Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

初めての富山 1 富山市ガラス美術館

2017-10-30 16:36:20 | 国内旅行
先週末のこと、今まで通過しただけで滞在したことのない富山県の黒部に紅葉を見に行こうと思いついた。
予約などの手配をしたのは1ヶ月以上前、ところが直前になって同行予定だった友人はぎっくり腰になるわ、台風は来るわ、おまけに2,3日前から咳が出て風邪っぽい。

これはキャンセルした方がいいかとも思ったが、ここのところ軍資金稼ぎのバイトに忙しかったので、気分転換のためにエイヤッと早起きをしてお出かけ。

10月21日

出発は東京駅から。
 
初めての北陸新幹線、「かがやき」に乗車。座席がシックな色のチェック柄だ。

東京駅を出た時には乗車率が5割ほど、週末なのに大丈夫かと思ったが、大宮でたくさん乗り込んできてほぼ満席になった。
東京では降っていた雨も途中で止んで、軽井沢駅前は見事な紅葉。
長野から先は初めての区間だが、予想通りトンネル続きで、2時間15分で富山駅に到着。
 
さすが新幹線は速い!
富山駅も新幹線口はきれいだけれど、木のパネルを多用するのは最近のはやりなのか、どこも同じような感じになってきた。

大きな荷物を預けて南口に出ると、にぎやかなこちらからはトラムがたくさん出ている。
 
車体もクラシックなの、新しいのといろいろ。
 
JR駅の端にある乗り場から南富山駅前行きに乗って10分、西町で下車。運賃は一律200円。

下りると目の前に変わったグレーの建物が建っているが
 
これが目当ての「TOYAMA キラリ」。今もっとも有名な建築家であろう隈研吾が設計した建物で、中に富山市立図書館とガラス美術館が入っている。

そこで早速中に入り、美術館の常設展観覧料200円を支払ってエスカレーターを一つ上がると
 
吹き抜けの空間に隈氏のトレードマークのような木のパネルが多用されていて見事。
 
案内表示はデザイン化されすぎてわかりづらくなってしまっているが、さすが本家は木の使い方が駅の中途半端さとはわけがちがう。

さらにエスカレーターを上がると、3階から5階の道路側には市立図書館。
 
こんなに美しい図書館があるとは、富山市の余裕を感じてしまう。

一方ガラス美術館は図書館とは反対側にあって、2階、3階は企画展会場、4階の常設展の廊下に面したウィンドーのみ写真撮影可。
 中に並んでいるのも現代作家がいろいろな技法を駆使した作品だが
 
富山では薬瓶のためにガラス工芸が発展した、それで「ガラスの街とやま」を標榜しているのだそうだ。

さらに上がって最上階。
 
ここにはアメリカ人作家デイル・チフーリのインスタレーションを展示した「グラス・アート・ガーデン」があって
   
 
富山の流木や木舟と組み合わせたガラスがネオン管のように光ってとてもきれい。

ここは建物も見事だし、最上階を見るだけでも来る価値がある。

「Toyama キラリ」を出て東に100mほど歩くと、有名な漢方薬屋さんがある。
 「反魂丹」で有名な池田屋安兵衛商店。
ここはもう観光バスも寄るような名所なのでお店の人も心得たもの。
 
「写真撮っても大丈夫だよ」と声をかけてくれて
 
丸薬を作る古い機械でデモンストレーションをしたり、お土産用のレトロなパッケージの置き薬の説明をしてくれたり。
立て板に水の話し上手は行商時代からの伝統だろうか。

この店の2階には薬膳レストランがあるのでそこでお昼を食べようと思っていたのだが、テーブルはすべて予約済み。

そこで町一番の繁華街というわりにはいささか寂しい総曲輪のアーケードを通り
 
城址公園の脇を歩いて駅前のCICビルへ。

ここの1階の春々堂と言う薬膳カフェで
 
きのこいっぱいの薬膳カレー。デザートには亀ゼリーが付いてくる。

そのお向かいには「ととやま」という富山県の物産館。
品揃えが良くて最終日だったらいろいろ買いたくなるような店だが
 
温泉でおなじみのケロリン桶、ほしかったけど1400円は高すぎる。
内外薬品は富山の会社だったのだ。


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コメント (2)
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