金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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179:町田そのこ『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』

2022-08-17 17:19:18 | 22 本の感想
町田そのこ『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

思いがけないきっかけでよみがえる一生に一度の恋。
そしてともには生きられなかったあの人のこと――。
大胆な仕掛けを選考委員の三浦しをん氏辻村深月氏両名に
絶賛されたR-18文学賞大賞受 賞の
デビュー作「カメルーンの青い魚」。
すり鉢状の小さな街で、理不尽の中でも懸命に成長する
少年少女を瑞々しく描いた表題作。
その他3編を収録した、どんな場所でも生きると決めた人々の
強さをしなやかに描き出す5編の連作短編集。

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登場人物がゆるやかにつながった連作短編集。

正直、一話めの序盤は、
「不良との恋愛とか、昭和か?」
という感想を抱いていたのだけども、
引き込まれるものがあり、
終盤のどんでん返しにまいった。

「生きづらい人々」の物語で、
最終話のDVなど読むのがつらく、
手放しで「好き!」とは言えない。
それでも筆力にねじ伏せられた。
人気の作家さんである理由がわかった。

コメント
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