Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

スピティ再訪 13 キー・ゴンパの祭

2017-10-16 22:12:34 | チベット文化圏
7月22日

ランザ村の朝。
 
今朝もまた山の頂上を照らす光が村全体に行き渡った所でお散歩へ。

 
チャウチャウの山は残念ながら雲に隠れているが
  
畦道には花がいっぱい。ここではただの雑草だけれど、どれも標高4000mで咲く立派な高山植物。

 
朝食にはスイトンとおいしい自家製ヨーグルトをいただいて
 家畜たちが出勤して行ったら、我々もこの村と別れなければならない。
冬は過酷であろうこの村だが、夏はまさに天国。ここで何日かぼーっとするのも素敵かもしれない。

村からカザへはまっすぐ下れば30分だそうだが、今朝は町ではなく、またキー・ゴンパへ向かう。

 途中、お寺の近くでは渋滞にはまってしばらくスタック。
それと言うのも今日はお寺でお祭りがあると言う情報が入り、それでまたこちらに来たわけだが、なるほど道は車でいっぱい。我々もかなり離れた所で車を降りてお寺の下の広場へ向かう。

到着したのは10時半。

見物人はもうかなり集まっているが、タンカの下げられた広場で祭はまだ始まっていない。

しかし場内では棒を持ったこんな仮面姿が観客をいじっていて
 
これはブータンの祭のアツァラと同じだろう。

やがて太鼓や鉦の音が聞こえてきて、僧侶の踊りが始まった。
 
こういう所のお祭りは何時に始まるかあてにならないので、それほど待つことなく始まったのはラッキー。

 
音楽担当の姿も見え、この他にもブォーという大きなチベットホルンの音もする。

 
着飾った姿が見られるかと期待した見物人たちはほぼ普段着でちょっと拍子抜けするが
 
大勢の小坊主たちも見学していて楽しそう。

2番目の演目はメガネをかけたお坊さんが一人で舞ったが
  
さすがにソロを担う人はうまい。

そしてまた大勢のお坊さんたちが登場して
 
飛んだり、廻ったり。

画面を人が横切ったりして見苦しいが、踊りと音楽はこんな感じ↓ 



   
 踊り手たちは皆よく見ると顔を炭で汚していて、これにも何か意味があるのだろう。
衣装も豪華で、さすが景気のいいキー・ゴンパ。

と思っていると演目が一つ終了して、しばらく間が空いた。
 
正面の2階には貴賓席があって、やがて英語のアナウンスが始まったので聞いてみると、どうやら寄進者たちの名前を読み上げている様子。
そしてそうした人々にカタを渡している恰幅のいい男性。
 この人こそキー・ゴンパの座主、リンチェン・サンポの生まれ変わりに違いない!
ちょっと怪しげな風貌だけれど、このお姿を拝見できたのもラッキー。

 
会場の周りには衣類やらおもちゃやら、いろいろなものを売る露店が出て子供たちもはしゃいでいるが
 
こんな所で刺青を入れている人がいるのにはびっくり。さすがに痛そうにして、何を入れたやら。

Kee Goitherというらしいこのお祭り、もっと見ていたかったが先に進まなければならないので残念ながら1時間で切り上げ。

三度カザの町に戻って、車に給油をしている間にそれぞれ勝手にお昼ごはん。
また例のおいしいモモ屋に行くことも考えたが、さすがにずっとモモとトゥクパばかりだったので
 
ジャーマン・ベーカリーでアップルパイとカプチーノ、明日の朝用のシナモンロールで220ルピー。

久しぶりのカプチーノ、うまい!


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする