Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

明るいポーランド 12 ヴィエリチカ岩塩抗

2019-11-20 18:59:51 | ヨーロッパ

10月3日

 今朝の朝食にアパートにあったInkaを飲んでみた。
Inkaとは穀物でできたコーヒーの代用品。色はコーヒーっぽいが濃い麦茶。飲めなくはないが、一度飲めば十分かな。

朝食後は駅に向かって、9時11分のヴィエリチカ行きローカル列車に乗車。
  
 
きれいな車内だがお客さんはまばら。

35分で終点到着。
 
駅前にはわかりやすい看板が出ているし、他の観光客の後をついて行けば
 すぐに目的地、ヴィエリチカ岩塩抗に到着。

さすがにここは世界中からの観光客でいっぱい、我が同胞の姿もあちらこちらに見える。
 
89ズロチ(2670円)のチケットを買い、すぐに出発する英語のガイドツアーに並ぶとイヤホンを渡される。
ポーランド語の他に6か国語のツアーがあるが、日本語は言うに及ばずまだ中国語のツアーもない。

まずはぐるぐると378段の階段を下りて地下64mへ。
 
我々のガイドは若いお姉さんだ。

 
1044年創業、1996年まで商業採掘されていたという坑道は浅いところほど古く、木材で補強された通路をどんどん進む。
 
途中には大きな部屋がいくつもあり、岩塩でできた彫刻もあちらこちらに。
 岩塩抗発見のきっかけとなったというキンガ姫の像もある。

  
 採掘の様子を見せる展示ももちろんあって、ガスの発生があったり、馬を使っていたりしたのは金属や石炭鉱山と一緒。

 さらに階段を下りて
 
一番大きな聖キンガ礼拝堂へ。
  
ヴィエリチカと言えば紹介されるこの部屋だが、彫刻からシャンデリアまですべて岩塩製、しかも兄弟二人だけで30年かけて掘り出したと言うから恐れ入る。

 
木製の支柱が見事な一角を過ぎると休憩所があって、ここにはスナックや土産物の売店、トイレもある。

  
ここからさらに下ると地底湖があって、昔はここでボートに乗れたとか。

 最後は天井まで36mもあるという部屋を見て2時間のツアーは終了。

終了地点は地下135メートル。
 ここにセルフ式のカフェテリアがあるので、地下で食事をするのも面白かろうとランチにした。
 
メニューはビゴスという酢漬けキャベツとソーセージの煮込みにサラダやポテトを選んでみた。
見た目通りの味だが、これで30ズロチと観光地にしてはリーズナブル。

ここから地上に戻る時はエレベーターを使う。
 
やる気のないお姉ちゃんの所で階段が上下に分かれているが、これはエレベーターのかごが2階建てになっているため。
なかなかスリルのある乗り物で地上まではあっという間。

 
ここを出た所にももちろん土産物売り場があるので、食用と浴用の塩を記念に。
今年は秋田、エチオピア、モンゴルでも塩を買ったので当分塩には困らない。

見学を終えたら駅とは反対の方向に出ると砦のような不思議な建物がある。
 これはこの塔の中で健康に良い塩分を含んだ空気を吸うための施設だとか。

帰りはちょうど良い列車がなかったので、ここを過ぎた少し先からクラクフ行きのバスに乗車。
 
値段は鉄道が3.5ズロチ、バスは4.6ズロチで時間も少し余計にかかる。
15時にはクラクフ駅前に戻った。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする