札幌の市街地をぐるっと一周する140kmのウォーキングコースの設定が完了したという。そのコースのオープンを記念するシンポジウムが開催されたので参加し、関係者のお話に耳を傾けた。
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※ シンポジウムで配布されたマップ(概念図)の表紙です。
本日午前、北海道大学観光高等研究センターが主催する「さっぽろラウンドウォークオープン記念シンポジウム」が北大の学術交流会館で開催された。
シンポジウムの内容は、第1部の基調講演として北大観光高等研究センターの木村宏教授が「『さっぽろラウンドウォーク』の概要とこれまでの軌跡」と題してお話された。第2部はパネルディスカッションとして街歩き研究家の和田哲氏、エコ・ネットワーク代表の小川巌氏、それに木村教授がパネリストとして登壇し「歩く観光の可能性について」と題してデスカッションが行われた。
さっぽろラウンドウォークとは、札幌市の市街地をぐるっと取り囲むように公園や緑地などを通過しながら、札幌の主たる景観を結ぶように設定された総計140kmのウォーキングコースである。木村教授のお話によると、「さっぽろラウンドウォーク」構想は2019年に北大の観光高等研究センター、札幌市、エコ・ネットワークの三者が滞在交流型観光を実装化することを目的に立ち上げた研究会での調査研究から構想されたのだそうだ。その構想を実現するためにNPO法人「ウォークラボ札幌」が2020年に設立され、会員による現地踏査、それに基づいたマップの作成などに取り組み、このほど正式にコース概要を発表するに至ったということだ。
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※ 講演される木村宏教授です。
パネルディスカッションでは、和田氏は「歩くことによって札幌の魅力を再発見することがたくさんある」と指摘した。また小川氏は数多くのロングトレイルなどを歩いた体験から「札幌のラウンドウォークのコースは公園が多く、トイレも整備されているのが良い」とした。そして木村教授は「さっぽろラウンドウォークが定着し、観光資源として発展していくためには、まず地元である札幌の人たちに愛されるコースになることだ」と強調された。
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※ パネリストのお二人です。左は小川巌氏、右は和田哲氏です。
「さっぽろラウンドウォーク」の存在を知った時、私は「これは面白い」と思った。というのも、このウォーキングコースは自分の力量に応じて、何度でも分けて歩くことにより全体を一周することができると考えたからだ。これだと近年体力の衰えを自覚する私でも挑めるのではないかと思えたのだ。
今年はすでに取り組み始めている「JRヘルシーウォーキング」に集中しようと思っているが、来年の目標として良い目標ができたと考えている。本日、正式にラウンドコースが発表されたことによって、多くの体験談が公表されると思われる。それらを参考にしながら来年挑戦する構想を練ってみたいと思っている。
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※ 渡されたコースの概念図を2葉を合わせてみました。コース全体が凡そは分かるのではないでしょうか?