このような患者さんのお気持ちは分かる。しかしこのまま治療を受けるわけでもなく、かといってお帰りになるわけでもない状態だと、次に待っている患者さんから「待ち時間が長い」と苦情が出る。以前「看護婦3人に押さえつけられて切られた」というご経験がトラウマのようであるので、「こちらではそんなことはしませんのでご自分で治療法を決めて下さい」と選択肢を3つ出した。(①麻酔してから切る ②麻酔がいやなら麻酔しないで切る ③何もしないでそのまま帰る) 過去の経験から麻酔しても痛いだろう。ましてや麻酔しなければ絶対痛い。かといって切らなければ治らないのは患者さんも分かっているので帰らない。この①~③の堂々巡りのサイクルに嵌ったまま患者さんは座ったまま外来を動かないのである。どうにかしてよぉ~(笑)。