都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

YONEX  EZONE  DR 98 LG:2年でAiから変更、ガットは850Xに

2016-01-16 04:26:03 | 趣味

 下の子供がラケットを欲しいというため2年弱使ったAiを譲る。ガットはBabolat Powergy 45lbで張り直して3か月。

 今回も浦安のLafinoでDRの重めを取り寄せてもらい291gで、バランス327㎜とスイング・ウエイト278gはAiと同じ。

 ガットはYONEX AERON SUPER 850X(クロス)というマルチ・ファイバーの柔らかいものを試している。

 構造はグリップから太いシャフトがフェイスにつながるのがBabolat Aero Drive に似ている。但し、薄く柔らかい感触のフレーム、ブリッジは8本通しで好きな仕様。

YONEX EZONE Ai 98Lgは重さの基準が285g、バランスが330㎜と先調子だが、一度受け止める打感、回転が掛けやすいのに面の安定と飛ぶ力があり食い込まれても返せる。しかもスイート・スポットが広く安心でボールをつぶす感じと音が良い。

受け止める打感はボールとの接触時間が長く、前後の打ち分けでショート・クロスからロブの変化が多彩。左右には、クロスにもストレートにも正確に運べる。

しかも柔らかく、振動が少ない親切設計。

DRで早速サービスを入れるととにかく飛んで弾道が低め。850Xは54lbで張ったが素直な打感、Powegy のつぶしてからのロケット的押し出しではなく、たわんで最後にまとめる感じ。回転はつぶさないとあまりかからない、クロス部分が食い込みあまりガット移動がないのは昔の技チタンを思い出した。しっとりしたガットで飛びがある。振動がなく、左右、上下の打ち分けが容易い。色が黄色で好きなタイプ。

 AiとDRの違いは、ガットの性格を割り引くと:

・弾道が低く、フレームは粘り感ではなくさっぱりとして最後にたわみが押し出す

・フォアは左右、上下の打ち分けがより簡単、ドライブ感は適度で少な目

・バックのドライブはより鋭い

・サービスは速いがつぶさないと回転は少な目

・ボレーは奥に伸ばせ、地を這うが扱いがデリケート

 Aiより粘りがなく、力がある。ネットとオーバー防止には意識して回転をかける面白さがある。

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ヴィ・ド・フランス(京都 桂):パン・オ・レザンはしっとり

2016-01-15 04:19:35 | 食べ歩き

 ここのパン・オ・レザンは194円で大きい。デニシュ生地がさっぱりで、クリームが湿っていて、干しぶどうがたっぷりという特徴がある。今出川のマリー・フランスにローレンヌという名前で同じものがあり、こちらの方が上品軽やか、しかも安かったが廃番になった。仕方なく、代替としてこちらで購うことが多い。

 甘さが特徴、食べでがある。コーヒーは深めに炒ったものを合わせるのが多い。山崎グループとして安心だが美味さもほどほどといったところだ。フランスと日本の融合みたいなお味だ。疲れたときなどは逆にほっこりするのも面白い。

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職業としての小説家 (村上春樹):作家としての発想、生活、作法、海外進出にプロの気配り

2016-01-14 04:24:53 | 趣味

 村上春樹というと、音楽(ジャズ喫茶経営)、翻訳(小説の気晴らしも兼ねるとある)、アメリカ進出(日本では風当りがきついのと海外で長編執筆というスタイル)という印象しかなかったが、これを読むと骨があるのが分かった。職人としての、体の維持、退路を無くし追い込む姿勢、毎日決まった10枚の原稿執筆、決定を人任せにせず自分で段階毎に意思決定など「きちんと」している。

 恐らくは、営業などでも頭角を現せたであろう気質と管理がある。確かに、酒浸りの文学とは正反対で、現代の時代背景に合致している。

 知見を羅列する:

