沿いに細い道が延々と続いていて、たまに歩いている人やバイクの人が見える。
こんな荒涼として何もないところをどこまで行くんだろうと思っていると
山からの細流があるらしいところにだけ緑が見え、その間に家が見える。
家は茶色い箱で、小さな窓にはガラスもはまっていない家が多いようだが、よく見ればパラボラアンテナを立てている家が結構ある。電柱は見当たらないので、おそらくソーラーを使っているのだろう。
アフガニスタン・サイドもきっと我々の想像以上に情報は入っているに違いない。
タジキスタン・サイドの道は国境沿いはさすがに未舗装が多くなったがところどころは舗装されている。
「ここはトルコの援助」、「こちらはイランの援助」と解説がつくのが面白い
やがて日もだいぶ傾いた18時半、途中2時間の休憩を含めて11時間で無事にカライクムに到着。
ドゥシャンベからの距離は360キロ。
今夜の宿はスルタン・ショーさんのホームステイ。
階段を下りていくとリンゴの木が何本も植わった中庭があり、川沿いに昔ながらのトイレやシャワールームがある。
家は2つに分かれていて、1階にキッチンや家族の部屋、2階にゲストルーム。
キッチンを覗かせてもらうと冷蔵庫もあり、料理にはIH調理器を使っている。
思いのほか多くの部屋に区切られた2階は清潔で、床に敷く布団も薄いながら問題なかったが、1300メートル近い標高でも夜で29℃あって暑かった。
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