吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

昔話8

2010年09月14日 06時31分00秒 | インポート

 ところで、昔は道端には錆びた廃車が時々放置されていることがあった。こんな廃車も絶好の遊び場である。運転席でハンドルを握りながら、悪人の車を追いかけるという遊びができた。「ぐわぁ~ん、ぶぉい、ぶぉ~い、まて! この悪漢どもめ・・・、あ~、道は急カーブだぁ・・」と右のドアに寄りかかったらドアがはずれてそのまま地面に落ちた。運悪く下には鉄筋コンクリートの破砕片があり太い鉄筋が上向きにむき出しで伸びていた。その鉄筋が自分の大腿部の外側に刺さったのである。泣きながら家に帰った。父はゾンデで創を探りながら「おぉ、これは結構深いな」と言いながらリバノールガーゼを傷口に押し込んだ。これがまたとてつもなく痛かったのでまた大泣きした。