・小説はゆっくりした物語のヴィークル(乗り物)、「例えば」を繰り返す、「置き換え作業」、「鈍臭い」作業

・頭が良くない「Streetwise」な実地的で学術的ではない、大学に興味が持てなかった

・Epiphany(本質の突然の顕現)は神宮球場外野席で、英語で書いて、日本語に「移植」手法を編み出す

・オリジナルとは①独自のスタイル、②自分の力でヴァージョン・アップ、③スタンダード化し人々のサイキに吸収、引用源となる

・オリジナルな文体は「引き算」、「楽しくなれるかどうか」が判断基準

・「イマジネーションは記憶」から、「記憶とは頭の引き出しに蒐集される物置」

・新しい世代にはマテリアルがあり、運ぶヴィークルが設定、この相関性から小説的リアリティーが生まれる

・一定を書き、書き直す「とんかち仕事」

・走るのは魂を収める「枠組み」である肉体を確立

・「数値重視」の硬直性と「機械暗記」的な即効性・功利性志向に対する「個の回復スペース」の一つが小説

・風圧、ネガティブな出来事から「観察」へ、そして海外で張り詰めた環境と新しいフロンティアをめざす

・海外では段階毎に責任をとり決断、手間がかかり、語学力が必要

 じつに為になる

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大国 蛸薬師店(京都 烏丸):古典的京都うどんで馴染みが多い

2016-01-13 04:18:34 | 食べ歩き

 風邪で不調。前を通りかかり初めて入る。中は段があり、スキップ・フロアみたい。きつね定食は700円位。きざみきつねうどんとかやくご飯、切り干したいたんほんの少し。ピーマン漬けの微塵と黄色い沢庵繊切が少し。

 うどんは汁が濁っているという麺ゆがきの悪いもの。麺は丸断面でへなへな。出汁はあまり感じない。きつねが少なく貧相、葱も少し。七味と山椒は良いものを使っている。

 かやくご飯は具が少ない、味は薄い。

 灰皿があり近所の常連が多い。「いつもの!」でビールと蒲鉾が出て、「いつもの!」でカレー蕎麦らしい。どうもこういう常連は好きではない。

 うまいまずいを通り越した街場の歴史ある麺類だが、二度と行かない

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神戸の花街・盛り場考(加藤政洋):冗長、表の間違いが致命的だが商業の変遷は面白い

2016-01-12 05:21:45 | 都市計画

 論文としては冗長で、表6に大きな間違い、店舗形態は借家と兼用店舗、販売形態は正札と陳列販売と思われるが、明治期・大正期と誤植がある。しかもデータの集計時期の明示がない。また、大阪市立大学文学研究科修了のためか都市計画の素養が薄く、地図や用途、産業の分析に欠けている。

 しかし、神戸付近の産業について、花街、神戸西部の発展、元町の商業などは面白いとりまとめがあり楽しめる。

 知見は:

・「集娼」から「散娼」(1873年)、また「集娼」(1878年)に

・福原は娼妓、芸妓が混在、芸妓の貸席、料理屋:エロシステムにチャブ屋式を加味して~

・柳原では「撥」(三味線)が芸妓、「飯」(飯盛り女)が娼妓、両方を兼ねる「二枚鑑札」から区分

・神戸西部(西新開地)の耕地整理事業:職工の街、川崎と三菱造船、台湾精糖、鐘紡、鉄道の鷹取工場

・西新開地は夜の歓楽街でもあり、料亭・飲食店に福原、柳原から芸妓を呼ぶ、雇仲井倶楽部も3つ許可

・今和次郎は百貨店を「縦の商店街」、これから商店街は「横(平面)の百貨店」→デパートはアーケード街から発達したというボン・マルシェ(フランス)の歴史などを知るとあたりまえ

