田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

PMF2024オープニング・ナイト

2024-07-11 21:14:49 | ステージ & エンターテイメント
 もはや札幌の夏の風物詩としてすっかり定着した感のあるPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)が昨夜いよいよ開幕した!私にとってワクワクと心躍歩らせる7月がやってきた!

       

 昨夜18時30分、札幌コンサートホールKitaraの大ホールにPMFの創始者バーンスタインの名曲「キャンディ―ド序曲」が華々しく響き渡りPMF2024がスタートした!
 私は毎年この時期は心躍らせてPMFの各種コンサートを追いかけて歩く日々を送ることを楽しみにしている。(といっても年金族だから格安のチケットばかり狙っているのだが…)そんな季節がまたやってきた!
 昨夜は大ホールに入る前に、ホワイエにてPMF生によるブレコンサートが行われた。プレコンサートはヴァイオリン、ヴィオラ、フルート、ファゴット、ホルンの五重奏でハイドンの「ディウェルティメント ト長調 MF406」が演奏された。曲そのものはまるで分からない私だが、彼ら演奏を聴いていて「あゝ、クラシックってやっぱりいいなぁ…」と思わせてくれ、オープニングに対する期待が膨らむばかりだった。

   

 期待は裏切られることはなかった。PMF生85人に加え、教授陣も加わった大編成で奏でられた「キャンディ―ド序曲」は、エリアス・グランディの躍動的な指揮と相俟って素晴らしいスタートとなった。
 その後は、ヴェテラン揃いの教授陣であるPMFウィーンがメンデルスゾーンの「弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 作品13から」、そしてPMFベルリンの5人がドヴォルザークの「スラヴ舞曲集から」を金管五重奏で、それぞれ熟練の演奏を披露してくれた。
 そして最後は再びPMF生+教授陣による大編成でR.シュトラウスの「交響詩『ドン・ファン』作品20」がやや厳かに演奏され、オープニング・ナイトを終えた。
 演奏と共に、この夜私が注目したのは、指揮者のエリアス・グランディ氏の躍動的な指揮ぶりだった。激しく全身を駆使しての指揮ぶりは、見事なまでに大編成の奏者たちを操り、気持ちの良いほど演奏と指揮が一体となっているように映った。そのグランディ氏が来年から札幌交響楽団(札響)の首席指揮者に就任することが決まっていると聴かされた。来年、私は彼の指揮ぶりを観るために札響の演奏会に通おうかな?と思った。
 さあ、PMF2024は開幕した!実は今年はスケジュールの関係で例年のように数多くの演奏会に行けないかもとれないとちょっと悲観的になっている。そこをなんとかやりくりをして駆け付けたいと思っているのだが、どうなることやら…。

※ ホール内の写真撮影はもちろんNGである。しかし、プレコンサートはホワイエだったこともあり、多くの人がカメラを構えていたので、私も一枚写させてもらった。