枕草子 第六十六段 歌の題は
歌の題は、
都。
葛。
三稜草(ミクリ)。
駒。
霰。
歌の題としては、
都。葛。三稜草(水草の名。簾に用いられる)。駒。霰。
歌の題というのは、与えられた題によって歌を詠むことを指しているのでしょうが、挙げられている五つがそれほどよく登場したのでしょうか。
私などの感覚では、恋、月、雪、雨、霧、梅、桜、ホトトギス、などが上位にあるように思うのですが、あえてそのようなよく知られた歌題は避けていると説明している解説書もあります。
いずれにしても、歌題を受けて和歌を詠むことなどは、少納言さまの最も得意とするところのように思うのですが、実は、伝えられている和歌の数は極めて少ないのです。
少納言さまに歌が詠めないはずなどなく、一つの謎といえるのではないでしょうか。
歌の題は、
都。
葛。
三稜草(ミクリ)。
駒。
霰。
歌の題としては、
都。葛。三稜草(水草の名。簾に用いられる)。駒。霰。
歌の題というのは、与えられた題によって歌を詠むことを指しているのでしょうが、挙げられている五つがそれほどよく登場したのでしょうか。
私などの感覚では、恋、月、雪、雨、霧、梅、桜、ホトトギス、などが上位にあるように思うのですが、あえてそのようなよく知られた歌題は避けていると説明している解説書もあります。
いずれにしても、歌題を受けて和歌を詠むことなどは、少納言さまの最も得意とするところのように思うのですが、実は、伝えられている和歌の数は極めて少ないのです。
少納言さまに歌が詠めないはずなどなく、一つの謎といえるのではないでしょうか。