・神戸は住居兼用店舗が少なく、正札・陳列販売が多い新しい商店街が多い

・元町は旧西国街道で二間幅と狭かったが拡幅、1926年に西端に三越、翌年に大丸が東に開店し2核型配置となり、間の商店街は「鈴蘭灯の街」

 銀ブラについては今和次郎の資料が有用であるが触れられていない。

「モデルノロヂオ 考現学」今和次郎( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E5%92%8C%E6%AC%A1%E9%83%8E )、吉田謙吉(大正14年 1925年) 銀座の風俗スケッチ( http://artscape.jp/artword/index.php/%E3%80%8E%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%83%82%E3%82%AA%E3%80%80%E8%80%83%E7%8F%BE%E5%AD%A6%E3%80%8F%E4%BB%8A%E5%92%8C%E6%AC%A1%E9%83%8E%E3%80%81%E5%90%89%E7%94%B0%E8%AC%99%E5%90%89 )

 なお、当方は今和次郎、吉阪隆正、戸沼幸市の系譜であり、本書の「銀ブラ」( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E3%81%B6%E3%82%89 )考察には感心しない。

 銀座に金ぷらを名乗るお店はあったが、銀ぷらとは関係ないだろう。明治の勧工場の歴史や大正の屋台、関東大震災後の煉瓦街復興などの区分による著作は多い。

 読み物としては面白いため惜しい

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英多朗(京都 烏丸):白みそラーメンはいける

2016-01-11 04:50:47 | 食べ歩き

 テニスの後、夕方は祇園の中華で忘年会のためうどんにするかと思って入ったが、みそラーメンに。白みそで800円、麺は細いが、玉ねぎ炒めがちょっと入る。重いスープで、卓上の練り唐がらしと、七味をどしどし入れるとうまくなり、おなかにずっしり。備え付けの日経MJを読みながら堪能する。

 麺を多加水で太い西山製麺あたりにして、モヤシを多くしてくれると更に良くなる

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初秋の桂離宮:見通しがよく、水位が高い

2016-01-10 04:56:04 | 京都

永縄さん(ご婦人)はマイクで案内。20人でゆったり、ゆっくり案内、1時間超でまったり。水位が高く水鏡が綺麗。

 松琴亭から、手水鉢の向こうに見える、鼓の滝の北にあるキリシタン灯篭が滝側に傾いでいるのに気が付く。どうやら滝の方に土が流れているのかもしれない。

 午後から雨模様。一昨日のテニスの余波で足が筋肉痛でもあり修学院の参観は見合わせる。

 キャノンからWindows10にファイル移転すると画面の縦横が保存されるようになり便利、Windows7ではどれも横(パノラマ)になっていた。

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海老そば エースのジョー(京都大丸 催事):塩っぱい、くどい、麺がもうひとつ

2016-01-09 04:49:49 | 食べ歩き

京都で年末恒例の北海道市、今年は旭川から2店で海老そば エースのジョーとラーメン正月ヤ。味噌と塩で分けられている。エースのジョーの味噌(897円)にする。

 豚骨白湯に海老油がのっており、結構重いお味。くどいともいえる。しかも塩っぱい。旭川の伝統で、脂、塩、硬い麺だ。麺は細目の縮れ麺でうまみがない、低加水のもので黄色くプラスティックな感じ。

 スープはひたすら重く、脂の塊も浮く濃厚さで塩っぱい。チャーシューはバラで大きく柔らかい。メンマは大きめが5本くらい。

 旭川なら青葉が好きだ。

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年末の徳島訪問:旧友と駅前の安兵衛で和み買い物を

2016-01-08 04:54:58 | 趣味

 年末は恒例の徳島訪問。旧友二人と久闊を叙する。徳島大学の准教授で後輩の田口さんは奥さんが出産間近のため欠席。

 安兵衛は徳島駅前で唯一活気のある居酒屋で、焼鳥(柔らかいのと固いのとある)が名物の歴史あるお店。瀬戸内の魚が美味しく鯛の兜煮、鰯の天ぷら、よこわの刺身などが好みだ。

