田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌市の緑道めぐり⑦ あいの里緑道

2020-06-01 17:10:24 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 私にとって「あいの里緑道」は三度目の訪問だった。2012年9月以来8年ぶりの再々訪問だった。「あいの里緑道」は私にとって憧れにも似た素晴らしい緑道という印象だったのだが、今回久しぶりに訪れてみてその印象が崩れてしまったのが残念だった…。

   

   ※ 一見素晴らしい緑道に見えるのですが、木々の下の雑草が気になります。

あいの里緑道

   

 ※ 「あいの里緑道」は他の緑道と比べ長いのでマップが5枚に分かれて用意されていました。

 これはあくまで私の想像であるが、「あいの里緑道」は次のような経緯で造成されたと考えられる。「あいの里緑道」がある「あいの里地区」は1980年代に都市・住宅整備公団が「あいの里ニュータウン」として計画的に開発された地域と聞いている。「あいの里緑道」はその「あいの里ニュータウン」を取り囲むようにして緑道が造成されている。つまりニュータウンの造成と軌を一にして計画的に緑道が造成されたと想像できるのである。

 だから、過去に訪れた時には地域住民にとって理想的な散策路と私の眼には映ったのである。緑道は通路全体にレンガが敷き詰められ、適度に休憩用の東屋やベンチが配されていて、緑が住宅街を取り囲むように造成されていた。

 私はこの日(5月31日)もまた気持ちよく緑道をウォーキングできるものと期待してJR大学都市線に乗車し、拓北駅で下車した。拓北駅からはちょっと複雑であるが拓北小学校の脇を通り、「あいの里緑道」の東端にあたる始発点に向かった。

 始発点は民家の脇にひっそりとあった。残念だったのは、マップには始発点を示す園名板があるとなっていたが、それが見当たらなかった。あるいは私の見落としなのかもしれないが…。

   

   ※ 「あいの里緑道」の東端の入り口です。園名板があると良いですね。

 住宅の裏庭を通るようにして伸びる緑道のウォーキングが始まった。なんだか以前に比べると足元の雑草が目立つような気がした。周りに立つ木々の根元も雑草が目立った。あまり地域住民に利用されていないのかな?との思いが頭をかすめた。他の緑道と比べて距離がずーっと長い(約4キロ?)緑道を黙々と歩を進めた。日曜日なのに行き交う人に全く出会わない。というより、緑道の横に歩道があったのだが、朝の散歩を楽しむ人たちはそちらを歩いているではないか!「あゝ、やっぱり雑草が生い茂る緑道を避けているのかな?」と思われた。

   

   ※ 緑道が始まって間もなくの様子です。

   

   ※ 片や林で、片や畑地といったところを行くところもありました。

   

   ※ それぞれの緑道が途切れるたびに園名板がありました。始発点にもほしかった。

 但し、「あいの里緑道」の名誉のためにも断っておかねばならないのは、コースの後半になると(6号緑地)犬の散歩やウォーキング、マラソンに取り組む人などに出会うこともあったことに触れておきたい。

   

   ※ ベンチが適度に配されているのですが、どうしても雑草に目が行きます。

   

   ※ ショックだったのは、地域住民の方が緑道の傍の歩道を歩いていたことでした。 

   

  ※ 緑道を境に内部は住宅街、外部は水田や畑地というように分かれている所もありました。

 「あいの里緑道」の一つの特徴は、1号緑地、2号緑地というように、交差する道路によって寸断されるごとに塊りとして6つに分けて名称を付けていることである。私が地域の人たちに出会うことができたのは、教育大の敷地の後背地に設けられた6号緑地でのことだった。

   

   ※ こうなるとベンチも使われた形跡がありません。

   

   ※ コース上にはこうした立派な休憩用の東屋も何か所もありました。

   

   ※ 「あいの里緑道」の北端の終着点(始発点)です。トンネウス沼の傍です。

 8年ぶりに訪れた「あいの里緑道」は、雑草が目立ち整備が行き届いていない印象を受けた。残念であるが、地域住民の利用も決して多くはないように感じた。

 昨日レポした「西野緑道」との違いは何がその原因なのだろうか?行政の力の入れ方?それとも地域住民の自治意識の違い?

 今回、わずか7ヵ所の札幌市の緑道めぐりをしてみて、いろいろにことを考えさせられる良い機会だった。そのあたりについて少し整理して考えてみたいと思う。

 

鯉が恋の争奪戦?

 「あいの里緑道」の北端、私にとってはゴールとなった地点には現在廃校となった拓北高校の校舎とその校舎の前には「トンネウス沼」という河川から切り離された沼がある。アジアイトトンボという希少種の生息地として有名だということだが、その沼の淵を歩いていた時、沼面から時ならぬ大きな水音が何度も聞こえてきた。沼面を見ると、大きな鯉がお腹を見せてのた打ち回っている。どうやら恋の争奪戦を展開していたようだ。沼のいたるところで大きな水音を出しながら壮絶な戦いを展開していたので、“これは面白い!”と思いレポすることにした。

   

   ※ 廃校になった拓北高校の校舎と、その前にたたずむトンネウス沼です。

   

   ※ その沼では、鯉たちの壮絶なバトルが展開されていました。

 



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