Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

明るいポーランド 13 クラクフ地下博物館

2019-11-23 13:46:16 | ヨーロッパ

10月3日 続き

クラクフ駅前で面白いものを見た。
 電気バスの充電風景。
日本でもコミュニティ・バスに使われ始めているようだが、街中でこんな風に充電するところは見られるだろうか。

さて、ヴィエリチカから戻り、またクラクフの中央広場へ。

聖マリア教会に西日が当たってきれい。
 
左の塔の窓からは1時間に1度ラッパが吹かれ、人によっては手を振ってくれたりする。

ところで広場に戻ってきたのは織物会館の中にある地下博物館に行ってみようと思ったからなのだが、周りをうろうろしても入り口がわからない。
観光案内所で時間指定の切符(21ズロチ、630円)は買えたが、「入り口は建物の端よ」というだけで、そこいら辺はもう見たはずなのに、と再度行ってみてわからなかったわけがやっとわかった。
 
聖マリア教会の向かいにあるこの入り口が超地味。しかもMuzeum Krakowaは見えるが英語のRynek Undergroundはとても小さくしか書いていないので、てっきり別の博物館だと思っていたのだ。

時間指定ではあるがあまり混んでいなかったからだろう、早めに入れてもらって階段を下りていくと
 
 
暗くて天井が低いが思ったよりもずっと大きな施設。

この博物館は中央広場の地下から1000年前の遺構が見つかったことから作られたそうだが
 2005年から5年もこの広場を掘り返していたのだとか。

 
展示は発掘された遺跡の中にビデオ画面などを組み込んで中世の生活を紹介し
 
特にクラクフが中世交易ルートの重要な中継地点であったことが強調されている。

  
 
小さな発掘品も見やすく展示されて、指輪など今でも使えそう。

 
10世紀以来のポーランドの歴史を紹介するビデオには英語字幕もついてわかりやすく、今まで全く知らなかったポーランドについてにわかに詳しくなってしまったほどよく出来ている。
つらい時代が長いからこそ歴史を大切にするのだろうが、外国人観光客にも理解させてしまう見せ方のセンスには感心してしまった。
地味だけれど予想よりずっと楽しめた。

博物館を出ると外はもうすっかり夜。
 
 
夜の中央広場も美しい。

夕食には旧市街で適当なレストランに入ったけれど
  
 
ボルシチもキノコスープもおいしい、って我ながらどれだけキノコスープが好きなんだか。

考えたら今日は一日中地下にいた。


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コメント
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