 カウンターと4人掛けのテーブルで、混雑時にはタバコの煙が難点。

 定食もあり、愚妻と豚嬢は若芽たっぷり味噌汁と大盛ご飯に感嘆。鶏や魚の定食があり、平日は日替わりもある。

 雑駁なお店で、ビールの種類(朝日か麒麟)を間違ったり、手にもてないほどの熱燗などご愛敬だが、2,3時間は瞬く間に過ぎてしまう。大体、一人3千円位。

 ここ数年はポッポ街のビタミン・マルシェ(店主は同世代で4年下)で薩摩芋を箱で、干し柿を大量に、鳴門の本物若芽、青木の四角いフィッシュ・カツなど、どしどし買いあさる。商業活性化のため夫婦で営んでいるジュース・バーもある八百屋さん。駅の下の物産・八百屋などでも、大野海苔、竹輪、若芽などを買いあさる。京都の錦の数分の一で買える。

 ついでにちょっと遠いが吉野本町あたりの鳥文で玉ねぎ挟みの焼鳥など30本ほど買う。年末の忙しい家人を横目にかじるとおいしく、一本80円と格安で小さいのも好み。

 それにしても前は、天保山か和歌山港から高速船で数時間かかったのがバスで3時間とは便利になった。

 今年は阿波踊りに参加したいものだ。

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高野蕎麦 天宏 (和歌山 高野山):かけは出汁がぬけている、天ぷらはいまひとつ、和める

2016-01-07 04:48:19 | 食べ歩き

 高野山参りに来訪。木曜で休みのお店が多く近くの胡麻豆腐屋さん目当てでたまたま来訪。天宏セット(2千円)を愚妻と。ビール楽しんだが、朝日のドライで嫌いな銘柄、金気くさい。コップは小ぶりで、三和土に待つ方々を横目にゆったり。釜に一人、ホールに一人みたいでばたばたしているが、疲れた足を休ませるのには良い。

 天ぷらは海老2本、エリンギ、オクラ、茄子、獅子唐で衣にグルテンが出ており感心しない。氷と卵水を心がけると良い。海老は冷凍だが大ぶり。かけの蕎麦は腰がない。出汁はなんとも奥行がない。盛り汁を薄めたみたいで水臭い。

 観光地であり味はいまひとつだったが和めたのがありがたい

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昨年のよかった体験や品

2016-01-06 04:52:58 | 趣味

 MITのReunionに参加し、ボストンとニュー・ヨークを愚妻と楽しんだのはとても楽しく、いい思い出になった。友人のAndyとの再会と案内、MITと周辺がBIO企業化、Big Dig(ウォーターフロントの高速道路地下化)、Boston Popsや久々に歩いた懐かしい風景、East Gate 11Cへの再訪など写真を眺めてはにんまりする。

ニュー・ヨークもHigh Lineを初め、地下鉄体験、Times SQの賑わいなど大いに変化していた。美術館のはしご、買い物、レストラン、ミュージカルなどとてもよかった。The Halal Guysを食べられなかったのが残念だ

 愚妻とは高野山にも秋に参拝した。ひっそりした空気、秋の紅葉のしっとりと濡れたような様、気に圧倒された。

 学会では竹中先輩の井口さんのセミナーに出席し旧交を温め、かつJUDIにも参加となった。これからのやり取りが楽しみだ

 自転車はI’sで2台塗り替え、1台の調整をした。忙しすぎて乗れないのが残念で、今年は自転車クラブのWindyの例会に参加する

 東京は日本橋、八重洲、京橋、銀座の開発が面白い。伊東屋も改築なったが、ファンシー化、銀座もインバウンドに席巻されているように思う

 小銭入れと定期入れをキタムラで新調、とても使いやすい。Pitapaも便利でしかもお得。昨年の大ヒット。

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亀寿司総本店(大阪 お初天神):昭和のお店でくつろげる、大うけ

