しかも医療機関をすぐに受診できないので、修学旅行などで飛行機での移動や登山なども制限されるとのこと。特に高所では酸素が薄く過呼吸になりやすいので要注意だそうである。また練習中、発作を起こし人を射る可能性があるので弓道なども禁止だそうである。未成年の集団に対する包括的な管理のため、厳しめな制限がなされている。一般成人の制限とは随分異なるのはもちろんのことである。この事故の報道とあわせて某てんかん関連団体から「制限や区別をするのは疾患そのものであり、てんかんを持つ個人を差別するものではない」とのコメントがなされた。もちろん一般論としてはその通りである。これはHIV感染者の場合も同じで「感染を拡大するような行為を区別・制限するのであって個人を差別しない」という理念と同じなのである。