7月に警察から電話があった。「〇〇さんという方が自宅で亡くなられて発見されました。吉田クリニックの診察券をお持ちだったので何か治療中の重篤なご病気でもあったのでしょうか?」と。これは照会の電話である。しかしお名前に記憶がない。いそいでカルテを見てみると過去に風邪で1回来たきりの高齢の患者さんだった。その旨伝えて電話を切った。
今年の夏は熱中症でお亡くなりになる方がかなり多い。部屋を閉め切ったまま冷房をかけていない状態で発見されるそうである。暑さを感じない、汗をかかない、喉の渇きを感じないというのが危険信号である。冷房で寒ければ窓を開放し、喉の渇きの有無ではなく30分に1回毎の水分補給を心がけてほしいものである。