2016-01-05 04:47:12 | 食べ歩き

 30年ぶりくらいで3階の座敷に5人でくつろぐ。禁煙なのが良い。昭和なお店で大うけ。20代の頃は良く来たものだ。

生ビール(ドライ)はサーバーの管理がよくすっきり飲める。ハイボールは小さい、レモンハイは甘いが大きい。

 烏賊、鮪がしっかりしている。締めもので小肌(鮗)もしっかり。うまいと好評。ツメもので鳥貝、穴子もうまくお値打ち。ネギトロ巻も臭みがなくねっとり。

 おつまみで うざく などは甘すぎ。もろ胡が泣かせる。

 大騒ぎで2時間半、楽しめた。うまくてサービスも良く、雰囲気が大好評。外に出るとビデオ喫茶や無料案内書など林立。幽霊ビルも解体されたようだ。

 この30年の時間に変わったものと変わらないもの

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三が日の過ごしかたと、昨年食べた美味しいもの

2016-01-04 04:51:41 | 食べ歩き

 ゆったり三が日を。

 元旦は雨上がりの快晴でご来光を、北山にはうっすら雪化粧。朝からWindows10が勝手に上書き、IEの設定も変更され不愉快。朝7時から上賀茂神社にお参り。浅井食堂の手前の入口まで走り、丹塗りの矢も買う。帰って、菊姫飲みながらお雑煮はふたばのお餅が伸びる伸びる。酔っ払いで見返す録画。紅白歌合戦の今井美樹は歳をとっても美しいが、高音の伸びがない、コブクロ・ファンの下の子供が「うまいな」。タクシーで東寺にお参りし、護摩木を奉納。帰ってから本を読みながらひと眠り。小腹がすいてふたばの海老、黍、蓬の餅を焼いて食べる。上の娘がケーキを持ってきてくれる。下の娘は下鴨神社で干支の猿の置物を。夕方は洛西口のイオンモールで愚妻とぶらぶら家電を見る。夜は大食い選手権をうつらうつら。

 2日は3時過ぎに目覚めて、本を読みだす。年末のまとめや、昨日失念した桂と修学院離宮の申込をする。4度と寒く快晴。朝はおせちに菊姫とウオッカ・リッキー、大食いの結末を見て朝から盛り上がる。駅伝を見ながら不覚にも寝てしまう。愚妻は家電の買い出しに、その後10時に愚妻と高島屋と大丸の初売りに。あまり良いものがなく、混雑に辟易して帰る。八百一の2階で、泡でもと思ったらまだお休み。駅伝からラグビー準決勝を見て早稲田が出ていないのをさみしがる。お昼寝でふて寝。夕方は義母の家ですき焼き。京都の伝統。下の子がうまく作る、流石は理系の烏賊京。

 3日はテニスの初打ちでYONEX  EZONE  DR 98 LGに850Xのガットでデビュー。飛びが長く、最後に落ちる。打ち始めると、硬いフレームと柔らかいガットで、ボールをつぶすより、押し出す感じで鋭い。久々に阪大の3年生の知り合いにも合いゆったり。冬と思えない暑さで夏仕様のファッション。ミツハシで850Xのロールを買う。約3万円で、3千円のお年玉金券をもらう。ちょっとはユニクロから脱出のため愚妻に買い物を高島屋に託す。明日は出勤のため、ゆったり和む。

 

昨年食べた美味しいものは:

 

洋食は新店と通いなれたお店の両方が良かった

浅井食堂のハンバーグとドゥミグラス・ソース、ハヤシ・ライスの研究、宴会

たいめいけん2階の甘味のあるカキ・フライとハヤシ・ライスの洗練

三宮の一平と末松の神戸洋食をディナーで堪能

洋食Fujiyaのカキ・フライは年期と軽やかさ

 

懐かしのお店シリーズで、ものすごい地雷もあったが

お初天神の亀寿司の変わらぬ雰囲気と若い方への大うけ

谷町のステレオの昼定食は夫婦のお味

 

