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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ヘルシーウォーキング㊵ 豊かな緑と川をいかした、自然と調和するまち・美幌 ウォーク

2024-07-18 13:02:40 | JRヘルシーウォーキング
 3年間もお世話になった街なのに初めて見る光景が多々あった。いかに自分が住宅と職場をひたすら往復していただけだったかを痛感させられた「ふるさとウォーク」だった…。

    

 今回は遠路遠征して美幌町で開催された〈イベントウォーク〉に参加した。
 実は私は1983年4月から1986年3月まで(40年前になるのかぁ~、遠い昔だなぁ…)、北海道教育委員会から派遣されて美幌町の社会教育を応援する任務に就いた。その美幌町で〈イベントウォーク〉が開催されると知って「ぜひとも参加したい」と思い、馳せ参じたのだった。

    
    ※ スタート地点となったJR美幌駅です。

 朝8時15分、美幌駅をスタートした。美幌駅前は私がいた当時は、美幌峠、屈斜路湖観光の玄関口として賑わっていたのだが、現在はバス会社の小さな社屋はあるものの当時に賑わいは感じられず昔日の感があった。

    
    ※ 美幌駅前通りです。どうしても寂しさは隠せません。

 スタート時はまだ時間が早かったためか参加者はまだ疎らだった。
 コースは直ぐに網走川にかかる「美禽橋」に向かう。その手前に「旅館 青葉荘」が目に入ったが、私が在町当時からあった旅館で懐かしかった。

    
    ※ 「青葉荘」は私が在町当時も営業されていた旅館でした。

 「美禽橋」からは網走川河畔を使っての「第43回美幌和牛まつり」の開催準備が進んでいた。ちょうど私が在町当時に始められたお祭りで、私も青空の元で牛肉を頬張った思い出が蘇ってきた。

    
    ※ 美幌観光和牛まつりの会場では開催準備が進められていました。
    
※ 網走川の流れです。和牛祭当日はいかだ下りの催しも行われ、職場の仲間といかだで川下りをしたことも思い出です。

 橋を渡って川向には「美幌みどりの村森林公園」が広がっていた。その傍らには町民スキー場「リリー山スキー場」があり、当時は指導員として活躍中だったこともあり懐かしいスキー場だった。

    
    ※ 規模の小さなスキー場ですが、街から近いことが利点でした。

 森林公園内には、「美幌博物館」やキャンプ場、運動広場などが広がっており、町民の文化・スポーツを楽しむ拠点的な存在となっているようだった。運動広場では、私がいた当時から美幌町ではフランス生まれの「ペタンク」という競技が静かなブームになっていたが、この日もたくさんの老若男女が集い「ペタンク」に興じていた。

    
    ※ 私が離町した後に建設された美幌町博物館です。
    
    ※ ペタンクに興じる人たちです。

 森林公園を後にすると、田園風景が延々と続いた。北見地方名産の玉ねぎ畑や、種類は分からないが豆類の畑などが広がっていた。

    
    ※ 北見地方の名産、玉ねぎ畑が広々と広がっていました。

 網走川を再び渡り対岸に移っても田園風景は延々と続いた。

    
    ※ コースの中にはこうした砂利道もありました。年寄りには危ないコースです。
    
    ※ 美幌神社の鳥居と奥には本殿が見えます。

 コースを3/4周ほど終えたところで美幌の市街地に戻ってきた。そして「魚無川」というなんとも恐ろしい(?)名前の付いた川沿いに導かれた。こうした川があったことも在町当時は知らなかった。この川沿いは住宅地に近いこともあってだろうか?とても良く整備された散策路になっていた。

    
    ※ 魚成川沿いの散策路です。

 そしてさらに街中に導かれると真新しい「美幌町役場庁舎」が建っていた。2021年に供用開始ということで北海道内初のZEB庁舎だということだ。私がいた当時の役場は古くて狭く、私が勤務していた社会教育課も庁舎内ではなく、外部施設に事務所を構えていた。

    
    ※ 新装なった美幌町役場庁舎です。

 コースはそのまま町の中心部に近いところに位置する「美幌小学校」校舎を横目に、「なかまち緑道」という素敵な遊歩道に導かれた。日曜日10時過ぎだったが残念ながら散策する町民の方に出会うことはなかった。

    
    ※ 街中にある美幌小学校の校舎です。
    
    ※ きれいに整備された「なかまち緑道」です。

 そして午前10時30分頃、人の姿がほとんど見えない美幌駅にゴールした。
 ゴールした後、美幌駅からほど近いところに私が勤務した社会教育課の事務所が入っていた「美幌町コミュニティセンター」に立ち寄ってみた。体育館を併設した建物そのものは当時の姿のままだったが、社会教育課の事務所はやはり新庁舎内に移動したとみえ、関連の表示は見当たらなかった。

    
    ※ 私が在町当時勤務していた「美幌町コミュニティセンター」です。

 それにしても前述したように、私は3年間お世話になった町にも関わらず初めて見る光景が多々あった。「美幌みどりの村 森林公園」、「魚成川の散策路」、「なかまち緑道」と…。
 あるいは私が離町した後に整備されたところなのかもしれないが…。しかし、40年前に見た光景が残っていたところも確かにあった。40年という時間は「懐かしさ」と「寂しさ」が入り混じった複雑なウォーキングとなった…。                                           
◇ウォーク実施日  2024年7月14日(日)
◇歩いた距離    11.5 km


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