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「トップクラス問題集 さんすう1年」では、「20より大きいかずのたしざん」の中にこんな文章題があります。
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もっているお金で、ビスケットとキャンディをかうと17円あまり、
ビスケットとキャンディとガムをかうと12円足りません。
ビスケットはキャンディより8円安く、ガムより6円高いそうです。
持っているお金は何円ですか。
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こうした問題、確かに難しいです。
こういう問題が解けるようになる工夫って
どんなことでしょう?
私は『基本形』がとっても大事!と思っています。
スポーツでも応用のきく基本の型というものがありますよね。
お茶のお作法でも、ダンスでも
いきなり自力でするから良いわけではありません。
自力でするのは、基本の型繰り返した後に、応用させる時です。
ママラッチさんのブログ☆宝地図を書きこもう♪で、
『基本形』について説明してくださっています。
文章題を解く基本形と言えば
線分図にすること…
つまり棒の長い
短い
を比べることです。
上のトップクラス問題集の問題でしたら、
写真の棒(帯)3本で、
写真のようにもっているお金
ビスケットとキャンディ
ビスケットとキャンディとガム
があらわせます。
「長い長い」と言うとずんずん長い線を描き、
「短い」というと短い線が書けることが、
この基本形です。
それと算数の問題がどこかよその国の妙な出来事でなく、ビスケットとキャンディ
ビスケットとキャンディとガム
と言えば、ビスケットとキャンディとガムの方が
ガムの分多いわ~
と思える気持ちが大事です。
それが算数の反復訓練を受けた子は「算数」という不思議な世界が
あると思っているように、
文章題なったとたん、ビスケットとキャンディ
ビスケットとキャンディとガム
の帯を選ぶ際、長い方の帯にビスケットとキャンディを選んだりします。
(理由をたずねると、「まだその問題習っていないもん」という答え)
特殊な難しいことをしているという思い込みが、
簡単な日常の感覚をにぶらせるのです。
基本形の2
いっしょいっしょ!を見つける
ビスケットとキャンディ
がいっしょだから、赤の飛び出している部分がガムの値段です。
整理して、「いっしょ」を見つける解き方は、
灘中の入試問題でもでています。
まず目に見えるいつも同じ「線」にして
並べて比べて、同じをみつける
どんな難しい問題になっても基本はそればかりです。
難しい問題を解くにはいかにたくさん暗記するか、
いかに訓練してたくさんの技術をマスターするかよりも、
どんな難しい問題も2~3歳児でもわかるレベルの
基本形に瞬時に直すことができる
ことの方が大切です。
子どもに算数を学ばせるには、
基本の形で繰り返し遊ばせながら、
自然と育っていくものを大事にしてあげることです。
お菓子を『配る』『分ける』
それは中学入試にもいつも出てくる基本の形です。
割り算とも分数とも通じています。
おやつの時間、この配ったり分けたりする作業をいろいろ試してみるだけで
自然と算数の得意な子はできあがります。
結構難しいですね^^;
1年生でこれなら6年生はどうなるんだろう?
僕も一緒に勉強することにします。
でも解けたら結構嬉しい「いい問題」ですね^^
2-3歳児でもわかる形に直すのは親の役目。(^^;
なのたんパパ同様、私も勉強しなおさなければと思いました。
大人でも頭では考えれなさそう(汗)
感覚的に分かるようになるためには、普段から柔軟な考えができる頭作りが必要ですね。
おやつでも勉強出来ちゃうのはいいアイディアですね♪
0歳5ヵ月の息子がいます。
幼児教育・早期教育について調べていて、なおみ先生のブログに辿り着きました。
まだ全部は読めていませんが、興味深く読ませていただいております。とても勉強になります。
小学生の頃、算数が苦手でした。
文章題や応用問題なんて、グダグダだったように記憶しています。
「まだその問題習っていないもん」
私もそう答えそうです(笑)
息子には、いっぱいいっぱい、遊びの中で基本を学ばせようと思います。私にその手助けが出来るか、不安ではありますが(^_^;)
私自身1つのことにずっと打ち込んできていたので、先生のおっしゃる意味はよく分かるのですが、そちらの方面ばかりに忙しくし過ぎていて(...というのは言い訳にしかなりませんが^^;)、その方面以外の「あたりまえに感じられること(最レベ問題集とトップクラス問題集の話 1の中に出来たお話です)」がおろそかになっていたような気がしてなりません。
実際、この問題も、見ただけで拒否反応が・・・(汗)
でも、この記事を読ませて頂いて、少しヒントが見えて来たような・・・!?
子ども達と一緒に、1からやり直すつもりで楽しく取り組んでいけたらなぁ~と思っています。
また、レッスンもよろしくお願い致します☆