ラーメンは楽しんだ

上町のうえまちのつけ麺、煮豚は夏の救い

玉造のラーメン人生JET600の和風チャーシューメンは完璧なお味

ストライク軒のストレートのラーメンは懐かしい東京のお味

 

うどんは相変わらず、絵も飾ってもらっている、ビブ・グルマン認定の

江戸堀木田のカレーうどんと白飯に卓上のキュウリ漬

山元麺蔵は行列で行けず。。。。

 

和食では京都二大取りにくい店の

食堂おがわと草喰なかひがし は人生の貴重な思い出になる

堺の穴子の深瀬寿司は安定して夏の安らぎ

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浅井食堂(京都 下鴨):7人のディナーは盛り上がる

2016-01-03 04:46:06 | 食べ歩き

 ホスト(当方、愚妻、子供)とゲスト(夫婦、子供(大学生、高校生))で7時から開始。車で帰るというのでゲストのご主人がアルコール我慢。

 まずは、前回拙宅で好評のシャンパンのFranck Bonvilleを開ける。浅井食堂のソムリエも兼務の浅井シェフもお勧めの1本で盛り上がる。生ハムと無花果、蛸と帆立のアボガド・ソース、これからカキ・フライと細かな玉子のタルタル・ソース、大盛りサラダ、次に焼き野菜とオーランディーズ・ソース、御職のハンバーグがドゥミグラス・ソースの海の鉄板で。牡蠣のパスタ、ピッツア1枚追加。試作品のハヤシ・ライス(小)は上品すぎると感想を。

締めは、ワッフルのクオーターだが、ホイップ、アイスクリームがてんこ盛りでリンゴのシロップ煮など豪華を4人に。ゲストの奥様と当方はボージョレ・ヌーボーなど飲みまくり、しゃべりまくる。ノン・アルコールのカシスなども好評。

 ゲストの京大数学科と重力の超ひも理論やフィボナッチ数列を話し、受験生と工学部の特徴や東京の特性を話す。理科系と文系(ビジネス)の学歴のおかげで話が広がる。この初夏のMITの様子も話す。

 あっという間に3時間近く、お勘定は4万7千円。ひとり5千円にシャンパンが1万2千円というところか。

 満足し、満腹したディナーだった。愚妻は「是非、友人も」とのこと

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昨年読んだ本:時代ものも多くなる

2016-01-02 04:43:36 | 趣味

 昨年は309冊。だんだん目が衰えてばりばり読み進めない。それでも面白い本は楽しい。最近は合わないなと感じると、「読書メーター」などで感想を見て判断する。イヤミス(読後感が悪い)とかサイコ・ホラーは受け付けないためすぐやめる。

 「みをつくし料理帖」や「若冲」などの歴史ものを楽しんだ。ついに年相応と思う。

 昨年は「コンゲーム」ものと社会学系に良いものが多かった。

 ミステリでは

・ハリー・クバート事件         ジョエル・ディケール         ベストに推せる、どんでん返しの連続、娘の死と作家の秘密、それを取り巻くひと癖あるオーロラの人々

・ピルグリム2 ダーク・ウィンター、ピルグリム3 遠くの敵           テリー・ヘイズ       都合の良い設定以外は楽しめる作品、映画的だ

 コンゲーム系では良いものが多かった

・ウドブノ 裏原宿・神宮前情報社      ヒキタクニオ          多重のコンゲーム、ヤクザと探偵、元警官が三つ巴、楽しめる、切手のトリックに驚く

・勁草     黒川博行              オレオレ詐欺の金主、掛け子、出し子とヤクザが入り乱れ、コンゲームが破綻、駄目男と半グレが暴走し逃走する、うまい

・ええもんひとつ    山本兼一              江戸の京都で夫婦の営む骨董屋、誠に楽しい、江戸ものにはまる

・司法取引            ジョン・グリシャム  司法相手のコンゲーム、元弁護士、刑務所の友人、その妹が実は結託、真犯人をジャマイカの監獄に入れるというのは秀逸、二重のだまし

