メンバーの大半が80歳代という超高齢コーラスグループ「ダンディー・フォー」のステージはとても年齢相応には思えない若々しいステージを展開した。懐かしいコ―ラス歌謡が時計台ホールに響き渡った夜だった。
※ この写真は別の機会に撮った時計台ホールのステージです。クラーク博士の座像がバックを飾っています。
1月10日(火)夜、昨日投稿した北大名誉教授の藤田正一氏の講演の後、第2部としてコーラスグループ「ダンディー・フォー」のステージだった。
冒頭にメンバー紹介があった。それによると(耳で聞いたものですから名前や年齢に間違いがあるかもしれないことをお断りしておきます)
◇藤田久雄 86歳(トップテナー)
◇近藤道雄 58歳(セカンドテナー)
◇穴水重雄 81歳(バリトン)
◇西村公男 85歳(バス)
近藤氏を除いて他は全て80歳代である。メンバーのMC役の方が「近藤氏は私たちの息子のようなものです」と語っていたが、年齢的にはそれくらい離れていたが違和感はなかった。4人のメンバーのうち二人が北大卒ということからこの日のゲストとして招請されたようだ。この日のステージはわずか30分少々のステージだったが、歌唱した曲目をメモしたので紹介すると…、
※ この日、本番前のリハーサルの様子を撮らせてもらいました。
◆「青い山脈」(彼らの登場曲?)
※以下3曲は、コーラスグループ「デューク・エイセス」の「日本の歌」シリーズから
◆「ボーイズ・ビー・アンビシャス」
◆「教えてくれ君の故郷を」
◆「オランダ坂をのぼろう」
◆「シクラメンのかほり」
◆「さらば青春」
◆「神田川」
◆「あの鐘を鳴らすのはあなた」
◆「好きですサッポロ」(彼らのテーマソング?)
◆「時計台の鐘」
実に10曲もの曲を流れるように披露してくれた。その中で驚かされたのはトップテナーを担当した藤田氏の若々しい声だった。20~30代の歌声と言われても信じてしまいそうな素晴らしい高音だった。もちろん他のメンバーもよく歌いこんでいるため非常に聴きやすい歌声だった。
※ 写真は昨年のカルチャーナイトに出演した時のダンディ・フォーの皆さんのステージの様子です。ちょうど写真に写っている方たちが今回出演されました。スーツの色が若干違うのは、水色のスーツの二人がオリジナルメンバー、白のスーツの方たちは途中から加入したメンバーだそうです。
ちょっと調べたところダンディ・フォーの結成は昭和61(1986)年だという。実に結成36年を数える。リーダーである西村公男氏が48歳の頃結成されたことになろうか?ともかくとても息の長いグループである。お話によると、創成期メンバーはすでにお二人が亡くなられて、藤田、近藤両氏はその後に補充されたメンバーと聞いた。
ステージに立つメンバーの姿、歌声はまだまだ若々しい。これからも健康に気をつけられ、末永くステージに立ち札幌市民を楽しませてほしいものである。