Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

スピティ再訪 12 ヒッキム村&コミック村

2017-10-13 12:47:21 | チベット文化圏
7月21日 続き

お昼ごろにランザ村を車で出発、40分で到着したのはヒッキム村。

ちょっと窪地になった所に畑が作られた小さな村だが
 
ここには公称4440メートル、世界で一番高所にある郵便局があるのだ。
 
中はほぼ一般民家だが、郵便業務用のテーブルがあって
 
ここでお手紙を出せば「世界最高所の郵便局」のスタンプも押してもらえる。
ちなみにここで投函した絵葉書は無事2週間で自宅に到着。インド郵便はちゃんと仕事をしている。

ここからほんの10分、
 小さな縞模様のお寺を見ながら丘を越えると

ヒッキム村にそっくりなコミック村に到着。こちらの方が100mほど標高が高いだろうか。

 
この村の一番高い所にはこれまた「世界最高所のレストラン」があるので
 
雑貨屋も兼ねるこの「最高のレストラン」でお昼。
 メニューにあった大麦のお粥を頼んでみるとツァンパ・スープが来たが、中に豆なども少し入って香ばしく、見た目よりもおいしかった。

 店には小坊主がお菓子など買いに来ていたが、これはこの村に大きなサキャ派のお寺、タンギュ僧院があるため。

 
レストランのすぐ隣、村を見下ろす位置に建つのはレンガ色の新しい建物。
 入口にユキヒョウの剥製が下げられたこのお寺は、表のプレートによると1970年代の地震被害によりヒッキム村からこちらに移されたとあるから、道中に見かけた小さなお寺が元のお寺かもしれない。
14世紀、あるいはそれ以前からの歴史がある寺で、カザの町にある新しい僧院はこの寺の分院になるのだそうだ。

 
少し離れた所に建つ、こちらは壁が3色の縞模様に塗られたドゥカン(集会場)のある建物。
 
広い中庭の正面がドゥカン、周りは僧坊になっていて
 
中を覗くとお坊さんが試験を受けているところだったようなので、入るのは遠慮しておいた。

お寺からは丘を下ってコミック村を少しお散歩。
  
 
村には花がたくさん咲いてのどかだが、下るのは楽な村の道も4500mの高さでは戻るのがしんどい。

と言うわけで下まで車で迎えに来てもらって、ランザ村に帰還。
 
夕方で学校が終わったのだろうか、昼には見かけなかった子供たちがあちこちに。
 
畑では麦の穂が波のように揺れて
 
丘の上には大きなお釈迦さま、チャウチャウカンニルダもてっぺんまで姿を見せてくれた。

宿に帰ってバスルームの窓から外を見たら
 
家畜たちが出先からちょうど戻ってくるところ。
 
村に入ったらそれぞれの飼い主に迎えられてお家に帰る。

 お釈迦様の向こうに陽も沈んで
 
夕食は今日もモモにチキン・カレー、塩茹で野菜のリクエストは去年の旅で覚えた。
しかしインド人のガイドは、「どうしてこんな味のないものを食べたいの?」と不思議そう。
使えば、とテーブルに置かれたマサラはむちゃくちゃ辛かった。


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コメント (5)
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