・弁護士の血        スティーヴ・キャヴァナー     詐欺師とスリの技術を持った弁護士が娘を誘拐され弁護を強制、そこから解決を図り、最後はトラウマ事件の謝罪に、傑作

 相変わらず、活劇ものが楽しい

・スナイパーの誇り              スティーヴン・ハンター        ロシアのミリは白い死神と呼ばれる美貌のスナイパー、ナチスのユダヤ排斥をロシアで後押しする博士の殺害の偽装に巻き込まれ、反ナチスのドイツ兵とオーストラリアで余生

・Kの日々            大沢在昌              真相が深い、組長誘拐と真犯人探し、恋と探偵、最後が特に良い、読み漏れていたがこれは良い

・雪炎     馳星周   原発廃止の北海道の街、元公安刑事が学友の市長出馬の弁護士、建築会社社長、もと彼女に協力、ヤクザとの交流、抗争、メディア対策、馬とショットガンで犯人の女を逃がす、ワイズ・クラックが面白い傑作

・さよならの手口   若竹七海           不幸な探偵葉山晶が悪女詐欺師や警察に悩まされつつ、失踪した女優の娘を捜索、ハッピー・エンドで探偵登録も解決

 社会学では、ピケティとビンカーが出色

・21世紀の資本    トマ・ピケティ        大風呂敷はジャレド・ダイヤモンドばり、理論的章立て、BSとPLからの歴史分析は面白い

・暴力の人類史     スティーブン・ピンカー         なぜ暴力が無くなったのか、国、モラル、反対に殺人上位は独裁、マルクス主義、宗教など、ジャレド・ダイアモンドの向こうを張る大風呂敷

・ハーバード×MIT 世界最強の交渉術           ローレンス・サスキンド        ためになるコーチング手法、具体的で分かり易いが上級

・性からよむ中国史             スーザン・マン      意外にさっぱり読める、生物的性と社会的性をセクシャリティとジェンダーで区分、中国の同性愛と女性軽視と不足が面白い

 地域学では

・京都の町家と町なみ         丸山俊明              町家を論じた労作、歴史や規制、町人、防火、木戸門、虫籠など実証している、建築学会論文の大成

・アメリカは食べる 東理夫   自分の家族の食事、カナダでの生活、祖先に思いを馳せながらアメリカの食をエッセイでまとめる、だんだん良くなる

・イタリアのしっぽ  内田洋子              動物関連でまとめたイタリア紀行、優しいまなざしと上手な文、うまさが光るエッセイ

  純文学系も読んでいます

・職業としての小説家          村上春樹              作家の歴史、小説創作の要点、日本での批判とアメリカへの進出、人脈、健康と体験の両立が創作の基盤

・あこがれ             川上未映子          小学生二人の家庭と肉親捜し、透明な感覚で、亡くなった母親のシンボルであるクリスマス・ツリーの横で数年寝ていた悲しみ、紀伊国屋でのPRだと出会いを大切にしたとのこと

・若冲     澤田瞳子              絵の背景に妻の自殺、その弟からの恨みと模倣、隠居と錦市場や政治、友人の絵師との関わり、総国寺・石峰寺との関わりと最後の絵の境地

 楽しいユーモア系と歴史系

・有頂天家族 二代目の帰朝            森見登美彦          阿保と毛深い毛玉の狸が楽しい、小松島の金長も出てくる京都の風景と底抜けなストーリー、楽しめた

・我が家のヒミツ   奥田英朗              しみじみ、色々な人生とハッピー・エンド

・天の梯 高田郁   みをつくし料理帖の大団円、ハッピーエンドで大阪に、暖かい、医学と食の未来の大阪に思いを、最後に「腰を低くし出迎える」さまがなんとも言えない

 良い本との出会いは、ますます楽しい

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