第32話「災いの種」
頼家がかわいそうすぎる😭 😭 😭
自分の命が助かったことを誰も喜んでくれず、
自分が生死の境をさまよっている間に
妻子は一族もろとも殺されて、
嘘で自分を言いくるめようとする母親のことも
もう信じられない。
北条に報復しようとすれば、かつて信頼していた叔父が
「お前が軽々しく命令するから、仁田死んじゃったじゃん」
ってなぜか自分のせいにして責めてくる。
味方が誰もいない。
泣いて「父上」って呼びかける場面、
かわいそうすぎてもらい泣きしちゃった。
妻子の好物もちゃんと知ってるあたり、
頼朝よりは子どもを気にかけていたのだろうし、
事実を探るために呼んだ相手が和田&仁田ってところも、
人をちゃんと見ている証拠。
「しかるべき後見に育てられれば、
立派なトップになれた」
という描き方をされているところが酷い。
比奈もかわいそうだったね……。
実家の一族を裏切ってまで夫の家に尽くしたのに
この仕打ち。
起請文の誓いを破ったら小四郎がひどい目に遭うからと
自分から離縁を申し出るところ、健気。
無理だとわかっていても、
「行くな」と言ってほしかっただろうに😭 。
非の打ち所がない妻だけど、小四郎は、
彼女にそこまで思い入れがないままだったんだろうな。
自分のことを好きな可愛い女の子と、
八重さんを追っかけてた自分を重ねて
ほだされちゃっただけで。
それなりに愛しくは思っていたのだろうけれど。
北条政範と平賀朝雅の登場、
そして、和田義盛が前回あたりから明らかに
畠山重忠に対する態度を軟化させてるの、
「着々と仕込んでるな……」
とわかる鬼脚本。
【その他いろいろ】
・慈円きた!!
しっかり「愚管抄」してる。
・比企一族の滅亡に怯えるつつじに対し、
平六はまったくの平常運転。
この人のメンタル、どうかしてるよ!
・仁田殿もかわいそうだった……。
吾妻鏡みたいに、北条に討ち取られるよりは
まだ救いがあったけれど。
「相談がある」と言った彼に「後で」と答えたことで
彼を死なせちゃったこと、
小四郎は少しは気にしてるんだろうか。
なぜか頼家のせいにして責めてたけど。
・なぜ自分と仁田が頼家に選ばれたのかという義盛の疑問に
「戦に強くて忠義者で馬鹿」まで言って、
「場数を踏んでる」と言い換える平六、
頭の回転は速いのよね……
・義盛、前回は重忠の返答に反発せず素直にうなずいてるし、
今回は相談相手に平六といっしょに重忠を選んでるし、
重忠は義盛を北条に取りなしてあげている。
知ってる!
こうやって仲良くさせて、悲劇性を高めるつもりなんでしょ!鬼!
・りくさん、鎌倉殿を「頼家」呼ばわり。
・善児が人間になった!!
梶原から譲り受けたあたりから
ちょこちょこ人間味を出してたけど、
自分を好きになってくれた一幡を殺せないと。
自ら一幡を手にかけようとした小四郎との対比よ……。
来週、三郎兄上を殺したのが善児だと小四郎に知られて
始末されてしまうんだろうか。
・比企尼が生きていた!
北条への憎しみや「本当なら自分が将軍だった」って思いを
植え付けるのが彼女だとは予想もできない展開。
でもそれくらいのことを北条は比企にしたんだよな~。